Curiosityが太陽面を通過する水星の姿を捉えました!
上の画像が2014年6月3日にMastCam_Rightを使用して撮影したものです。
2つの太陽黒点の上を水星が約1時間で移動する様子が捉えられてますね。
水星がぼやけているのは、MastCam_Rightのピクセルの約6分の1の大きさだからです。
1番左が最小限手を加えた自然な画像です。
2番目は、周辺をマスクしたものです。
3番目は、コントラストを強調しています。
4番目は、水星の太陽面通過軌道を線で示しています。
1番右は、2つの太陽黒点(AR2077とAR2079)と水星の位置を表示しています。
因みに、この太陽黒点は、地球と同じ大きさです。
ビデオ画像は、こちらです。
MastCam_Rightについては、こちらとこちらをご覧下さい。
地球以外の惑星から他の惑星の太陽面通過を撮影したのは、初めてのことです。
もちろん、火星から水星を撮影したのも初めてのことです。やった!!
従来、金星の太陽面通過は、太陽系の大きさを測定するために利用され、水星の太陽面通過は、太陽の大きさを測定するために利用されているそうです。
地球からは、2012年6月に金星の通過が観測され、水星は、2016年5月9日に見ることが出来ます。
ただし、火星からのほうが太陽面を通過する惑星の観測では、水星と金星に加えて地球も観測できるので地球よりも有利です。
*火星に行きたくなった人もいるかも・・・
今後、火星から見ることが出来る惑星の太陽面通過は、以下の通りです。
水星:2015年4月
金星:2030年8月
地球:2084年11月
*待ちどうしい~と言うか、待ちきれない・・・