JF4CADの運用日誌2.5

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名古屋中村&錦御朱印巡り①

2024-01-27 | 御朱印めぐり
少しずつ続けている名古屋の御朱印巡り、今回は中村区から錦・栄方面を巡ってみましょう。

名古屋が尾張の中心となるのは江戸初期の清洲から名古屋への城や町人の移動(清洲越し)以降のことで、せいぜい400年の歴史しかありません。しかしながら徳川家が経済の中心に据えたこともあり市内には多くの寺社が残っています。


大阪から朝一番の快速(長浜行き)に乗ると米原と大垣で乗り換えれば名古屋には9時14分に着きます。御朱印巡りにはちょうどいい時間からスタートできます。

名古屋駅で下車し、地下鉄東山線に乗り中村公園を目指しましょう。「ドニチエコきっぷ」という市営地下鉄や市営バスに1日乗り放題の切符を買うとお得です。620円と安いです。

名古屋の地下鉄は昼間は10分毎が基本ですが、東山線は銀座線並みの小型車の上に利用が多く5分毎で便利です。ちなみに市内中心部の市営バスは30分毎の運転という路線が少なくなく、ほとんど使い物になりません。

中村区の中村公園駅に到着。中村は豊臣秀吉の出身地で、生まれた地とされる付近を中村公園として整備しています。

駅前には豊国神社の巨大な鳥居があります。1929年に住民らの寄付で完成したものだそうで高さは24mあります。

脇には和菓子屋さんがあり戦前から賑わった町であることがよく分かります。何事も大きくて派手なのが好きだった秀吉を祀る神社らしい広い参道を進み豊国神社に向かいます。

豊国神社は中村公園の中にあり、1885年に当時の愛知県令であった国貞廉平らが発起人となり創建されています。

秀吉の出自についてははっきりせず、父親が木下弥右衛門であるかも確たる証拠がないようです。弥右衛門も足軽・農民・さらに下層の身分など様々な説がありますが、いずれにせよ信長や家康のようにはっきり出自が分かる身分ではなかったのは確かだと考えられます。

豊国神社の御朱印です。今回は帳面書きでお願いしましたが、書き置きになる限定御朱印は美濃和紙に書いているそうです。


中村公園には常泉寺もあります。

1606年に加藤清正が創建し、一族の日誦を初代とした日蓮宗の寺院です。清正は熱心な法華経信者で、旗印は「南無妙法蓮華経」でしたし、熊本の墓所も日蓮宗の本妙寺にあります。

こちらも境内が秀吉の生誕地としています。いずれにせよ中村公園の中ってことのようですね。境内には井戸があり、秀吉の産湯に使ったとしています。井戸はその頃からあったとされています。

本堂に上がらせてもらいました。撮影可とのことでしたので内陣をご紹介します。

また大阪城にあったとされる木食上人作の秀吉像も安置されています。常泉寺は一度焼けており、その際に秀吉像も焼けたそうで修復されたものの、年々顔が変わっていっているそうです。

常泉寺の御首題です。

続きます。
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