火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

ダストデビルも来ず順調です

2012-08-11 11:52:55 | MSL

NASAのMSLサイトの「Latest MSL Updates」の8月11日 08:34:28 AM UTC+0900 付けニュースでCuriosityの状態は、良好とのことです。
Curiosityの 両方のredundant main computersに"brain transplant"を実施するのに今晩から開始して13日まで掛かるようです。
このことによって、Curiosityの自律走行性能が高まり、結果として安全に移動できる距離を伸ばすことになります。

Curiosityの着陸地点のブロックを「Yellowknife」と名付けています。
相変わらず、「1-mile (1.3-kilometers) wide」と言ってますが、1mile=1.6km では無いのでしょうか?
下記は、MROのMars Color Imager instrumentによる8月5日(Ls=150.2)04:40 UTC (13:40 JST) の火星の様子です。
CuriosityのEDL時の気象条件等を確認する為、撮影されたそうです。
7月31日にGaleクレーターの南西にdust storm が確認されましたが、8月2日には、不活発なdust cloudとなりました。
結局、Galeクレーターには、やってこなかったとのことです。

下図は、過去の着陸機とCuriosityの着陸のターゲットの範囲の比較です。
背景の地形図は、NASAのMars Global Surveyorが取得した地形データーをESAのMars Express のデーターと併せて作成したものです。
Vikingは、相当アバウトな大きさです。Curiosityは、Phoenixと比較しても7%程度の狭いターゲットでした。
今回Curiosityが行ったhypersonic guided entryは、NASAの Apolloの遺産だったとのこと。
素晴らしい!経験が引き継がれているんですね。

Impactcloud      着陸実績

  

CuriosityのEDLの臨場感あるアニメです。

コメント
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