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「花粉症について」

2013年03月07日 | ムサシ

1 健康論について今後も書き続けるかについては,まだ結論が出ておらず,深い迷いの中にあるが,結論は留保したまま,また書いている。おそらく私はお節介病の重症患者なのであろう。
2 最近春らしくなってきて,花粉症の季節になったようである。私は最近もう片手に余る位の人から花粉症に悩んでいると聞かされて,お節介かと思いつつも,また健康配達人を演じている。
3 3年ほど前にも,花粉症のことをこのブログに書いた筈であるが,私も花粉症の重症患者となってから既に30年が経過した。忘れもしない昭和57年の2月末のある朝,千葉市に住んでいたときに花粉症が発症した。朝の洗顔時に突然,猛烈な瞼の痒みに襲われたのである。早速病院に駆け付けて診察を受け,「花粉症」と診断された。
4 飲み薬を処方され,症状は軽減したものの効き目は完全ではなく,憂鬱な状態が継続した。毎年2月20日過ぎから4月20日過ぎまでの2か月間,毎年キッチリと苦しんできたのである。堂々たる(優秀な?)花粉症患者といえるだろう。それが平成12年までの19年間続いた。そして不思議なことに,ある時以降花粉症で苦しむことは全くなくなったのである。ある医院で処方された飲み薬が劇的に効いたのである。最近は機会あるごとにその話をして,多くの友人達に感謝されている。
5 私はテニスを趣味としており,時にテニス会にも参加する。今から10数年前の秋にテニス大会で転んで膝を痛めた。治療を受けるほどではなかったので放置していたところ,半年ほど経過しても痛みが取れず,ただごとではないと心配した。そこでテニス仲間の紹介で,ある医院を訪れ,膝にシップ薬を張ることで,1か月もせぬ内に軽快し完治した。
6 偶然その医院の壁に,「当医院は花粉症の治療を行なっています」という張り紙がしてあった。2月中旬のことであったと思う。そこで私は重症の花粉症患者であることを告げて治療をお願いした。血液検査を受け,次会通院の際に飲み薬を渡された。この薬が劇的に効いたのである。それから10年余りが経過した。その間何種類か薬は変化したように思う。そして私はその後花粉症に苦しむことは全くなくなった。
7 おそらく花粉症の研究が進歩したのであろう。私は,もう誰もが花粉症の苦しみから解放されていると思っていたが,病院で治療を受けているのに,今なお花粉症に苦しんでいる友人や知人が多いことを知り,驚いている。原因はよく分からないが,薬により効果も異なるであろうし,同じ薬が人により効き目が違うということもあろうか。
8 私は花粉症に苦しんでいる友人などに,その薬の名前や医院名を教えることが多いが,この欄に薬品名を書いてよいものかどうか,判断しかねている。私が飲んでいる薬は,眠くもならないし,全く異常は生じない。先日花粉症の薬を飲むと眠くて困るという人がいたので,薬品名を教えたあげたが,掛かり付けの医師に聞いてみると言っておられた。今日,同じビルのエレベーターの中で,乗り合わせた若い弁護士に,「いよいよ春ですね。」と言ったら,「花粉症に苦しんでいます。」と彼が答えたので,早速お節介をやいたことから,今日のこのブログを記載することになった。
9 花粉症で苦しんでいる人は,掛かり付けの医師に,このような話を聞いたとして,ねばり強く質問してみるのがよいと思う。(ムサシ)