ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

炎の門―小説テルモピュライの戦い

2005-11-07 | 読書
終わりを潔ようすることが
もののふの道の 要諦ならば
われらにこそこのとくを
万人にも超えて
運命は授けてくれたのだ
ヘルラスのために 自由をまもると
きおいたたかい
永劫の誉れを享けて いまここに
我ら眠る


              (呉 茂一訳『ギリシア抒情詩集』シモニデスの詩 岩波書店より)
               (テルモピュライの戦いの後に書かれたらしい)


以前の記事で、デイジー(デヴィッド・ウェナム)とジェリー(ジェラルド・バトラー)の出る映画、「300」について書きましたが、このギリシャでの有名な「テルモピュライの戦い」について書かれた小説、
炎の門―小説テルモピュライの戦い炎の門―小説テルモピュライの戦い を読みました。

お友達がみんな買ってるので、私も・・・という感じで・・・(ミーハー)

面白かったです!
200万vs300人。まさに壮絶な7日間の戦いです。
これを映画化したら、ものすごいだろうな~~

でもジェリーがこの役、
クセルクセスはロドリゴ・サントロ君、なんて考えて読んでたら、もうかなり鼻血・・・・・


デイジーが何の役なのかは、IMDbを見ても載ってないんですが・・・・
もしかして、一人だけ生き残ったという、スパルタ兵の従者クセオネス・・・?


スパルタについては、知れば知るほど面白い国ですね~

隷属農民の「ヘイロータイ」ってのが市民の10倍いたらしいんだけど、「狩の対象」になったそうです・・・・。
市民の訓練で畑にいるところを襲撃! こわいよ。

市民(=軍人)は、生まれてすぐに部族長の選別で虚弱な子はタイゲトス山の深い穴に捨てる・・・・・jesterは捨てられてます・・・・。

そして7歳にして家庭から離れ、ギムナジウム生活(違)
(裸で過ごす習慣をつける) ←DDさん情報・・・

30歳で家族を持てるようになるけれど、夕食は戦士たちと共同会食だそうです。

60歳でやっと兵役解除、長老会にはいる・・・・・

よく「スパルタ式」っていうけれど、まっことすごい世界なんですね~~

でもね、学問や文化はほとんど発達しなかったそうです。

よかった、スパルタに生まれなくて。



デイジーの出るオーストラリアのドラマ、Answered by Fireのトレーラーについて、JUNeK-CINEMAでご紹介しております~