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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<登別 先住民への思い世界へ 知里幸恵 没後100年>下 記念館 草の根で伝承

2022-04-02 | アイヌ民族関連
北海道新聞04/01 09:46

記念館スタッフは月1回集まり、館の運営や新たな翻訳について話し合う
 アイヌ文化の伝承者、知里幸恵がつづった「アイヌ神謡集」の序文に当たる「序」の翻訳は、人から人へと紡がれているのが特徴だ。
 「『アイヌ神謡集』をあなたの言葉で書いてもらえませんか」。幸恵の故郷、登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」はホームページに英語でこう記した。留学生のネットワークを使った翻訳とともに各国の友人や地元在住の外国人、観光客らに協力を呼びかけた。
 協力の申し出はフィンランド語、スウェーデン語、ギリシャ語、ベトナム語などの翻訳に広がった。スタッフの清野良憲さん(76)は「神謡集の魅力を知った人が、一人、また一人と自発的に翻訳してくれた」という。
■人から人へ紡ぐ
 個人それぞれが幸恵の功績や思いを伝えていく。その姿勢は、幸恵の生き方に魅了された人が自ら伝達役を担う記念館のあり方とも結び付く。
 記念館は2010年、登別市内の幸恵や幸恵の弟の真志保の生家の敷地に建った。資金は延べ約2500人からの寄付金3200万円。行政などの公的資金には頼らなかった。
 アイヌ神謡集の初版本や幸恵の手紙などゆかりの品を所蔵する178平方メートルの館内。スタッフは手弁当で幸恵にまつわる知識やエピソードを来館者に伝えている。
■魅力の再認識を
 記念館の設立に力を尽くした北大名誉教授の小野有五さん(74)は語る。「記念館が草の根の活動を貫いているのは、知里幸恵の生涯に共感し、心を寄せた人の手でアイヌ文化を継承したいという思いの表れ。翻訳も、その流れを継いでいる」
 北大大学院の中国人留学生馬長城さん(36)から19年に届いた「翻訳を担いたい」というメール。記念館のスタッフたちは当時、心を躍らせたという。幸恵の思いを伝えるリレーがつながっていく可能性を感じたからだ。
 20年には胆振管内白老町にアイヌ文化の復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開業するなど、アイヌ民族の文化の伝承の取り組みが広がる。記念館館長の金崎重弥さん(76)は「身近な言語で『序』を読んだ時、幸恵の思いをさらに感じることができる。巨大な展示施設はあっても、この記念館にしか伝えられないことがある」と力を込める。
 今は各国の主要言語に加え、それぞれの国の方言による「序」の翻訳や、訳文を音声化する構想も進む。「翻訳の広がりは、アイヌ民族の人たちに自分たちの文化の素晴らしさを再認識してもらうことにもつながる。それが記念館が最も成し遂げたいことなのです」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/664052

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「ゴールデンカムイ」監修者がアイヌ語を書き起こし 幻の祭を撮影した「チロンヌプカムイ イオマンテ」予告編

2022-04-02 | アイヌ民族関連
映画.com2022年4月1日 15:00

アイヌ長老の入魂の祈りを35年ぶりに甦らせる"(C)VisualFolklore
アイヌ民族の知られざる祭祀を記録したドキュメンタリー「チロンヌプカムイ イオマンテ」の予告編が公開された(※タイトル「チロンヌプ」の「プ」は小文字が正式表記)。
1986年、屈斜路湖を望む美幌峠で、75年ぶりに「チロンヌプカムイ イオマンテ」が行われた。狩猟民族であるアイヌの教えでは、動物は自らの肉や毛皮を土産にして人間の国へやって来るとされる。彼らはキタキツネを我が子のように育てると、そのキタキツネに祈りを捧げて歌や踊りで喜ばせ、土産を背負わせて神の国へ送る「イオマンテ」を執り行う。祭祀を司るアイヌ長老・日川善次郎エカシは、祈りの言葉の一言一句に魂を込める。60年代から日本とアジアの民族文化を撮り続けてきた北村皆雄監督が、86年当時の映像に2Kレストアを施し、貴重な祭祀の様子をよみがえらせた。漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者・中川裕がアイヌ語の現代日本語訳を担当した。
予告編では、アイヌの人々の祭の風景から、当時の歌、踊り、言葉を確認できる。現代日本語訳をつけた中川氏や音楽を担当した、アイヌのユカラ(叙事詩)やウポポ(歌)を取り入れて活動する豊川容子+nin cup(ニンチュプ)のコメントも映し出され、神の国と人間の国をつなぐような豊川の歌声が、心の隅ずみまで響きわたる。
4月30日から、ポレポレ東中野ほか全国順次公開。
https://eiga.com/news/20220401/13/

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キタキツネの霊魂を神の国へ送る、アイヌの祭祀を記録したドキュメンタリー予告公開

2022-04-02 | アイヌ民族関連
映画ナタリー2022年4月1日 14:00
アイヌ民族の祭祀を記録したドキュメンタリー「チロンヌプカムイ イオマンテ」の予告編がYouTubeで公開された。

「チロンヌプカムイ イオマンテ」

「チロンヌプカムイ イオマンテ」ポスタービジュアル[拡大]
1986年、北海道の屈斜路湖を望む美幌峠で大正時代から75年ぶりに行われた「チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」。狩猟民であるアイヌがキタキツネに歌や踊りを捧げ、その霊魂を神の国へ送る祭祀だ。このたび当時撮影された映像素材に2Kレストアを施し、映画として構成された。予告には司祭者を務めた当時75歳の日川善次郎エカシを中心に、祭祀の一部が収録されている。

「チロンヌプカムイ イオマンテ」 (c)堤大司郎[拡大]
監督を務めたのは「冥界婚」「ほかいびと~伊那の井月~」で知られる北村皆雄。マンガ「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者・中川裕が現代日本語訳、アイヌのユカラ(叙事詩)やウポポ(歌)を取り入れたバンド・nin cup(ニンチュプ)が音楽、ボーカルの豊川容子が語りを担当した。
「チロンヌプカムイ イオマンテ」は4月30日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。
※「チロンヌプカムイ イオマンテ」の「プ」は小文字が正式表記
予告編 
https://www.youtube.com/watch?v=7qDXNqZYdlg

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その服はどこからどこへ?コットンの収穫体験を通して見えたこと

2022-04-02 | 先住民族関連
alterna4/1(金) 10:06配信

ザ・ピープルの古着回収倉庫で分類作業したCSR48メンバー
ニットのアパレルブランド、ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)をご存知でしょうか。デンマークで生まれ育った井上聡・清史の兄弟が2004年に立ち上げ、世界一と評価される最高品質のアルパカニット製品を生み出して、ファンが増え続けています。(CSR48総監督・太田康子)
アンデス山脈のペルーの先住民族の暮らしを熟知しながら、製品づくりをすることを信条とし、現地に足を運んで生まれたブランドは「黄金のように価値あるアルパカがありながら、なぜこんなにも現地の人々の生活が貧しいのか」と関心をもったことがはじまりだそうです。
適正価格で買い取る業者がいなかったことや、デザインやブランドの価値を理解していなかったことを知り、最高品質を保ちつつその品質に合った対価と教育を大切にしています。必要以上に製品を作らないという拘りに情熱を傾けており、大量生産大量消費に対する強い違和感がそのまま製品づくりに活かされています。
昨秋、CSR48メンバーは、福島県いわき市でオーガニックコットンの収穫を行う体験型ツアーを実施しました。受け入れてくれたNPOザ・ピープルが関わっている、コットン栽培から収穫と糸紡ぎ、更に古着リサイクルの分類まで体験することができる場は貴重ではないでしょうか。
いわき市内外から送られてくる古着がうず高く積まれた倉庫で、CSR48メンバーと分類作業を経験し、まだまだ着られるとてつもない量の服の山を見上げて、大量生産大量消費について体感したツアーでした。
そんな2日間の体験からほどなく、井上聡さんのセミナーに参加する機会がありました。そこで井上さんが語ったのは、「ファストファッションであっても、普段より3か月長く着る、年1回だけでも古着を買うことで、CO2を抑えるインパクトがある」ということ。環境省によると、1着の服を作るのに排出されるCO2は25.5キロにもなります。
経済や環境、そして原料調達や縫製に深く関わる女性の人権にまで話は及び、自分事としてイメージしながら聞くことができました。
皆さんも、今着ているその服がどこからきてどこへ向かうのか、ぜひ想像力をはたらかせてみましょう。
◆CSR 48
「CSR48」は、企業のCSR担当者を中心に「CSRに関心のある女子たち」が集まったグループ。「CSRをもっと身近に」をミッションに、勉強会やイベントを実施する。目指すのはサステナブルな社会と、女性のエンパワーメントによって、利害や立場を超えて、より良い社会に向けたアクションをおこすこと。メンバーの所属は、商社、メーカー、ゼネコン、NPO法人などさまざま。 雑誌オルタナの連載の他、イベント登壇や4月はじまりのSDGsカレンダー発売など多彩に活動を広げる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88b62bd3f6e651497e4887a26d90496fc2bdd104

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ハスカップは「不老長寿の妙薬」鉄・カルシウム・ビタミンが豊富

2022-04-02 | アイヌ民族関連
日刊ゲンダイ4/1(金) 9:06配信

【時間栄養学と旬の食材】ハスカップ
 北海道の特産品でもあるハスカップは和名で「クロミノウグイスカグラ(黒実鴬神楽)」とも呼ばれます。ブルーベリーのような色(青紫色)に丸みを帯びた円すい形の果実です。
 品種によっては赤色や黄色の実をつけるものもあり、甘酸っぱくも苦味や酸味が入り交じった特徴的な風味が面白く、酸味が強いためジュースやジャムなどに多く利用されています。
 ハスカップという名前は北海道の先住民族アイヌ民族の言葉「ハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)」が由来となっているほか、「エノミタンネ(細長い実)」に由来して「ユノミ」という愛称で呼ばれることもあるそうです。
 古くから「不老長寿の妙薬」「幻の実」として、アイヌ民族が冬季の保存食として利用したり、体を軽くし、不老不死に役立つ果実として、特に心臓の弱い人や、貧血、冷え性の人に良いと民間治療にも用いられていたといいます。
 では、いったいどのような栄養素が含まれているのでしょうか。まず、果物の中でもトップクラスの鉄やカルシウムが含まれています。特に鉄は体内に吸収しづらい栄養素なのですが、ハスカップには吸収を助けてくれるビタミンCやクエン酸が一緒に含まれるため、効率的に鉄を吸収することができます。
 そして、美肌や老化防止のための抗酸化作用が大変強いとされるビタミンCやビタミンEも豊富です。ビタミンEの中でもより体内で使われやすいαトコフェロールが多く含まれるので、その効率の良さはピカイチ!
 ヒトの皮膚細胞を用いて、ハスカップ抽出物を投与した実験では、紫外線による皮膚保護作用が報告されています。朝に摂取することでより肌を守ってくれる作用が期待できるでしょう。また、ハスカップの色素成分であるアントシアニンも抗酸化作用を持ち、目の健康に役立つ効果があります。果汁にはクエン酸やリンゴ酸が豊富で、疲労回復に効果的です。
 ほかの面白い研究では歯肉線維組織の細胞を用いてハスカップ抽出物を投与したところ、酸化ストレスや炎症を抑えられたという報告も。ハスカップは歯周病予防にも役立つといえるでしょう。
(古谷彰子/愛国学園短期大学非常勤講師)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d831768ae99b4d9c8ba9b97f4ff5717c70f31c2

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日本テレビが差別表現で再び炎上!「アイヌ差別から何も学んでいない」

2022-04-02 | アイヌ民族関連
まいじつ2022.04.01 19:00
3月21日放送のバラエティー番組『午前0時の森』で、出演者が不適切な発言をしたとして、炎上中の日本テレビ。公式サイトに謝罪文を掲載したが、事態は悪化の一途を辿っているようだ。
「午前0時の森」では、元プロレスラーの前田日明が最近のグラビア界について言及。
そこで前田は、「ケツがこんなに大きい女の子が流行ってきてるんですけど…なんかもう、牛かカバみたいでね」といった、女性蔑視と受け取れる発言をいきなり繰り出す。
このコメントに、劇団ひとりがお尻の大きい人は昔から人気があるとフォローを入れると、前田は「そんなレベルじゃないんですよ」とコメントした後、とある部族の俗称を口にする。
これだけに収まらず、毎日水着の写真をアップロードしているグラビアアイドルの写真を見ると「生理終わったばっかとか、体型の変化が分かる」などといった持論を展開するのだった。
言うまでもなく一連の発言は瞬く間に炎上。「午前0時の森」は公式サイトに謝罪文を掲載した。また28日に開かれた日本テレビの定例社長会見で、杉山美邦社長は「アフリカの一部地域の差別表現が使われてしまった。生放送中に訂正とお詫びができなかったことも含めて深く反省しています」と述べている。
https://myjitsu.jp/archives/343136

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