柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

ロマンの泉美術館

2007年01月16日 | お出かけ
 昨日のことである。「弥彦山山麓」を通過することとなった。

 この「弥彦村」はどことも合併せずに、がんばっている。
昨年の秋深い頃、「弥彦の丘美術館」に立ち寄り至福のひとときを過ごしたのであった。
そのときに、もうひとつの美術館にも立ち寄ったが休館日であった。

 昨日は、ちょっと道を外れてそのときの美術館「ロマンの泉美術館」を訪ねてみた。
      
 重厚な木製のドアーを開けると、とたんに古いヨーロッパの時代にタイムスリップしてしまった。
いきなりミュージアムショップのアンティークな小物類の展示である。
回廊には数々のヨーロッパ絵画のコレクションが展示されて、二階へと導かれる。

 もともとこの美術館は蔵書票(エクスリプリス)のコレクションで日本唯一の美術館のようである。
さしずめ日本であれば、個人の蔵書に押印される「蔵書印」に当たるものが「蔵書票」である。
蔵書の所有者名や版画作家の名前も入った「はがき」よりやや小さめの「版画」で、それを蔵書に貼り付けたらしい。
それ自体が大変芸術的にも優れた作品が多く、ここでのコレクションは世界的にも貴重なものとか。

 さて、階下に導かれると、そこはレストラン「バイロス館」である。
          

 おそるおそる入ってみる。
アンティークな大きな暖炉やピアノなどが置いてある。すばらしい。
まるでよき時代のサロンといった雰囲気である。
         
             
 レストランのテーブルなどもアンティークなもので、とても雰囲気がいい。
コーヒーやジュースに自家製フランスパン、ジェラードなどで、軽くお腹を満たして雰囲気を楽しんだ。

 だがこの素敵な時間がまもなく破られたのである。
どかどかと入ってきた若い3人の男女が、一斉に3人ともタバコを飲み始めたではないか。タバコの煙と匂いが充満し始めた。

 夢から覚めたようにして、急いで外に飛び出したのであった。

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