JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

屋久島移動運用報告②

2018-02-27 | 移動運用結果報告
2/23(金)伊丹→鹿児島空港→屋久島空港→楠川→永田→一湊→安房
ということで朝の鹿児島行きJAL2401便で出発です。2401便はE90です。リージョナル機なのに広くて全日空のオンボロ737-500より快適です。

J-AIRはE70とE90を合わせて27機持っています。一方全日空でリージョナル機と言えるのはIBEXのCRJ700の9機だけ。十分とは言えずオンボロ737-500を使い続けるか競争力が落ちることを承知でDHC-8-400を使うかしかありません。MRJの納入は2020年以降、一定数揃うのは2023年頃ですから地方路線の空席と高い運航コストで苦しむことは確かです。


飛行機が高度を下げると桜島と新島が見えてきました。過去2回QRVした新島は無人島となりJIAの対象から外れてしまいましたがやはり気になりますよね。今は日・水・金曜日のみ行政連絡船が出ているようです。

ほぼ定刻で鹿児島空港に到着。JAC3741便に乗り継ぎです。鹿児島空港での伊丹便と離島便との乗り継ぎは悪いことが多いのですが、今回ダイヤ上の乗り継ぎ時間は35分ありますから問題なく乗り継げます。

屋久島行きのカウンターに行く前にやっておくことが。鹿児島空港のサクララウンジが改修工事で閉鎖中のため乗り継ぎカウンターで飲み物券を配っています(サクララウンジ入室資格者のみ)。その権利があるのでしっかりもらっておきました。

事前に来ていた案内では飲み物券となっていましたが、こんなセットを出してくれました。お茶はいくらもらっても飲みますから有り難いです。

現在屋久島行きは冬ダイヤのため1日3往復と少なくなっており、輸送力確保のため全便DHC-8-400型機です。

こちらは喜界島行きJAC3781便となるATR42です。よく見ると機体オリジナルのステップを使わずにスロープを使っていますね。これ、確かにお年寄りには乗降しやすいのですが、一旦ステップを引き出してスロープを接続するのでその分時間がかかります。

JACは機材をこのATR42に統一、機材数も減らして今より小さな会社になる予定です。現在SAAB340で運行している伊丹-但馬線がどうなるのか気になっていましたが、JACの機内誌によると2018年度内にATR42に置き換えて引き続きJACが運航するようです。


JACのプロペラ機はバス連絡となります。

南国交通が請け負っており、座席のシート地の模様を見る限り横浜市営バスのお古みたいですね。

鹿児島から屋久島までは35分。開聞岳が見えなくなると早くも種子島が見え、ベルト着用サインが出ます。

屋久島が見えてきました。宮之浦岳をはじめ高い山には積雪が残っています。今年は屋久島も厳しい冬になり屋久杉見物のバスは長期間運休になったようです。


9時35分に屋久島空港に到着。

屋久島空港は滑走路1,500mでジェット化されておらず、町はジェット機による羽田との直航便が実現できるよう滑走路の延長を要望しています。一方で平地の少ない島ですし環境保護も考えなければならず延長には相当高いハードルがあることも確かです。また滑走路を延長すればJAC以外の他社も乗り入れてくることになり増える観光客に対応できるのか疑問です。屋久杉観光も自然保護を考え年間の入域者数を規制すべき状態に来ているのにこれ以上増やしてどうするのかなぁと思います。

荷物を受け取り空港のコインロッカーに使わない荷物を預けておきました。あわせて屋久島交通バスのフリー乗車券を観光協会で購入。2日券をお願いしたら値段が同じ3日券で出してくれました。3,000円になります。


今日は郵便局で風景印をもらいながら合間にQRVする形です。屋久島には8つの郵便局があり、全てに風景印があります(このほか簡易郵便局が何局かありますがこれらには風景印がありません)。お隣の口之永良部島にある口之永良部郵便局にも風景印がありましたが昨年簡易郵便局に格下げされ廃止されています。

昨年は小瀬田・上屋久(宮之浦)・安房でもらっており、残るは北から時計回りで永田・一湊・尾之間・湯泊・栗生の5局です。いずれも島の周回道路沿いの集落にありますが今日の営業時間内に全部を回ることは無理ですから今回は島の北部にある永田と一湊を回りながらQRVしたいと思います。永田まで足を伸ばすバスが少ない上に一部は宮之浦港で別のバスに乗り換えとなるため時刻表とにらめっこして時間を詰める必要があります。


空港から北方面への次のバスは次のバスは9時55分発の宮之浦港行きです。これに乗り途中の楠川温泉から少しQRVしてみます。バス停は「楠川」ではなく「湯ノ川温泉」になります。乗り放題券を買ったらバスの発車まで5分弱。すぐにバスが来ました。

湯ノ川温泉バス停に到着。QRVできる時間が短いのでGoogleの衛星写真で見つけていた場所へ急ぎます。県道からやや外れ、人気のなさそうな場所です。次のバスまで設営・撤収込みの1時間13分が勝負です。


風が強くアンテナを張るのに少々苦戦しました。レジャーシートやアンテナを入れているビニール袋が飛ばされないよう注意し設営しました。アンテナを張り10時14分にスタートです。

スタート直後からコンスタントに呼ばれるようになりました。有り難いです。2・3エリアが強いです。平日なのでQRMが少ないのが有り難いです。

10時30分を過ぎると1・9エリアが増えてきました。QRVできる時間が短いことを話していたら皆さんショートで進めて頂けました。


次のバスの時間となりましたので10時48分で終了、撤収します。楠川温泉からは30分少々と短かったものの41局でした。さらに1時間後のバスという手もあるのでしょうがこれだとお昼を食べることができないので致し方ありません。


後続のバスは湯ノ川温泉発11時18発で宮之浦港止まりです。永田行きは宮之浦港発12時55分発までなく、1時間以上待ち時間があります。ひとまず宮之浦まで行き昨年お昼を食べた「パノラマ」で早めのお昼にしたいと思います。

その前に益救神社に行ってみます。「やく」と読み、屋久島の総鎮守です。なんと9世紀に創建されたとされ、平安時代の延喜式に記載がある古い神社です。いかにも南国の神社という風情ですね。

昨年もお参りしたものの神社の方が不在で御朱印を頂けませんでしたが、今年は授与所の窓が開いており声を掛けたら快く頂くことができました。


でもって「パノラマ」でお昼です。お客の少ない冬は昼の営業をお休みしていたみたいですが、再開したところとのこと。まだオフシーズンの平日ですからお客は私だけでした。ポキ丼と味噌汁のセットにしました。美味しいです。

ご主人と話しながら食べてましたが、なんと福岡のご出身とのこと。競争の激しい大名(天神の西隣)でお店をやっていたこともあるそうですが屋久島ののんびりした環境の方が性に合っているのかなとのこと。バスの時間を忘れそうになるくらい話してましたhi

「パノラマ」は夜もやっているのですが宮之浦発安房行きのバスの最終は18時8分ですから残念ながら・・・となります。宮之浦は民宿か高めのホテルしかなく、グリーンホテルのように気軽に泊まれないのが残念です。


急いでバス停に戻りました。宮之浦港行きが到着。終点の宮之浦港で乗り換えて永田に向かいます。

宮之浦港にフェリー屋久島2が入港してきました。折田先生像じゃなかった折田汽船が鹿児島南埠頭-屋久島宮之浦間で運航しています。1993年に石巻のヤマニシで建造された3,392t・航海速力21.8ノットの船で屋久島への生活必需品の物流を担っています。

この船の到着を受けて永田行きのバスが発車します。乗客は私を入れて3人だけ、2人は5分ほどで下車しましたので40分近く貸切でした。


続きます。
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