先住民族関連ニュース

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余録 アイヌ語で地震はシリシモイエという…

2018-09-09 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年9月7日 東京朝刊
 アイヌ語で地震はシリシモイエという。「シリ」は地、次の「シ」は自分、「モイエ」は動かすで、地が自らを揺らすということである。アイヌの人々は経験した自然の災害を伝承や神話によって記憶してきた▲それが地名をなしているところもある。砂防学の専門家、南哲行(みなみ・のりゆき)さんの論考によると、たとえば札幌市の豊平はトイ・ピラ(崩れた・崖)、弟子屈(てしかが)町の美留和(びるわ)山の名の由来をたどるとペルケ・ヌプリ(裂けた・山)に行き着くという▲こんな地名や伝承が過去の災害や危険箇所を推定する手がかりになると南さんは指摘している。そんな気の遠くなるような時間と変動を経てきた北の大地が、22年前に改定した震度階級で初めて見せた震度7のシリシモイエだった▲震源に近い厚真(あつま)町を映した空撮は、まるで緑の丘陵を長く大きなへらで削り取ったように赤茶色の断面をさらしていた。まさに「崩れた崖」「裂けた山」である。その下に人がのみ込まれて助けを待っているかと思えば胸がつぶれる▲地の揺らぎが昔なら考えられない広い地域に被害を及ぼすのも現代である。北海道全域から明かりを、日常生活を、情報を奪い去ったかつてない広域停電だった。さらに新千歳空港の閉鎖、鉄道のまひが道外との人の往来を遮断した▲近畿地方の台風被害の経験を分かち合う間もなく、今は安否不明の人々の一刻も早い無事救出を祈るだけである。息つく間も与えてくれぬ自然の無情には、災害列島の住民のスクラムで応じるしかないだろう。
https://mainichi.jp/articles/20180907/ddm/001/070/131000c

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<北海道地震>東北大災害研、文化財の被害を調査し保護へ 道内には東北ゆかりの文化財多数

2018-09-09 | アイヌ民族関連
河北新報 2018年09月08日 土曜日
 北海道で最大震度7を観測した地震の対応を話し合う緊急の検討会が7日、仙台市青葉区の東北大災害科学国際研究所であった。災害研として建物被害の検証や被災した文化財の保護などに向け、調査・支援していくことを確認した。
 災害研の専門家5人が、地下断層や地震動などそれぞれの研究分野に関する現段階の情報を報告。今回の地震の特徴を、森口周二准教授(土砂災害)は「広範囲な地滑りと大規模な液状化が発生した」と指摘した。その要因として、地震の計測時間が長いことと、夏の降雨の影響で地下水がたまっていたことを挙げた。
 震度7を観測した厚真(あつま)町には貴重なアイヌ民族文化の遺構があるほか、道内は東北ゆかりの文化財が多数あるとして、担当の専門家は「保護に向けた調査や復旧支援を行う必要がある」と強調した。
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180908_13007.html

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2018-09-09 | アイヌ民族関連
産経ニュース 2018.9.7 05:00
明治維新後、蝦夷(えぞ)地は北海道と命名された。それから150年目に当たる今年、道内各地で記念事業が行われてきた。名付け親となったのが、幕末の探検家、松浦武四郎である。
 ▼6度にわたり、道内から千島、樺太(現サハリン)を調査して、日誌、紀行類など186巻を残した。安政5(1858)年には、現在の苫小牧市から厚真町(あつまちょう)に入り、アイヌ民族の村で2泊している。現在は「町の犬」に指定されている厚真犬を、狩猟犬として大変優れている、と日誌に書き残していた。
 ▼日本列島を縦断した台風は各地に大きな爪痕を残した。追い打ちをかけるように6日未明、北海道で最大震度7の地震が発生した。震源に近い厚真町は大規模な土砂崩れに見舞われ、住宅が倒壊、住民が閉じ込められた。山々の緑は引きはがされ、無残な姿をさらしている。台風による大雨で、地盤が緩んでいたようだ。
 ▼火力発電所の緊急停止は、道内すべての約295万戸が停電するという異常な状況を招いた。新幹線を含めた鉄道が運転を見合わせ、新千歳空港は閉鎖、道路も各地で寸断されている。
 ▼住民にとって何よりの気がかりは、テレビや電源が切れたスマートフォンから情報が入手できなくなる事態であろう。停電が、どれほどの苦痛と不便をもたらすのか。台風による浸水のために関西国際空港に取り残された利用客がいやというほど味わったばかりである。クーラーは利かず、家族とも連絡が取れなくなった。
 ▼厚真町にある、武四郎の碑には、滞在中に詠んだ歌が刻まれている。〈えみしらも 志らぬ深山に分けいれば ふみまようべき 道だにもなし〉。道なき道をさまよっていた武四郎の心細さを平成の終わりになって、強いられるとは…。
https://www.sankei.com/column/news/180907/clm1809070003-n1.html

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フィリピン大統領ドゥテルテの「麻薬戦争」

2018-09-09 | 先住民族関連
人民新聞 2018年9月7日
 ドゥテルテ大統領の「麻薬戦争」による死者は2万人を超えた。しかし、彼の取締対象は薬物常用者を超え、左翼・人権活動家・社会運動家・宗教家に及んでいる。国際社会の批判に対し、彼はフィリピンを国際司法裁判所から脱退させると宣言した。以下、『リアル・ニュース』が「人民の権利向上同盟」(カラパタン)のクリスティーナ・パラバイ事務局長と、元国会議員で現在評論家として活躍しているテディ・カスィーニョにインタビューしたものを紹介する。
―あなたはドゥテルテ大統領の殺人と人権侵害の事例を集めて国際司法裁判所(ICC)に送り、ICCは調査団を派遣すると決定しましたね。
パラバイ:先日、大統領は、軍に「逆らう女性には膣に弾丸を撃ち込んでやれ」と命令。国連やICC調査員には「泥を投げつけてやれ」と指示しています。官憲の暴力や人権侵害は頻繁に起きています。
 ドゥテルテは、選挙演説で「麻薬常用者300万人を全員殺す」と言いましたが、今や、社会活動家も標的に加えました。フィリピン共産党や新人民軍の関係者をリストアップし、「テロリスト」と規定する申立書を裁判所に出したのです。この二組織は世界的にも認知された革命組織ですから、申立書自体が異常ですが、関係者とする根拠も曖昧です。
 リストアップされた個人は先住民族に関する国連特別報告者、アジア・太平洋フェミニズム運動のコーディネーター、国連機関で働く専門家たちなど、テロとは無関係の人々です。上場企業で働く市民活動家たちも含まれています。要するに、大統領を批判する人々が、監視、暗殺の対象となったのです。
――麻薬関係者が2万人殺されたと言われています。超法規的殺害はどんなふうに行われたのですか。
カスィーニョ:警察は死者数の計算を止めました。1万2千~2万人と推定されますが、それは麻薬常用者の死者数です。
 ドゥテルテは3つの戦争 ― (1)麻薬戦争、(2)テロリスト(左翼)との戦争、(3)ムスリム(ミンダナオ島先住民)との戦争 ― を行っています。最も酷いのが麻薬戦争で、警察は、殺しの作戦を行っています。相手が武装していなくても殺害するのです。警察は容疑者が反撃したと発表しますが、たいてい嘘です。自警団による殺害もあります。容疑者を、ヘルメット、マスクで顔を隠した自警団が襲って、滅多打ちにします。白昼堂々と行われる、国家的——殺人です。
 左派に対する戦争は暗殺部隊によるターゲット・キリングが多いのですが、拠点爆撃もあります。去年7月の一般教書演説で、大統領は「ミンダナオ島の先住民学校は共産主義者をかくまっているので、爆撃する」と述べました。ミンダナオ島のマラウイ市が絨毯爆撃を受けて、多数の死傷者が出ました。
支配され沈黙するメディア民衆運動で化けの皮をはぐ
―左派は、「ドゥテルテには左翼的傾向があり、左派も入閣させた」として、批判しませんでしたが…
カスィーニョ:ドゥテルテは、「左派取り込みは票集めのためのショーだった」と言っています。左派は、交渉による解決を主張しましたが、政府は休戦と降伏を求めました。一週間の交渉の後、交渉を打ち切り、全面戦争を始めました。
―ドゥテルテはICC(国際司法裁判所)脱退を宣言しました。政府の無法をどのように国際社会に訴えるのですか。
パラバイ:国連人権委員会や総会などを有効活用するには、大衆運動の盛り上がりが必要です。ICC脱退には時間がかかり、その間にICCは調査活動を行っています。私たちは国際的人民法廷を作ろうとしています。
カスィーニョ:大統領の圧力で三権分立が崩れ、人権委員会も機能していません。メディアへの圧力でドゥテルテに都合の悪いニュースが出ないため、幻想に取り付かれた民衆の間で、依然として人気が高いのです。
 これに対抗する民衆運動が必要です。公的機関やメディアはドゥテルテの支配下にありますから、人民法廷運動、デモ、集会、署名運動、口コミなど、草の根のレベルの闘争で化けの皮を剥がすのです。
https://jimmin.com/2018/09/07/フィリピン大統領ドゥテルテの「麻薬戦争」/

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U字工事&ナスD、大アマゾン第4弾

2018-09-09 | 先住民族関連
アンド 2018年9月8日記事提供:ORICON NEWS
 さまざまな視点で冒険者たちがガチンコ取材を敢行し、地球一周の大冒険を繰り広げている、テレビ朝日系リアル冒険バラエティー『陸海空 地球征服するなんて』。その企画のひとつ、冒険者・U字工事と番組ディレクター、通称“ナスD”による「部族アース」最新版が約4ヶ月ぶりに放送される。番組タイトルは『陸海空 地球征服するなんて presents 大アマゾンSP第四弾 U字工事とナスDの大冒険』(9日 後6:57~11:05)。
 今回は、U字工事&ナスDが、またまた南米アマゾンへ赴き、二手に分かれて世界初潜入の部族を含む5つの集落をガチ調査。先住民たちはいったいどんな生活を送っているのか、比較しながら紹介していく。
 ナスDは、以前にも密着取材したシピボ族の集落“プエルトフィルメーサ村”にまたまた向かう。ここは“ナスD生誕の地”といっても過言ではない場所。昨年、潜入取材した際、シピポ族の女性に「美容にいい」と、“ウィト”という果実の汁を勧められ、「美容ありがてぇ」と、嬉々として全身に塗りたくったナスD。しかし、実はウィトの果汁は、タトゥーにも使われるほど強力な染料で、全身、真っ黒に染まってしまい、“ナスD”と呼ばれるようにった縁のある場所だ。
 今ではすっかり元の肌色に戻ったナスDが、再びプエルトフィルメーサ村を訪れ、これまでの滞在で仲良くなった少年・ナウンくんをはじめ、シピボ族の人々と再会。彼らも大喜びで歓迎した。
 さっそく酒や料理をご馳走になるが、なぜかその背後で村の女性たちがウィトを作りはじめて…!? 女性たちは「また顔に塗ってもいいわよ!」とノリノリで誘ってくる。ナスDは「塗れってこと? もう作ってるもんな。塗ろうか!」と肝の据わった返答を。ようやくフツーの顔色を取り戻したナスDだが、またしても破天荒に黒く染まってしまうのか!?
 その後、ナスDは年に一度の村の祭りやナウンくんの学校に学校生活に密着するなど、部族の生活を体当たり取材。しかし、そこには半年の間に変貌を遂げていた村の現状が…。また、視聴者プレゼントとして告知していた“シピボ族の泥染め”を集めるべく、大奮闘する。
 一方、U字工事はテレビカメラ世界初潜入となるサンタマリア村に到着し、“ケチュア部族”との取材交渉に入る。この村は、外部からの侵入を拒んできた、ジャングル奥地の先住民の集落。2人は先住民に伝わる伝統の猟に同行したり、“秘薬“を求めてジャングルを探検したりと、今回も過酷すぎる旅に挑む。
 世界初の潜入取材による過激映像がこれでもかとばかりに続く。日本ではまったく想像できない、アマゾンのリアルな文化を4時間たっぷり一挙放送する。スタジオMCは、小峠英二(バイきんぐ)、大石絵理。スタジオゲストは、生駒里奈、伊集院光 、カズレーザー(メイプル超合金)、Dream Ami、棚橋弘至(新日本プロレス)(※50音順)
https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2119152.html

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