今回はホテルを選ぶとき、大きな五つ星ホテルじゃなくて、petit hotel 『プチホテル』みたいな、可愛らしい小さなホテル、をコンセプトに。
でももちろんサービスは最高な評価があるところを探しました。
最後まで候補に残った一つが Hotel Particulier Montmartre(オテル パーティカリア モンマルトル)
(どうしてもパティキュリアと読んでしまいますが)
ロンドンに住む友達がとてもいいよというのでネットで見ると
モダンさとアンティークっぽさがシックにアレンジされていて乙女心(当社比)をそそるいい感じです。
(以上の写真はネットよりお借りしました)
アンティークが好きで、本来乙女である家族Bはもちろんここが気に入って、「ここにする!」と主張していましたが、結局交通の便が悪い、ということで、別のホテルに泊まることしました。
(泊まったのはオペラ座にほど近いサンラザール駅前の Londres Et New York というホテル。また詳しくご紹介しますね)
でもせめて食事ぐらいしようよ、とある日のブランチにパーティカリア・モンマルトルに出かけました。
モンマルトルのはずれのほうにあるはずのホテル。
ここら辺の横道を上がっていくはず、とうろうろするけれど、道がない・・・・
「この辺のはずだけど」と地図を片手にいったりきたりするB。
疲れて道端に佇むわたくし。
ふと見ると、小さな坂道を上ったところに高い柵の門がある。
何の看板もなく、「Voie Privee」と書いてある。(プライベート・ロードっていう意味?)
関係者以外立ち入り禁止の雰囲気。
こりゃあ、個人の邸宅って感じよね。
でももしかして・・・
「ねえ、この坂を上って門を入るんじゃない?」
と、試しに坂を登って門を押したり引いたりしてみたけど頑丈な門は鍵が掛かっていてびくともしません。
ふと横を見ると小さなインターフォンが。
あ、ちいさくHotel Particulier Montmartreって書いてある!
「こ・・・これを押すんじゃないの・・・?」とおそるおそる押してみて、
「そ・・・そちらのレストランに行きたいものですが・・・」と言ってみると、おお!バチンと音がして門の鍵があくじゃないですか。
で、やっとこさそこを通ってさらに坂を上ると
また何も書いてない分厚い鉄の扉。・・・なんのクエストなんだ、これは。
でもおそるおそる触ってみると、さっきのインターフォンで開けてくれたらしく、この鉄の扉は鍵が開けてありました。
中には瀟洒な白い建物が。
お庭もきれいです。
通されたのは窓際と壁際に二つのテーブルがある個室。
(この写真、椅子に置いたマイ・バッグのレジ袋と脱ぎ捨てたダウンが見苦しくてすみませぬ・・・)
なぜか暖炉の上の鹿の頭がお出迎え。棚にはキツネとか鳥のはく製もいっぱい。
窓の横の本棚には古い本が並び、古本好きのBは大喜び。
メニューはビュッフェ式。
ブランチなので、卵料理、サラダ、ソーセージ、パテ、チーズ、ハム、カヌレ、クロワッサン、パンケーキ、フルーツなど、ごく普通のものしかありませんが、味はどれも美味しかったです。
静かで優雅で、雰囲気は満点。
で、ゆったりと食事を始めると・・・
・・・しばらくして、マネージャーのような人が来て何事か告げた。
多分「隣のテーブルに特別な客がくるけど、気にしないで食事をしてください、ごめんね」・・・・とか言われてる気がする。
「ウィウィ!」とかいつものように適当に答えていると・・・
なぜかどやどやとカメラと照明が入り、え?何事?と聞くとちょび髭の照明さんが肩をすくめて笑う。
やがてどこかで見たような気がする、ちょいとハンサムな男性と、アナウンサーのような女性が入ってきて
隣のテーブルで何かの撮影が始まりました・・・・
これは誰なのか? 何の撮影なのか?
気にしないでといわれても気になりますがな。
でも早口のフランス語の会話はほとんどわからない・・・。
アナウンサーのインタビューに男性が答えて15分ほどで謎の撮影は終わり、撮影隊は瞬く間に引き上げ。
呆然と見送る私たちに、照明さんは軽いウインクを残して「チャオ!」と去っていきました。
あれはなんだったのだろう?
(実はこのインタビュー、私のカメラで動画でも撮ったので、いつかフランス人の友達に見せて、誰なのか、なんなのか追究してみたいと思っておりまする。)
さてお食事が終わって、例の分厚い鉄の扉から出たのですが、扉を閉じた途端、ガチャン!と閉まるカギ。
そして道には鍵の閉まったあの柵の門が。
「なんで扉を閉じちゃうのよ! これじゃ道に出られないし、誰にも聞けないじゃないよ!」と怒るB。
道を来た時と逆の方向に階段を降りてみても、また柵の門があり、鍵が閉まっている…
「じゃ、柵から手を伸ばして外のインターフォン押して『出たいの!』と叫んで開けてもらえばいいよ」と柵に近づき、柵の間から手を伸ばそうとしつつ、ふと横の壁を見ると柵の内側に小さなボタン発見。
なんにも書いてないけど・・・、ええい!
と試しに押してみると、がちゃん!と鍵が開き、無事に外界に出られたのでした。
あ~~ ドラゴンクエストやっといてよかった。
(押してもだめなら引いてみな、飛んだり跳ねたりして、ボタンがあったら押してみな、というのは全部ロールプレイングゲームで習ったのであった)
今冷静に考えると、ホテルなのにあの要塞のような幾重もの厳重なカギと門は変でしょう。
建物にすら看板がなかったし。
多分私たちは・・・「裏口」(または「猫入り口」ともいう)から侵入していたのではないかと思います。
どこかにするすると入れる人間用「表口」があるに違いない。・・・多分。
ま、でも面白かったから思い出の一つとして良しとしましょう。
・・・と言っておきまする。
でももちろんサービスは最高な評価があるところを探しました。
最後まで候補に残った一つが Hotel Particulier Montmartre(オテル パーティカリア モンマルトル)
(どうしてもパティキュリアと読んでしまいますが)
ロンドンに住む友達がとてもいいよというのでネットで見ると
モダンさとアンティークっぽさがシックにアレンジされていて乙女心(当社比)をそそるいい感じです。
(以上の写真はネットよりお借りしました)
アンティークが好きで、本来乙女である家族Bはもちろんここが気に入って、「ここにする!」と主張していましたが、結局交通の便が悪い、ということで、別のホテルに泊まることしました。
(泊まったのはオペラ座にほど近いサンラザール駅前の Londres Et New York というホテル。また詳しくご紹介しますね)
でもせめて食事ぐらいしようよ、とある日のブランチにパーティカリア・モンマルトルに出かけました。
モンマルトルのはずれのほうにあるはずのホテル。
ここら辺の横道を上がっていくはず、とうろうろするけれど、道がない・・・・
「この辺のはずだけど」と地図を片手にいったりきたりするB。
疲れて道端に佇むわたくし。
ふと見ると、小さな坂道を上ったところに高い柵の門がある。
何の看板もなく、「Voie Privee」と書いてある。(プライベート・ロードっていう意味?)
関係者以外立ち入り禁止の雰囲気。
こりゃあ、個人の邸宅って感じよね。
でももしかして・・・
「ねえ、この坂を上って門を入るんじゃない?」
と、試しに坂を登って門を押したり引いたりしてみたけど頑丈な門は鍵が掛かっていてびくともしません。
ふと横を見ると小さなインターフォンが。
あ、ちいさくHotel Particulier Montmartreって書いてある!
「こ・・・これを押すんじゃないの・・・?」とおそるおそる押してみて、
「そ・・・そちらのレストランに行きたいものですが・・・」と言ってみると、おお!バチンと音がして門の鍵があくじゃないですか。
で、やっとこさそこを通ってさらに坂を上ると
また何も書いてない分厚い鉄の扉。・・・なんのクエストなんだ、これは。
でもおそるおそる触ってみると、さっきのインターフォンで開けてくれたらしく、この鉄の扉は鍵が開けてありました。
中には瀟洒な白い建物が。
お庭もきれいです。
通されたのは窓際と壁際に二つのテーブルがある個室。
(この写真、椅子に置いたマイ・バッグのレジ袋と脱ぎ捨てたダウンが見苦しくてすみませぬ・・・)
なぜか暖炉の上の鹿の頭がお出迎え。棚にはキツネとか鳥のはく製もいっぱい。
窓の横の本棚には古い本が並び、古本好きのBは大喜び。
メニューはビュッフェ式。
ブランチなので、卵料理、サラダ、ソーセージ、パテ、チーズ、ハム、カヌレ、クロワッサン、パンケーキ、フルーツなど、ごく普通のものしかありませんが、味はどれも美味しかったです。
静かで優雅で、雰囲気は満点。
で、ゆったりと食事を始めると・・・
・・・しばらくして、マネージャーのような人が来て何事か告げた。
多分「隣のテーブルに特別な客がくるけど、気にしないで食事をしてください、ごめんね」・・・・とか言われてる気がする。
「ウィウィ!」とかいつものように適当に答えていると・・・
なぜかどやどやとカメラと照明が入り、え?何事?と聞くとちょび髭の照明さんが肩をすくめて笑う。
やがてどこかで見たような気がする、ちょいとハンサムな男性と、アナウンサーのような女性が入ってきて
隣のテーブルで何かの撮影が始まりました・・・・
これは誰なのか? 何の撮影なのか?
気にしないでといわれても気になりますがな。
でも早口のフランス語の会話はほとんどわからない・・・。
アナウンサーのインタビューに男性が答えて15分ほどで謎の撮影は終わり、撮影隊は瞬く間に引き上げ。
呆然と見送る私たちに、照明さんは軽いウインクを残して「チャオ!」と去っていきました。
あれはなんだったのだろう?
(実はこのインタビュー、私のカメラで動画でも撮ったので、いつかフランス人の友達に見せて、誰なのか、なんなのか追究してみたいと思っておりまする。)
さてお食事が終わって、例の分厚い鉄の扉から出たのですが、扉を閉じた途端、ガチャン!と閉まるカギ。
そして道には鍵の閉まったあの柵の門が。
「なんで扉を閉じちゃうのよ! これじゃ道に出られないし、誰にも聞けないじゃないよ!」と怒るB。
道を来た時と逆の方向に階段を降りてみても、また柵の門があり、鍵が閉まっている…
「じゃ、柵から手を伸ばして外のインターフォン押して『出たいの!』と叫んで開けてもらえばいいよ」と柵に近づき、柵の間から手を伸ばそうとしつつ、ふと横の壁を見ると柵の内側に小さなボタン発見。
なんにも書いてないけど・・・、ええい!
と試しに押してみると、がちゃん!と鍵が開き、無事に外界に出られたのでした。
あ~~ ドラゴンクエストやっといてよかった。
(押してもだめなら引いてみな、飛んだり跳ねたりして、ボタンがあったら押してみな、というのは全部ロールプレイングゲームで習ったのであった)
今冷静に考えると、ホテルなのにあの要塞のような幾重もの厳重なカギと門は変でしょう。
建物にすら看板がなかったし。
多分私たちは・・・「裏口」(または「猫入り口」ともいう)から侵入していたのではないかと思います。
どこかにするすると入れる人間用「表口」があるに違いない。・・・多分。
ま、でも面白かったから思い出の一つとして良しとしましょう。
・・・と言っておきまする。
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