会員限定有料記事 毎日新聞2019年2月27日 東京朝刊
台湾中部・阿里山のふもとにある達邦(タッパン)村には、先住民のツォウ族が多く住む。行く先々でこう声を掛けられた。「マーヤかい?」
ツォウ語で日本人のことを「マーヤ」という。その由来はツォウ族に語り継がれた伝説にある。
「昔、大洪水があり、ツォウ族は(台湾最高峰の)玉山に逃れた。水が引き山を下りる際、二手に分かれることになった。矢を二つに折り再会の印にした。それが今のツォウ族とマーヤになった」
その後、集落に現れた日本人の容貌がツォウ族と似ていたため、日本人をマーヤとみなしたという。1900…
この記事は有料記事です。
残り292文字(全文540文字)
https://mainichi.jp/articles/20190227/ddm/007/070/098000c
台湾中部・阿里山のふもとにある達邦(タッパン)村には、先住民のツォウ族が多く住む。行く先々でこう声を掛けられた。「マーヤかい?」
ツォウ語で日本人のことを「マーヤ」という。その由来はツォウ族に語り継がれた伝説にある。
「昔、大洪水があり、ツォウ族は(台湾最高峰の)玉山に逃れた。水が引き山を下りる際、二手に分かれることになった。矢を二つに折り再会の印にした。それが今のツォウ族とマーヤになった」
その後、集落に現れた日本人の容貌がツォウ族と似ていたため、日本人をマーヤとみなしたという。1900…
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