先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

会津藩の北海道開拓記 沿岸警備で標津町へ移住 藩士たちとアイヌの親交 小野哲也

2018-09-13 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/9/13付
 会津藩士が幕末に北海道東部に入植し、北辺防衛と開拓に従事していたことはほとんど知られていない。拠点が置かれた標津町(しべつちょう)だけでなく、国元の福島県会津若松市でも、この史実を知る人は少ないだろう。
 移住した藩士と家族らは総勢200人ほど。秋から極寒の冬には、鮭(さけ)漁やミズナラの切り出しなどにいそしんだ。1859~68年に、現在の標津町の礎を築いたのである。
 藩士らの足跡が忘れられてしま…
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https://www.nikkei.com/article/DGXKZO35266330S8A910C1BC8000/

シャクシャイン法要23日に日帰りツアー JTB北海道など

2018-09-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/12 05:00
 JTB北海道とシィービーツアーズは23日、日高管内新ひだか町内で開かれる「シャクシャイン法要祭」(実行委主催)への参列バスツアーをそれぞれ企画している。いずれも札幌発で日帰り。
 法要祭は、アイヌ民族の英雄シャクシャインを追悼する伝統行事。国が胆振管内白老町に建設するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設の機運を盛り上げようと、両社が初めて企画した。
 JTB北海道は昼食のお弁当、日高管内平取町内の温泉施設での入浴付きで大人3千円、小学生未満1500円。申し込みは011・271・7024へ。締め切りは14日。シィービーツアーズはホテルでの昼食や博物館の見学などがついて1人4980円(子供同額)。申し込みは011・221・0912へ。締め切りは20日。(徳永仁)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227350

JR北海道など白老駅周辺の整備に着手「スーパー北斗」停車も検討

2018-09-13 | アイヌ民族関連
マイナビニュース9月12日(水)17時13分 
北海道胆振総合振興局と白老町、JR北海道の3者は5日、白老町のポロト湖畔に国が整備する民族共生象徴空間への交通アクセス整備を図るため、白老駅周辺整備事業を共同で実施すると発表した。
2020年4月開設予定の民族共生象徴空間は、アイヌ文化の継承や新たなアイヌ文化の創造発展につなげるための拠点として整備されるもの。国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園などで構成される。
年間目標100万人とされる大量の来場者を迎えるため、今後は3者それぞれが白老駅や周辺施設の改修・整備などに着手。JR北海道は改札内エレベーター新設、上りホーム高さ改良、乗換跨線橋通路・階段新設などのバリアフリー化工事を行い、利用者の移動の円滑化と利便性の向上を図る。
北海道は駅前広場のバス・タクシー乗降場や自家用車乗降場・短時間駐車場などを整備し、鉄道とバス・タクシー・自家用車との乗継機能強化を図る。白老町は自由通路整備や公衆トイレ増築、観光案内ブース整備などを行い、まちの往来円滑化と象徴空間の玄関口にふさわしい環境整備を担当する。いずれも工事が完了し次第、順次供用開始し、象徴空間を一般公開する2020年4月までにすべての工事を完了する。
象徴空間開設に合わせた運用面の改善も今後検討する考え。具体的には特急「スーパー北斗」一部列車の白老駅停車や、北海道と白老町がJR北海道に要請している自由通路直結の臨時改札の設置について検討を行うとしている。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0912/mnn_180912_0167377430.html

工芸品やシカの剥製並ぶ 白老で水野練平コレクティブ展

2018-09-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/9/12配信

 白老町在住でアイヌ伝統工芸家として活躍する水野練平さんによるコレクティブ展が10日から町内東町のギャラリー「Rempei Mizuno」で始まった。ギャラリー内には、水野さんが製作したアイヌ文様の工芸品のほか、個人で収集したシカの剥製など独特な作品が並んでいる。
 当初は、10周年を迎えた飛生芸術祭の商店街同時開催の催しとして実施する予定だったが、胆振東部地震により芸術祭は中止に。ただ、準備を進めていた商店街でのコレクティブ展、シルキオプロジェクトは予定通りに開催することになった。
 ギャラリーでは、水野さんが製作したアイヌ木工芸品のほか、個人的に収集してきたシカやクマ、タヌキなどの剥製がずらりと並び、水野さんの独特な世界観が広がっている。展示品の中には、水野さんがアイヌ伝統工芸家として認定される足掛かりにもなったアイヌ工芸作品コンテストで優秀賞を獲得した作品も展示されており、アイヌの伝統的な木彫り作品を直接見られる機会となっている。
 水野さんは「工芸品だけではなく、コレクションの中から選りすぐりの剥製も展示しているので、ぜひこの機会にギャラリーに足を運んでもらえたら」と話している。
 コレクティブ展は、午前10時~午後8時で、16日まで。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14648/

このままじゃハワイ語が世界から消える?少数言語を救う学習アプリ「Drops」

2018-09-13 | 先住民族関連
IDEAS FOR GOOD 9月12, 2018 by 富山 恵梨香
「Alloha(アロハ)」というハワイでの挨拶は、あまりにも有名だ。このシンプルなひとつの言葉には、実は5つの意味が込められている。「こんにちは」「いらっしゃいませ」「ごきげんよう」「さようなら」そして、「愛しています」。
ハワイ語には、ひとつの言葉にいくつかの意味をもたせた言葉が数多く存在する。例えばこの「Alloha」を英語ひとつの単語で表そうとしても、完璧にその意味に当てはまる言葉は見つからないだろう。
そんなハワイの伝統的で美しい文化の一部でもあるハワイ語が今、世界から消えかけている。
消滅危機言語の最新情報を提供するEndangered Languages Project(危機言語保存プロジェクト)の調査によると、近年ハワイに住む人の約75%が英語を主要言語とし、ハワイ語のネイティブスピーカーの人数はたったの300人以下にまで減っているという。
この言語消滅の問題を身近に感じ、楽しく学ぶきっかけにしてくれるアプリがある。それが、拡張現実(AR)を用いたマルチ言語学習アプリ「Drops」だ。
今回、スペイン語やドイツ語を含む30ヶ国語の対応言語の中に、言語消滅危機にあるハワイ語が新たに追加された。アプリ内には重要な文化表現を含む約2,000のハワイ語が含まれる。これらの単語は、すべてハワイ語の翻訳者によって翻訳されたものであるという。
単語の中には、ハワイの「アロハスピリット」の概念である民族文化間の友情、理解、思いやりなどを伝えるために地元の人々が使用する手のジェスチャーである「シャカ」のような口語の言葉なども含まれている。
基本は1日5分の暗記学習で、ユニークな拡張現実(AR)を使った単語学習はゲーム感覚で言語を学ぶことができ、難しいイメージのある言語学習の障壁を下げてくれる。
イラストとともに出てくる単語をスワイプし、単語を「知っている単語」と「知らない単語」に分けていく。アプリの「ARビュー」をオンにすると、「知らない単語」がカメラを通して見た現実世界に表示される。こうして復習しながら単語学習を進めていくことができる、子供でも言語を楽しく学べるアプリだ。
https://www.youtube.com/watch?v=GcYW_rRzxoc
言語をなぜ、守らなければならないのか。
「言語は、私たちが誰であるか、どこから来たのかという個々のアイデンティティにつながる」そう語ったのは、Dropsの共同設立者でCEOのDaniel Farkas氏である。
「ハワイ語はハワイ文化に込められた価値に結びついた言葉で、長い歴史を持っている。私たちはこれまで、多くの言語の消滅を見てきた。その中で、いかに文化を表現し、人々をつなぐ上で言語が重要かということを知っている。」
言葉が失われることは、それと同時に文化が消滅することを意味する。
UNESCO(ユネスコ)が発表した「Atlas of the World’s Languages in Danger(消滅の危機にある世界の言語地図)」によると、世界では今、約2,500に上る言語が消滅の危機にあるという。
実は日本の言語の中にも、なくなりかけているものがある。日本国内では、北海道のアイヌ語や沖縄の与那国語を含む8言語・方言が消滅の危機にあるとされている。言語消滅の問題は、日本人にとっても他人事ではないのだ。
言葉は生物学的な多様性を反映しているので、言葉の絶滅は人類にとっても大きな損失となってしまう。文化やアイデンティティを守るのは、私たち人間の役目である。
そんな今だからこそ、言語の大切さを認識させてくれる「Drops」のような、言語消滅の問題を少しでも解決するアイデアが、世界を少しでもより良い方向に導いてくれることを願う。
【参照サイト】Drops
(※画像:Dropsより引用)
https://ideasforgood.jp/2018/09/12/language-endangered/

ネフスキーの生涯に光 小樽赴任100年 ロシア人言語学者、27日に音楽朗読劇 11月には講演、パネル展

2018-09-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/12 05:00

 アイヌ語や沖縄・宮古島方言を研究した小樽ゆかりのロシア人言語・民俗学者ニコライ・ネフスキー(1892~1937年)の来樽100年目を記念し、27日に音楽朗読劇「島へ ニコライ・ネフスキー人生の旅」が小樽市民センター・マリンホール(色内2)で上演される。小樽高等商業学校(現・小樽商科大)での3年間の教師生活の様子や、入舸村(現・積丹町)生まれの女性との出会いを、宮古島の古謡や旧ソ連の音楽を交えて描く。小樽商大も11月に協賛企画としてパネル展や講演会を開く。(有田麻子)
 上川管内下川町など道北の4市町村で行われている「北の星座音楽祭」組織委と連携し、小樽の音楽愛好家らでつくる同音楽祭小樽実行委が、国や民族の違いを超えて活動した生涯に光を当てようと制作。小樽市民センターが主催する。
 小樽にも住んだ演出家の垣花理恵子さん=川崎市=によるオリジナル台本で構成。1919年(大正8年)に始まる小樽高商での熱心な教育活動、3度訪れた宮古島での調査、入舸出身の萬谷(よろずや)イソとの結婚、帰国後の不当逮捕・処刑など豊富なエピソードを通して人物像を伝える。宮古島から招く歌手の與那城(よなしろ)美和さんが、ネフスキーも収集し記録した古謡を歌う。神奈川フィル首席ビオラ奏者、大島亮さんとピアニスト草冬香さんがスターリン時代を生きたショスタコービッチの「ビオラ・ソナタ」を演奏し、激動の時代の雰囲気を浮かび上がらせる。
残り:508文字/全文:1113文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/227290

総裁選後、首相に次なる懸案…沖縄県知事選 中国メディアの主張と重なる「オール沖縄」

2018-09-13 | ウチナー・沖縄
夕刊フジ 2018.9.12
★(2)
 自民党総裁選(20日投開票)で、安倍晋三首相(総裁)が「連続3選」を果たした直後の懸案に、30日投開票の沖縄県知事選がある。結果次第では、政権運営に困難が伴う。知事選の隠れた最大の争点は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移転工事を、継続するか中止するかだ。
 沖縄県は8月に逝去した翁長雄志知事が、仲井眞弘多前知事時代に許可した辺野古沿岸の埋め立て承認の撤回を決め、政府と対立している。翁長氏の後継者として出馬表明をした自由党の玉城デニー幹事長が当選すれば対立は続き、日米関係にも影響が及ぶ。安倍首相はじめ与党は流れを変えるべく、前宜野湾市長の佐喜眞淳(さきま・あつし)氏を支援している。
 沖縄では、在日米軍が沖縄に集中していることをもって「本土は沖縄に基地を押し付けている」とし、そこから「沖縄は本土から差別されている」という「構造的差別論」という考えが一部にある。
 そこから、「琉球民族は沖縄の先住民族である」とか、「琉球独立論」という考えもある。中国の官製メディアなどが近年主張する「琉球回収、沖縄解放」(=琉球を回収して沖縄を解放せよ)と重なるが、翁長氏を支援してきた左翼陣営主軸の「オール沖縄」の辺野古移設反対の背景にある主張でもある。
 確かに、在日米軍は沖縄に集中している。が、「差別」ではなく、沖縄の地理的要因によるところが大きい。沖縄は古くから日本の一部であり、系統上も「琉球民族」は存在しない。沖縄方言は古い日本語であり、独立言語ではない。日本が統治した朝鮮半島とは本質的に異なる。
 この自明と言っていい事実が意外に知られていない。その結果、沖縄で「構造的差別論」や「琉球独立論」が台頭し、本土の一部でも「沖縄は日本から出ていけ」との主張がなされる。不毛な対立であり、沖縄は「琉球」として回収したい中国には都合がよい。
 第二次世界大戦では沖縄で米軍と約3カ月にわたって壮絶な戦闘が行われ、おびただしい数の尊い命が失われた。沖縄県民の死者・行方不明者は12万2228人。うち民間人は9万4000人。実に人口の25%もが犠牲になった。
 米軍は、沖縄戦を本土上陸戦の前哨戦と位置づけた。沖縄を攻略し、軍事拠点を作って、本土上陸戦を展開しようとした。硫黄島と同じ構図だ。
 一方、日本軍は本土上陸戦を阻止するために、沖縄戦を長引かせようとした。実際、米軍は1カ月で攻略できると考えていたが、3カ月に及んだ。米軍でも多くの戦死者が出た。結果、米軍は本土上陸戦を諦めた。本土を守るために行われたのが沖縄戦だった。
 ■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史、国家論、人権論。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。教育再生実行会議委員、法制審議会民法(相続関係)部会委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長など。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『公教育再生』(PHP研究所)など多数。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180911/soc1809110012-n1.html

光輝くカナダのホリデーシーズン。―カナダ・ウエスト編―

2018-09-13 | 先住民族関連
VOGUE PROMOTION SEPTEMBER 12, 2018
カナダの西海岸は、一年を通して温暖な気候。都会でありながらも自然があふれる過ごしやすい街だ。冬になると、街全体が色鮮やかにライトアップされ、さらに美しい景観が広がる。クリスマスイベントでは、サンタクロースにも会えるとか。今年のホリデーシーズンは、日常から離れ、自然が豊かなバンクーバーとカルガリーへ。心が喜ぶ、光の輝きを堪能して。
Classic town and nature.
クラシカルな街並みと豊かな自然が交差する、冬のバンクーバー。
世界で最も暮らしやすい場所の上位にランキングすることが多いバンクーバーにはかつて、ファースト・ネーションズ(先住民族インディアン)が多く暮らし、今でも国民の1割以上が生活をしている。“美しい川”という意味の「キアパラノ(Kia'palano)」という先住民族の言葉を冠した名所が、森の中に巨大なつり橋がかかる「キャピラノ サスペンション ブリッジ パーク(Capilano Suspension Bridge Park)」だ。ノースバンクーバーにある通称キャピラノは、長さ137mで地上からの高さ70mの大きいつり橋が大自然に囲まれた人気のスポット。つり橋のほかにも、クリフウォークという全長213mの崖沿いの遊歩道がある。ホリデーシーズンには、園内にライトアップされ、幻想的な光の中で自然を感じられる。ちなみに、ダウンタウンから無料のシャトルバスが出ていて、交通の便も心配なし。
キャピラノ サスペンション ブリッジ パーク(Capilano Suspension Bridge Park)
3735 Capilano Road North Vancouver, BC Canada V7R 4J1
Breathe in the wilderness.
神秘的な大自然で呼吸する、カルガリーのホリデーライフ。
まるで100年前にタイムスリップしたような、古き良き時代のクリスマスを過ごせるのは、カルガリーの南西区にある「ヘリテージ パーク歴史村(Heritage Park Historical Village)」。ここは、1860年代から1950年代にかけてのウエスタンカナダを再現した歴史公園で、当時の蒸気機関車のミニチュアや学校などがリアルに再現されている。ホリデーシーズンに開催されるイベント「ワンス アポン ア クリスマス(Once Upon A Chrishmas)」は、ツリーやクリスマスデコレーションも昔懐かしさ漂うものばかり。今年は、11月24日(土)から12月23日(日)まで。心温まるクリスマスを過ごしてみて。
ヘリテージ パーク 歴史村(Heritage Park Historical Village)
1900 Heritage Dr. S.W. Calgary, Alberta, Canada T2V 2X3
Wonderful holiday season!
街全体がクリスマス!日本では味わえない光の連鎖に癒される。
カナダ・バンクーバーのホリデーシーズンは、見渡す限り街全体がライトアップ。豊かな自然に映し出される光の輝きは、思わず言葉を失ってしまうほどの美しさだ。今まで味わったことがない最高のクリスマスがここにある。日常を忘れ、子どもに戻ったようにはしゃぎたい。気づくと笑顔になるカナダのオアシスに、心ときめかせて。
https://www.vogue.co.jp/special-feature/2018-09/12/canada_west

多彩な秋冬トレンド ウエスタンやレトロモダンも注目 宮田理江のファッション戦略論

2018-09-13 | 先住民族関連
NIKKEI STYLE 2018/9/11
 2018-19年の秋冬ファッションには、多様性と主張の強まりが見られるそうです。ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんがトレンドを解説します。
 2018-19年秋冬シーズンのファッションは多様性(ダイバーシティー)が広がり、主張が強まる。ボリュームのあるシルエットや、フォークロア、カウボーイ風の装い、ストリートやスポーティーのムード、りりしいパワードレッシングなど、さまざまなテイストが提案されている。ネクストトレンドを押さえておけば、旬の着こなしを楽しめる。
■トレンド1「ボリュームシルエット」
 ビッグボリュームが2018-19年秋冬の最大トレンドとなりそうだ。これまでもオーバーサイズのシルエットがもてはやされてきたが、今度のトレンドではファニーなほどの量感が提案されている。朗らかなボリューム感を、フェミニンで愛らしいムードでまとうのが新しい迎え入れ方だ。
 まるでテディベアのぬいぐるみを思わせるような、たっぷり量感のファーは、ボリュームルックをグラマラスに華やがせる。フェイクファー、エコファーは色染めやカッティングの面でも表現力に富んでいる。
 キルティングや中綿で膨らませたボリュームアウターは来季の主役アイテムとしての期待が大きい。ファーのようにけば立った風合いのニットは穏やかな表情を帯びる。顎を隠し、長く垂らす、ビッグマフラーもトレンド小物として登場する。
■トレンド2「アメリカンウエスタン」

CINOH 2018-19年秋冬コレクション CINOH(チノ)
 米国の先住民族を思わせるフォークロア(民俗調)風の装いや、西部開拓時代のようなウエスタンルックが盛り上がりそうだ。カウボーイ風ポンチョ、ブランケット(毛布)型アウターなど、体の輪郭を隠す羽織物が朗らかなシルエットを描き出す。
 ウエスタンはシャツやブーツなどでも提案されている。アメリカンフォークロアやボヘミアン、カウボーイの雰囲気はフリンジや、飾り袖、レースアップ(ひも編み)などのディテールにも漂う。
 アウトドアやスポーティーのテイストをミックスする演出もウエスタンに交じり合う。パーカやブルゾンにもアメリカンフォークロアの薫りが重なる。タフでマニッシュなムードに、程よくフェミニンを混ぜ込むさじ加減がこなれ感を引き出す。
■トレンド3「レトロモダン&テック」
 レトロと未来という異なる時代をまたぐような装いが新たなムードを連れてくる。この秋冬に勢いづきそうなのは、ノスタルジーとテクノロジー感を響き合わせたようなテイストだ。じゅうたん風の質感や、古風な柄、懐かしげなシルエットなどが適度にクラシックな雰囲気を醸し出す。
 一方、テクノロジーを印象づけるのは、メタリックな素材感や、ケミカルな風合い。ネオンカラーやビニール系材質なども近未来のムードを漂わせる。
 レトロとフューチャーを別々に取り入れることも可能だが、両方を同居させると、さらに風情に奥行きが増す。さらにそこに現代的なモダンさもプラス。異素材のミックスも装いに起伏をもたらす。アシンメトリー(左右非対称)なフォルムや、ギミックなディテール、マルチウェイの可変タイプなどはテック感を宿している。
■トレンド4「インディペンデント」
 女性を取り巻く社会情勢の変化を映して、凜(りん)としたインディペンデント(自立)な女性像をファッションも描き出している。単に男っぽく強がるのではなく、センシュアル(官能的)と強さを兼ね備えた「新・パワーウーマン」が今の気分になじむ。
 例えば、レースワンピースやキャミソールドレスをまといながらも、靴は編み上げブーツでハードめにアレンジ。透けるトップスには紳士服ライクなチェック柄ワイドパンツといった、たおやかさとりりしさが同居するミックスがインディペンデント感を引き立てる。
 きらめき素材やワイド幅シルエットも、他人にもたれかからない芯の強さを感じさせる。縦落ち感が際立つ、ロング丈のコンビネーションは性別をぼかす。体の輪郭を拾い過ぎないフォルムは中性的な着映えに導く。柔らかい素材感がフェミニンを呼び覚ます。
■気になるトレンドは1点から取り入れるのがコツ
 4大トレンドに共通するのは、余計な気負いを遠ざけながらも、自分らしさを隠さない押し出しの強さだ。これまでの作法にとらわれないコーデが着こなしに自信やこなれ感を呼び込む。気になる新トレンドが見つかったら、手持ちワードローブにまずは1点だけ迎え入れるつもりで、薄く取り入れていくと、私流スタイリングを程よくアップデートできそうだ。
宮田理江
 ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通版ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO34913770T00C18A9000000?channel=DF090220166684