忘れた頃に続けている摂津八十八カ所巡り、今回はJR東西線沿線で回ってみます。
以前にもご説明の通り四国八十八カ所巡りを模して摂津(大阪府・兵庫県)の寺院を霊場としたもので、戦後途絶えていたものの近年の御朱印ブームなどもあり公式サイトやパンフなどが整備され回りやすくなっています。
大阪市内(谷町四丁目~天王寺付近)に霊場が集まっているなど比較的回りやすいのが特徴です。JR東西線沿線にも数カ所ありますので回ってみます。
スタートはJR尼崎駅から。線路沿いに徒歩で64番の浄光寺に向かいます。
ちなみに住所は「尼崎市常光寺」でお寺とは表記が異なっています。
浄光寺は真言宗善通寺派の寺院です。空海が平安時代に創建したとされ、南北朝時代や戦国時代に焼失しているものの本尊は無事伝えられ続けたそうです。
現在の本堂は鉄筋コンクリートで聖観世音菩薩が本尊です。
お寺の前の道路(園田線)に敷地を取られるなどしたため以前より境内は小さくなっているそうで、境内はコンパクトなのですが、この看板のようにほっこりするお寺です。お寺の方の対応も非常に良かったです。
園田線の向かい側は皇大神社です。
お向かいの浄光寺建立の際に合わせて創建されたとされ、その後付近にあった常光寺城を守る神社となっています。常光寺城は織田信長の伊丹攻めの際に焼け落ちています。常光寺城は神崎川に面しており、尼崎(阪神尼崎付近)や伊丹方面への動きを見張ることができる砦だったと考えられます。
皇大神社は幼稚園を併設しており、神社の方がおられますので御朱印を頂けます。今日は午後から節分祭を行うそうで、ブラックサンダーとか子供が喜びそうなお菓子の箱が用意されていました。
次は加島の富光寺ですが、当日は節分で星祭り(一白水星・七赤金星など各人の星を祈祷し、悪い年は災厄から逃れるよう、良い年はいっそうの開運を祈る行事)でお忙しいようでしたので次回にしたいと思います。
加島駅まで戻り、新福島駅に向かいます。
新福島駅から北に行くとJR福島駅で、この先に「福島聖天通り」があります。
福島聖天こと了徳院の門前商店街です。
4番の了徳院に到着。真言宗東寺派のお寺で歓喜天を本尊としています。水害で縁起が失われているため創建時期は不明ですが、江戸時代に再建された記録が残っています。太平洋戦争の空襲で焼け、戦後に再建されたお寺です。
節分のお祭りをやっていました。
大きな大根の接待があり「2つ食べていって」と頂きました。おいしかったです。
すぐ近くが5番の持明院です。福島聖天と同じく真言宗東寺派のお寺で厄除弘法大師を本尊としています。 摂津八十八カ所の中では最も新しい1915年の創建です。本尊は江戸時代の作で、同じ大阪府内の別の寺にあったものだとされています。
もちろんですが江戸時代の摂津八十八カ所巡りには存在しなかったお寺です。大阪の都市化の中で移転した寺院、やむなく廃寺となった寺院などがあり、霊場は時代によって変わっているようです。
こちらは本堂と庫裏だけの小さなお寺で、賑やかな福島聖天から一転して静かでした。
福島聖天通りには浸漬酒のバーがありました。
リンゴや柑橘類など飲んでみたいけど夜だけの営業みたいですね。残念。JR福島駅に戻りましょう。本日はここまでです。
JR東西線沿線と直通している学研都市線の鴫野駅には他にも摂津八十八カ所の霊場があります。いずれ回ってみたいと思います。
今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
浄光寺 1種を寺務所で授与。直書き。
皇大神社 1種を授与所で授与。直書き。不在の場合は玄関のインターホンを。
了徳院 1種を授与所で授与。直書き。
持明院 1種を庫裏で授与。直書き。
以前にもご説明の通り四国八十八カ所巡りを模して摂津(大阪府・兵庫県)の寺院を霊場としたもので、戦後途絶えていたものの近年の御朱印ブームなどもあり公式サイトやパンフなどが整備され回りやすくなっています。
大阪市内(谷町四丁目~天王寺付近)に霊場が集まっているなど比較的回りやすいのが特徴です。JR東西線沿線にも数カ所ありますので回ってみます。
スタートはJR尼崎駅から。線路沿いに徒歩で64番の浄光寺に向かいます。
ちなみに住所は「尼崎市常光寺」でお寺とは表記が異なっています。
浄光寺は真言宗善通寺派の寺院です。空海が平安時代に創建したとされ、南北朝時代や戦国時代に焼失しているものの本尊は無事伝えられ続けたそうです。
現在の本堂は鉄筋コンクリートで聖観世音菩薩が本尊です。
お寺の前の道路(園田線)に敷地を取られるなどしたため以前より境内は小さくなっているそうで、境内はコンパクトなのですが、この看板のようにほっこりするお寺です。お寺の方の対応も非常に良かったです。
園田線の向かい側は皇大神社です。
お向かいの浄光寺建立の際に合わせて創建されたとされ、その後付近にあった常光寺城を守る神社となっています。常光寺城は織田信長の伊丹攻めの際に焼け落ちています。常光寺城は神崎川に面しており、尼崎(阪神尼崎付近)や伊丹方面への動きを見張ることができる砦だったと考えられます。
皇大神社は幼稚園を併設しており、神社の方がおられますので御朱印を頂けます。今日は午後から節分祭を行うそうで、ブラックサンダーとか子供が喜びそうなお菓子の箱が用意されていました。
次は加島の富光寺ですが、当日は節分で星祭り(一白水星・七赤金星など各人の星を祈祷し、悪い年は災厄から逃れるよう、良い年はいっそうの開運を祈る行事)でお忙しいようでしたので次回にしたいと思います。
加島駅まで戻り、新福島駅に向かいます。
新福島駅から北に行くとJR福島駅で、この先に「福島聖天通り」があります。
福島聖天こと了徳院の門前商店街です。
4番の了徳院に到着。真言宗東寺派のお寺で歓喜天を本尊としています。水害で縁起が失われているため創建時期は不明ですが、江戸時代に再建された記録が残っています。太平洋戦争の空襲で焼け、戦後に再建されたお寺です。
節分のお祭りをやっていました。
大きな大根の接待があり「2つ食べていって」と頂きました。おいしかったです。
すぐ近くが5番の持明院です。福島聖天と同じく真言宗東寺派のお寺で厄除弘法大師を本尊としています。 摂津八十八カ所の中では最も新しい1915年の創建です。本尊は江戸時代の作で、同じ大阪府内の別の寺にあったものだとされています。
もちろんですが江戸時代の摂津八十八カ所巡りには存在しなかったお寺です。大阪の都市化の中で移転した寺院、やむなく廃寺となった寺院などがあり、霊場は時代によって変わっているようです。
こちらは本堂と庫裏だけの小さなお寺で、賑やかな福島聖天から一転して静かでした。
福島聖天通りには浸漬酒のバーがありました。
リンゴや柑橘類など飲んでみたいけど夜だけの営業みたいですね。残念。JR福島駅に戻りましょう。本日はここまでです。
JR東西線沿線と直通している学研都市線の鴫野駅には他にも摂津八十八カ所の霊場があります。いずれ回ってみたいと思います。
今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
浄光寺 1種を寺務所で授与。直書き。
皇大神社 1種を授与所で授与。直書き。不在の場合は玄関のインターホンを。
了徳院 1種を授与所で授与。直書き。
持明院 1種を庫裏で授与。直書き。