ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

Shall we dance?

2005-05-12 | 映画 DVD TV
実は映画館で見るかどうか微妙だったんです。

理由その1;日本版がそれほど好きじゃなかった。
「そりゃあ中年の男は若い綺麗な女とのこういう恋にあこがれるだろうけどさ、長年連れ添った妻はどうなる?」みたいにちょっとおもっちゃったの。
倦怠期の夫の気持ちは分かるんだけどね。妻だって同じだもの。でも、日本版では妻の救いがなくて・・・。
私は映画を見るとき、登場人物の誰かに強く感情移入してみるタイプで、自分が女なので、女が寂しいのはいやなんです。

それと、竹中直人とか脇役陣の濃ゆい演技がちょっと・・・・。笑えるんだけど、濃すぎて乗りきれないんだよね・・・。舞台劇用の演技みたいにオーヴァーな気がしちゃって私にとってはリアリティがないというか。

リメイク版では、ラストが替わっていて、長年連れ添った妻に救いがありました。テーマもちょっと替わっていたし。このちょっとが結構大きかったデス。

脇役陣もまず、スーザン・サランドンが好きだし素敵だったし(このしと、1946年生まれなんだよね~~綺麗だ~~。それに言葉の発音がクリアで好き。詩の朗読とかして欲しい。)、竹中直人の役のスタンリー・トゥッチ(ターミナル)なんかもそれほど濃くなくて、私としてはみてて安心感がありました。

理由その2;リチャード・ギアは、Officer & Gentleman(古い!)のころは好きだったんだけど、その後どうもプレィボーイ(私生活が)の雰囲気があって、微妙だったのよ。遊び人の男には痛い目にあってるからね。(爆)
でも今回のは良かったデス。シャイで真面目な男の人って感じを良く演じてました。
やっぱりタキシードにバラの花が似合うし・・・・。う~~ん、いい色気出してる!いぢめたくなる野郎だぜ!年取っていい味になってきたね、ギア。(なれなれしい)

んでもって、おお泣きしたのは、スーザン・サランドンの演じる奥さんの役に共感したからデス。それなりに年取ってきた女性として、男性の中で自分がどの程度の価値があるのか揺れる気持ちって分かる…。
だんだん外観が変わり、若くてぴちぴちしてるジェニファー・ロペスみたいなおねいちゃんと比べたら(比べるな)、女性としての魅力は本当のところどうなのだろう、なんて考える今日この頃。
実際にはこんな素敵な男はそういないよな、っておもいつつも、ラストはぐしょぐしょに泣いてしまっただ・・・。結局「青い鳥」ってことですか。日常生活を大切にしよう、って思いました。

ということで、私の見方はかなりひねてるかもしれないんだけど、やっぱり見てよかったとおもってます。もう一回見たいし、DVDは買い!
夜のダンス教室のレトロな外観も素敵だったし、なんかダンスしたくなってきたよ!(単純)(昨日は「ウィンブルドン」みてテニスがしたくなっていた)