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日本人が残した「財産」の発掘に先住民が「待った」 来週話し合いへ/台湾

2022-04-10 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾4/9(土) 16:51配信

発掘が行われた現場の様子
(台東中央社)東部・台東県知本の空き地で7日、養殖業を営む男性が地中に埋められたとする「財産」を発掘しようとしたところ、地元の原住民(先住民)族が自分たちの文化や歴史とゆかりのある「伝統領域」だと主張して作業の中止を求めるトラブルに発展した。
一部メディアの報道によると男性は、日本統治時代に知本で警察官だった父親から、日本人が引き上げる際に黄金を埋めるのを手伝ったとする話を聞き、発掘を試みたという。
土地を管理する台東県政府交通・観光発展処の余明勳処長は中央社の電話取材に、発掘作業は土地の所有権を持つ財政部(財務省)国有財産署(国産署)と行政院(内閣)の原住民族委員会の同意を取得した上で、法律を順守して行われたとの認識を示した。男性も2年前に県を通じて申請をし、今年3月に国産署の許可を得たと説明している。
だが地元選出の県議は、現場が「伝統領域」であると指摘し、集落の同意を得た後に発掘できると主張。未許可で勝手に作業を開始したことに原住民は驚いていると語り、中止しなければならないと訴えた。
この日は警察が出動する騒ぎとなり、作業は中断された。来週にも関係者らの間で話し合いが行われる予定だ。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbfa0b753cb8bf0339d738bf6fcac9228344b459

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クロスホテル札幌に「アートルーム」 客室70部屋をリニューアル

2022-04-10 | アイヌ民族関連
みんなの経済新聞ネットワーク4/9(土) 18:30配信

「アーバンスタイル イマジンルーム」(イメージ)
 クロスホテル札幌(札幌市中央区北2西2、TEL 011-272-0010)4階~8階が4月、「アートルーム」としてリニューアルオープンする。(札幌経済新聞)
 2019年から181部屋ある客室を3期に分けてリニューアル工事を進めている同ホテル。3期目となる今回のリニューアルでは、4階~8階の70部屋を、アートを取り入れた「アートルーム」に改装する。工事完了は4月下旬を予定する。宿泊申し込みは4月29日チェックイン分から受け付ける。
 リニューアル後の客室は、「アートと泊まる」をコンセプトに「HIP(ヒップ)」、「URBAN(アーバン)」、「NATURAL(ナチュラル)」の3スタイルを用意。客室内には、北海道のアーティスト8組が制作した現代アート作品を飾る。参加アーティストは、川尻竜一さん、小林龍一さん、齋藤周さん、斉藤麻理さん、白鳥絵美さん、民野宏之さん、「ToyToy」、「ワビサビ」。
 「アートルーム」28部屋には4人の作家によるアクリル画など額装作品を展示。5室にはオリジナルのアイヌ文様を彫り込んだ木製パネルを展示する。このほか、4組の作家による新作デザインアートを壁紙に取り入れた「イマジンルーム」は37部屋を用意。北海道の風土やアーティストの世界観を表現する。
 宿泊料金は1人1泊=4,000円~(2人1室利用時)。宿泊予約は電話とホームページで受け付ける。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfb80ea4cf7bf3691dbfdaddf1f912377ca41afb

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ハプニング楽しめない「疑似生」番組 若者の期待から逆行するテレビ業界、本当の「差別発言の解決の仕方」を考える

2022-04-10 | アイヌ民族関連
夕刊フジ4/9(土) 17:00配信
【テレビ用語の基礎知識】
前回「期待している」と書いた日本テレビ系「午前0時の森」ですが、差別発言騒動があったため、さっそく生放送を断念して「生放送のつもりで直前に収録」になりましたね。疑似生というやつです。
問題になりそうな発言だけカットして放送するという「再発防止策」は残念ですが、まあ日テレとしてはやむを得ないところだったのでしょうね。
他にも疑似生でやっている番組としては、フジテレビ系「ワイドナショー」もそうですよね。こちらも「芸人やタレントのゲストに言いたい放題ニュースを語らせる」という意味で、安全策をとって疑似生なのだと思います。
なんかこの感じだと、どんどん「バラエティーは収録か疑似生へ」という方向に行きそうですよね。「問題発言で炎上を恐れて」という流れは一層激しくなりそうです。でも本当にそれで良いのでしょうか? ふたつの点で大きな懸念を抱いています。
ひとつ目は、テレビを見なくなった若者たちは「生配信」などの「生で何が起こるか分からないハプニング性」や「ハラハラ感」を楽しんでいるのは確かだということです。そんな中、どんどんテレビは逆行して「疑似生」という方向へ行くのでしょうか?
テレビは本来、生でハプニングを楽しむのが面白かったんじゃないかと僕は思ってます。かつては「8時だョ!全員集合」も「11PM」も生だったじゃないですか!
あともうひとつは「差別発言はカットすれば本当に良いのか」ということです。少し前に自分の担当番組で、「日テレの差別発言問題の当事者」のアイヌの方に出演していただきましたが、その方は「差別発言を知識がない方がしてしまうのは仕方がない。問題はしてしまった後にどう勉強して反省していくか」だとおっしゃってました。
僕はこれ、真理だと思うんです。今は社会も多様化に向かっていて、いろいろ「許されない発言」が急激に増えてきました。
テレビは炎上を恐れて発言を封じ込めるのではなく、「なぜこういう発言が起きたか」をみんなで考える方向に行くべきだと思います。
発言した人を切り捨てて、問題発言をカットするのではなく、発言をした人に考えてもらい、反省して番組を続けていくのが本当の「差別発言の解決の仕方」だと思いますよ。誰も自由に物を言えないテレビなんて、ゾッとしませんか?
■鎮目博道(しずめ・ひろみち) テレビプロデューサー、江戸川大学非常勤講師、MXテレビ映像学院講師。1992年、テレビ朝日入社。「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」などのプロデューサーを経て、ABEMAの立ち上げに参画。「AbemaPrime」「Wの悲喜劇」などを企画・プロデュース。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb38cab12840076b4edca8413fdad99e2e6ee736

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なぜ日本人は“死者と対話”したがるのか? フランス人社会学者が「日本のシャーマンたち」に会ってみたら

2022-04-10 | アイヌ民族関連
クーリエ4/9(土) 9:00配信
長年日本に住む社会学者で、日本社会に関する著作も多数あるミュリエル・ジョリヴェは、この国のシャーマンたちを取材してきた。死者の霊を降ろし、自らの口を通して語らせることができるという女性のシャーマンたちだ。
2021年に刊行されたジョリヴェの著作『日本最後のシャーマンたち──日出る国での霊界との出会い──』(未邦訳)には、彼女が出会ったシャーマンたちの人となり、面会の様子、場所などを含め、驚くべき資料にもとづいた膨大かつ情熱に満ちたルポルタージュが収められている。仏紙「ル・モンド」が彼女にインタビューを行った。
──この調査にもう10年以上取り組まれていますね。シャーマンの世界に関心を持たれたきっかけは何だったのでしょうか。
私は日本社会についての社会学的研究を40年以上続けてきました。そのなかでしばしば、幽霊や死者との交流、シャーマンの元を訪れるといった話に出くわすことがありました。
当初はごく些細なことだと思っていましたが、徐々にこうした儀礼が日本社会では極めて重要で、頻繁に行われていると気づくようになりました。シャーマンの存在は、神道、仏教、密教、地域の民間信仰が混在する複雑な日本の精神世界を映し出していると思います。
──シャーマンは日本列島の北から南まで存在していますね。調査地はどのように選ばれたのでしょうか。
東北地方と沖縄はそうした伝統が強い土地です。東北のイタコには長い歴史があり、麻疹などによって視力を失った女性のための貴重な仕事でした。彼女たちには他に、按摩や瞽女(ごぜ)になるという選択肢もありました。瞽女は三味線を伴奏に歌う旅芸人で、毎日20キロほどの距離を5、6人で徒歩で移動します。多少とも視力の良い人が先導役となり、皆、前の人の肩に手を置いて移動しました。
イタコになるには、若くして師匠に弟子入りし、そこで女中奉公することから始めます。口伝えで教育を受け、師匠の影響を受けながら生活するのです。儀礼に必要な祈祷の文句もすべて暗記しなくてはなりませんから、簡単なことではありません。
師匠は弟子が秘儀を伝授するに相応しいと判断すると、数日間にわたる苦行を開始します。弟子はその間、ひれ伏して文句を唱え、断食を行い、定期的に手桶で氷水を体にかぶります。そして最後には、庇護者となる神の名を明かして倒れるのです。
これが終わると、儀礼に必要な道具を師匠から受け取ります。修行の証明書である「オダイジ」を入れた円筒と、歯骨、牙、貝、古銭などが付いたムクロジの数珠です。こうしてイタコとしての独立を果たすと、その後は師匠とも渡り合って依頼客を集めていかねばなりません。
沖縄の伝統も非常に古いものです。東北と同様、ここでもシャーマンは大半が女性です。ノロは地域を守り、カミンチュは漁に出る男たちを保護することが役目ですが、同時に先祖を相応しく崇拝することも彼女たちの務めでした。現在でも数多く活動しているユタは、霊能力を持った助言者のような存在として有名です。
北海道にもシャーマンは存在していました。私はアイヌ最後のシャーマン、アシリ・レラさんを取材しています。彼女は10人もの養子を育てた素晴らしい女性で、祖先の神聖な地を取り戻し、守るために人生をかけて戦ってきました。おそらく彼女は、消えつつあるアイヌ語を流暢に話すことができる最後の人物でしょう。
死者が身近な国、ニッポン
──日本は近代的な国ですが、シャーマンが存在していたり、あの世との交信を信じたりします。どのように説明できるでしょうか。
科学は私たちの問いかけすべてに答えてくれるわけではありません。逆説的なことですが、シャーマンは宗教に無関心となった人々にとって、彼岸との大切なつながりを担ってくれる存在になっていると思います。
彼女たちは、大切な人の死後、安心をもたらす役割を担っているのです。日本では、何も信じていないと言い張る人たちでさえ、しばしば仏壇の前で故人に語りかけ、日々の苦労や家族の出来事(結婚、引っ越し、子供の誕生など)を報告します。
こうした対話が交わされることで、日本の死者はフランスよりも存在感のあるものになっています。しかし同時に、死者を敬わなければ怨霊となる可能性もあり、そこから盆や法要などの法事が重視されているのです。
あるイタコに電話をしたとき、彼女は最初に「口寄せですか(故人と接触したいですか)?」と訊いてきました。これがいかにありふれたことなのかわかると思います。また、大祭の時期に青森の恐山に行けば、死者と対話することへの願望がまったく弱まっていないことに気づかされます。
私が恐山を初めて訪れたのは1999年でした。当時はイタコも10人はいて、人々の需要に応えていました。待ち時間は1時間くらいでした。しかし現在、イタコは2人だけになり、日の出前から列ができています。彼女たちが到着する何時間も前から、列に並ぶ必要があります。
Philippe Pons
https://news.yahoo.co.jp/articles/539a2d346a7f6d64c49d6b04251c74d7e1cfdb78

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