柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

道草その1

2005年12月15日 | 旅行など
 「オーロラグループ忘年会」の翌日(12/10 日曜日)のことです。
「たいらビューホテル」での朝食時、グループのコーディネーターXXHさん、相談役EUYさんと一緒になった。お二人とも市内在住なのに、わざわざ泊まっていただいたのである。ホスピタリティーに感謝!
 私たちの今日からの「道草道中」の相談に乗ってもらった。
いつも、帰り道はあちこち道草をしながら帰ることを楽しみにしているのである。
結果として、いわきから一路海岸線を南下して、水戸のユースホステル泊まりのコースとした。

 EUYさんとSCYさんの乗る車に先導していただき小名浜に向かう。観光物産センター「ら・ら・ミュウ」で、たくさんの干物(いわき特産めひかり)などをおみやげにいただいてしまった。
私たちも、お正月用やおみやげ用にたっぷりと買い込んだ。ここのお魚類はとにかくおいしいのである。宅急便で発送していただいた。

 EUY、SCYさんたちとは6号線にでるまで車で案内をいただき、僕たちの車は一路茨城へと向かった。この間、私たちの無線のやりとりを聞きつけて、いわきの皆さんが次々と声をかけてくださった。その情の厚さに、思わずほろりとなってしまった。やっぱり来年も来よう!

 うっかり、勿来の関を通り過ぎてしまった。6号線も内陸部に入ってきた。
そこで、ぐいと左へハンドルを切り海岸線にでるべく走行していたら、突如予期せぬ場所に到着していた。
 なんと「岡倉天心記念館」ではないか。天心ゆかりの記念館や施設を一回り。
改めて天心のスケールの大きな人柄や活躍に目を奪われた。
写真は、天心が心の癒しを求めた空間「六角堂」である。彼は和魂洋才をもって、新しき日本画を目指し、横山大観はじめ多くの画家を育てたのである。
彼は「アジアはひとつなり」として東洋に軸足を置き、ボストン美術館でも活躍している。このようなことは、どこぞの国の首相も学ぶべきである。

 実は、天心堂は新潟県妙高市にもあり、天心のことはそれとなしに知ってはいた。今回は彼の著書「東洋の理想」と「茶の本」の2冊を求めてきた。
このような思いがけない出会いほど感激するものはない。

 次に、しばらく走ると「野口雨情記念館」があった。
ああ、この詩(童謡)も彼の作詞だったのか、というくらいたくさんのなつかしい童謡の数々。茨城にはすてきな方が輩出されて、今でも大切にされているんだなあ、と感じた。

 すこし、時間がかかったが一部常磐道も利用して、「大洗海岸」を目指した。
息子家族がよく出かけることもある海水浴場なので見てみたいと思っていた。
ホテルなども完備されていて、きれいな浜辺を見て安心する。

 ナビを水戸市の「偕楽園ユースホステル」にセット。暗くならないうちにと急いだ。水戸の中心部大通りを通過して、ようやく千波湖も近いYHに到着。
このYHは茨城県立青少年会館の4階部分の宿泊施設がYHになっていた。
 宿泊は私たち夫婦のほかに男女一人ずつの計4人であった。
ツインの部屋が利用できて、ぐっすり休むことができた。

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