JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2018-02-01 | シャック便り
[エア奄美が就航を断念し解散へ]
奄美群島に拠点を置き地域型LCCとしての就航を目指していたエア奄美が就航を断念し会社を解散することになりました。地域型LCCの就航断念は北九州空港をハブとして就航を計画していたエアリンクに続くものです。

エア奄美は徳之島(大島郡天城町)に本社を置き、徳之島空港をハブ空港として奄美群島から沖縄・鹿児島・東京・大阪を結ぶ路線の開設を目指して2016年に設立、2019年の就航を目指していました。恐らくDHC-8-400型機での就航を目指していたようですが、資金が集まらず昨年秋には事実上事業を停止していました。

奄美群島路線はJAL系のの日本エアコミューター(JAC)がほぼ独占してきました。乗客が少ないためプロペラ機での運航が中心となり運賃も高止まりするなど不便で観光客がさらに伸び悩む悪循環に陥っていました。その後2014年にLCCのバニラエアが奄美空港に就航、予想に反して好調だったことからエア奄美が設立されました。

JALグループが対抗としてリージョナル機E170を奄美・徳之島の両空港に就航させた影響もあり、今後の事業が見通せなくなったことも大きいものと思われます。


[J-AIRのCRJ200が退役]
J-AIRのリージョナル機ボンバルディアCRJ200が1/31のJAL2310便をもって退役しました。同じ機材を使用していたIBEXでも昨年9月に全機が退役しており日本の空からはCRJ200が消えることになりました。

CRJ200はビジネスジェット機をベースにした50人乗りの機材で、リアエンジンが特徴的でした。日本では定員50人以下の場合は客室乗務員が1名で済むため運航コストを抑えることができリージョナル路線の収益改善につながりました

しかしながらビジネスジェット機由来のやや無理がある機材で、ドア内蔵のステップで乗り降りするためボーディングブリッジが使えず厳寒期や猛暑では機内の温度が保てない、特に窓側席は極端に窮屈などの問題がありました。のちに「CRJアダプター」と呼ばれるボーディングブリッジと機体を接続するアダプターが開発されましたが、座席の窮屈さは解決できず、J-AIRがエンブラエルを導入すると明らかに見劣りするようになりました。


[SWALジェットが退役]
日本トランスオーシャン航空の前身・南西航空の塗装を再現した「SWALジェット」が1/30の運航をもって退役しました。737-400型機の退役に伴うものです。

ジンベエジェットは737-800型機に代替わりし2代目が計画されていますがSWALジェットについては予定がないとのことです。
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