北海道新聞12/11 07:30

「北のおばけ箱2」の公演に向けたペングアートでの人形づくり(金本綾子撮影)
アイヌ民族に伝わるおばけが登場する人形劇「北のおばけ箱2」が24日(土)、25日(日)に札幌市こどもの劇場やまびこ座(東区北27東15)で上演される。今年2月に障害のある子供たちが舞台美術などで参加した第1弾が上演された同シリーズ。第2弾の今回も、障害のある子供たちが人形を制作。当日は手話通訳も加わり、より多くの人が楽しめる内容になっている。
本作は知里真志保編訳「アイヌ民譚(みんだん)集~えぞおばけ列伝」を題材に、北海道演劇財団の斎藤歩さんが脚本を担当。パナンペ夫妻が、川の女神をオニたちから守るために活躍する物語で、かわいらしいおばけが次々に登場する。人形を操るのはやまびこ座などで人形劇を学ぶ小学生から大学生ら。物語を盛り上げるオニの人形づくりを、放課後等デイサービス「ペングアート」(豊平区、卜部奈穂子代表)に通う発達障害の子供たちが担当する。
演出・美術監督を務める矢吹英孝さんは「障害がある人たちと一緒に舞台を作り上げることで、共生社会や多様性をお互いが理解できる機会になれば」と狙いを話す。11月からは「ペングアート」での人形づくりが本格化。29日には小学3年から高校1年までの男女4人が集まり、カラー段ボールや毛糸などを使って、オニの顔と手を製作した。
この日、完成したオニは、子供たちの自由な発想がうかがえる色鮮やかで楽しいデザインが目をひく。卜部代表は「公演当日に人形がスポットライトを浴びるのを全員が心待ちにしている。舞台芸術に参加することができ、子供たちは達成感を感じているよう」と話している。
24日は午後2時開演、25日は午前11時と午後2時開演の2公演。チケットは18歳以上が1200円。5~17歳が500円、5歳以下は無料。定員は各回100人で、事前予約が必要。予約、問い合わせはやまびこ座、電話011・723・5911(午前9時~午後5時、月曜休館)へ。(中村公美)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/773342/

「北のおばけ箱2」の公演に向けたペングアートでの人形づくり(金本綾子撮影)
アイヌ民族に伝わるおばけが登場する人形劇「北のおばけ箱2」が24日(土)、25日(日)に札幌市こどもの劇場やまびこ座(東区北27東15)で上演される。今年2月に障害のある子供たちが舞台美術などで参加した第1弾が上演された同シリーズ。第2弾の今回も、障害のある子供たちが人形を制作。当日は手話通訳も加わり、より多くの人が楽しめる内容になっている。
本作は知里真志保編訳「アイヌ民譚(みんだん)集~えぞおばけ列伝」を題材に、北海道演劇財団の斎藤歩さんが脚本を担当。パナンペ夫妻が、川の女神をオニたちから守るために活躍する物語で、かわいらしいおばけが次々に登場する。人形を操るのはやまびこ座などで人形劇を学ぶ小学生から大学生ら。物語を盛り上げるオニの人形づくりを、放課後等デイサービス「ペングアート」(豊平区、卜部奈穂子代表)に通う発達障害の子供たちが担当する。
演出・美術監督を務める矢吹英孝さんは「障害がある人たちと一緒に舞台を作り上げることで、共生社会や多様性をお互いが理解できる機会になれば」と狙いを話す。11月からは「ペングアート」での人形づくりが本格化。29日には小学3年から高校1年までの男女4人が集まり、カラー段ボールや毛糸などを使って、オニの顔と手を製作した。
この日、完成したオニは、子供たちの自由な発想がうかがえる色鮮やかで楽しいデザインが目をひく。卜部代表は「公演当日に人形がスポットライトを浴びるのを全員が心待ちにしている。舞台芸術に参加することができ、子供たちは達成感を感じているよう」と話している。
24日は午後2時開演、25日は午前11時と午後2時開演の2公演。チケットは18歳以上が1200円。5~17歳が500円、5歳以下は無料。定員は各回100人で、事前予約が必要。予約、問い合わせはやまびこ座、電話011・723・5911(午前9時~午後5時、月曜休館)へ。(中村公美)
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