先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

白老にアイヌ工芸直売店3棟が来月上旬オープン

2011-01-27 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2011年1月26日(水)朝刊】

 白老・アイヌ民族博物館入場口近くの町有地に、アイヌ伝統工芸品直売店3棟の建設が進んでいる。民芸会館「ミンタラ」が閉館してから1年3カ月、土産店関係者にとっては「待ちに待った」施設。2月上旬にもオープンする予定だ。
 ミンタラでかつて営業していた事業者を含む白老観光商業協同組合の関係者らが全額出資して建てている。年間約20万人の同博物館来館者に「白老ならではのお土産を提供し、楽しんで帰っていただきたい」という思いを強く持った。
 国によるアイヌ民族の象徴的共生空間の設置が事実上白老町に決定、空間・施設整備が今後進められることから、店舗は「仮設置」になる。
 旧ミンタラ跡地でもある町有地に建つ木造の店舗は26平方メートルが1棟、32平方メートルが2棟。1棟に複数の業者が入り、木彫りや刺しゅう製作を実演、アイヌの伝統工芸品を販売する「伝統工芸館」の役割を担う。
 同組合専務理事でミンタラで長年店を出していた盛悦子さんは「15カ月は長かったが、待ったかいがありました。関係者には本当に感謝しています」と話す。
 ポロト湖畔のランドマークともなっていたミンタラは、売り上げの落ち込みなどから一昨年10月に36年間の歴史に幕を閉じ、その後解体されて更地になっている。同博物館来館者から土産店がなくてがっかりしたという声や、いつ土産店ができるのかという問いが聞かれていた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/01/26/20110126m_08.html
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白瀬・南極探検100年(連載企... | トップ | 遺跡保存めぐり米が修正案提... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事