先住民族関連ニュース

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アイヌ民族 技の粋 150年前の衣装も 石狩尚古社で「アート展」

2013-10-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (10/16 16:00)
【石狩】俳句資料などを展示する私設資料館「石狩尚古社」(市内本町3)で、アイヌ民族の伝統工芸品などを展示した「アイヌアート展」が開かれている。樹皮で作られた民族衣装「アットゥシ」は約150年前のものとみられ、来場者の目を引いている。
 開館25周年を記念して開催。アットゥシはニレ科の植物オヒョウの皮で織られ、着丈123センチ、袖丈65センチ。明治時代に作られたとみられる。石狩尚古社を運営する中島勝久館長(70)の親戚(新潟県佐渡島在住)が2005年に寄贈した。
 中島館長は「明治時代に石狩に出稼ぎに来て、佐渡島に持ち帰ったものとみられる。出自がはっきりしているアットゥシはなかなかない」と説明する。
 このほか祭事に使う「イクパスイ」(捧酒べら)、クマの木彫り、石狩市出身のアイヌ民族で木彫家の豊川重雄さんが制作した「マキリ」と呼ばれる小刀など約90点が並ぶ。
 石狩尚古社は、明治から昭和にかけて繁盛した中島呉服店の子孫で、元市職員の中島さんが私費を投じて設立。蔵にあった膨大な資料などを展示している。
 入場無料、11月3日まで。午前10時から午後5時。自宅横の私設資料館のため、来館時は事前連絡が望ましい。
 問い合わせは中島さん(電)0133・62・3380へ。(佐藤大吾)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/498287.html

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アイヌ慰霊施設、2018年開設へ

2013-10-17 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2013年10月16日 )
 高橋はるみ知事は15日、首相官邸で菅官房長官と会談し、2020年度の開設予定で白老町に建設するアイヌ民族に関する初の国立施設「民族共生の象徴となる空間」のうち、アイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設について、計画を2年前倒しするよう要望した。これに対し、菅官房長官は応じる考えを示した。
 高橋知事は15日午前、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長や戸田安彦白老町長らと首相官邸を訪問。高橋知事は会談で、慰霊施設については、アイヌ民族を先住民族とする国会決議から10年の節目となる18年に開設するよう求めた。菅官房長官は15日の記者会見で、「前倒しについては、政府として全面的に協力すると申し上げた。アイヌの精神文化を尊重する意味で、慰霊施設は極めて大事であると考えている」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20131016-OYT8T00025.htm

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バンクーバー国際映画祭閉幕-「そして父になる」最多投票数で「観客賞」受賞

2013-10-17 | 先住民族関連
バンクーバ経済新聞 2013年10月16日
 16日間にわたって開催されていた「バンクーバー国際映画祭」が10月11日閉幕、各賞の受賞作が発表され、日本作品「そして父になる」(是枝裕和監督)が観客の投票数が最も多かった映画に贈られる「観客賞」を獲得した。
 ほかにも、新しい自分になろうと決心した矢先に性病に感染する男性を、ヨガ好きや環境アクティビストなどのバンクーバーらしい登場人物と交えて描いたコメディー「That Burning Feeling」と、先住民の寄宿学校制度とその問題を描いた「Rhymes for Young Ghouls」の両作品がカナダ出身の新人監督に贈られる「Best Canadian First Feature」賞を、BC州の野生のサーモンに広がるウイルスと政府の隠蔽(いんぺい)を追うドキュメンタリー「Salmon Confidential」が「Most Popular Canadian Documentary 」賞を受賞するなど各賞の発表も行われた。
 映画祭ディレクターのAlan Franeyさんは閉会後、長年の上映館だったGranville 7 Cinemaの昨年の閉館により懸念された映画祭の続行も新しい上映館と多くの関係者の尽力により再び可能になった」と感謝し、今年の成功のために力を尽くした750人のボランティアとスタッフをたたえた。「デジタルな世の中になり質より量の世の中になりつつあるが」と映画祭の方向性にも触れ、「われわれは長年の使命としている、映画を芸術であり人々をつなぐ架け橋として尊重する姿勢を持ち続けたい」と、今後への期待を込めつつ26年間続けたディレクター職から去ることを発表した。
http://vancouver.keizai.biz/headline/1797/

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日本移民への人種差別 戦後の不法収容や拷問で

2013-10-17 | 先住民族関連
サンパウロ新聞 13/10/15 (11:33)
真相究明委員会で初めて議題に
 サンパウロ市議会で10日に開かれたサンパウロ真相究明委員会(Rubens Paiva)の公聴会の中で、1942~47年のジェツリオ・バルガス政権下で日本移民に対して行われた迫害についての討議が行われた。64~85年の軍事政権時代以外に行われた圧政が議題となったのは、同委員会の設立以降で今回が初めて。ブラジル真相究明委員会(Comissao da Verdade、CNV)のロザ・カルドーゾ弁護士は「ブラジル人を代表して謝罪をし、被害者に許しを請いたい。ブラジルのエリートたちは常に人種差別主義者だった」と述べた。10、11日付伯メディア(ウェブ版)が報じた。
 公聴会の中で、第二次世界大戦直後の46~47年にサンパウロ州北部海岸地域のアンシエッタ島に強制連行され、島内の収容所で収監された172人の日本移民について触れた謝罪文が読み上げられた。また、日本移民とその子弟数人が受けた不法収容や拷問のほか、さらにそれによりもたらされた死についての証言も行われた。
 カルドーゾ弁護士によると、ブラジルではエリート層が先住民(インジオ)、黒人、移民らに対する優位性を示すために人種差別が長年にわたり行われてきたという。ポルトガル人によるブラジル大陸の発見に続き、インジオの虐殺や奴隷となった黒人への差別が行われてきたが、そういった時代が終わりを迎えた後で外国からの移民に対する人種差別が公然と行われるようになった。
 日系3世のドキュメンタリー映画監督の奥原マリオ氏も公聴会に参加し、人種差別により拷問などの迫害を受けた日本移民らの証言を公表した。当時19歳だったある青年芸術家が、自宅で日本語放送のラジオを聴いていたというだけの理由で家族や友人と共に逮捕されたエピソードも紹介された。
 また、戦後の「勝ち組・負け組抗争」の中で日本の敗戦を主張していた脇山甚作退役陸軍大佐を46年6月に殺害したとして逮捕された日高徳一氏(87)も、当時の状況について証言している。日本の勝利を信じていた日高氏は脇山氏の殺害容疑でアンシエッタ島に15年間収容されていたが、「170人の日本人収容者のうち約140人は無実だった」と述べた。さらに、父親が同収容所で他の収容者と共に拷問を受けたと話すヤマグチ・アキラ氏による証言ビデオも公開されたほか、当時16歳だったカンバラ・シズコ氏は「一家の大黒柱を収容された知人家族を助けるためにシャツなどを縫って届けた母親が、それだけの理由で逮捕された」と証言した。
2013年10月15日付
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/15183/cat/1

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「アジア太平洋フェスティバル」に台湾・先住民族の歌手が登場

2013-10-17 | 先住民族関連
NET-IB NEWS 2013年10月15日 11:24
 アジアとの交流をテーマに福岡市で開かれたイベント「アジア太平洋フェスティバル」。アジア13の国と地域が参加した今回のイベントだが、台湾からは、アミ族(台湾の先住民族)のアーティストSuming(スミン)さんが登場した。
 Sumingさんは、台東県都蘭集落出身で、台湾歌謡界を代表する歌手。2010年、台湾・金曲奨(台湾のグラミー賞)で賞を獲得し、台湾・外交部(外務省にあたる)から「文化外交アーティスト」として任命され世界各国に遠征。また、歌手として活動する一方、地元・台東の手工芸や祭りなどで先住民族の民謡や踊り、手工芸など伝統文化の継承を行っている。3日間にわたり、福岡市庁舎ふれあいステージ、JR博多駅駅前広場ステージが会場となった舞台では、アミ族が階級入りする前の12~18歳の青少年パルナカイとともに軽快なパフォーマンスを繰り広げた。
 Sumingさんは「福岡は食べ物も美味しく、人の性格も優しい。3日間とも好天に恵まれ、最高の環境でパフォーマンスを行なうことができた。音楽は『無国籍』の文化、これからも多くの人に台湾アミ族の音楽を伝えていきたい」と語った。彼の歌は、先住民族が代々受け継いできたメロディや歌法を重視しながら、風景や家族への思いを詞に込めた作品が中心。台湾国内でパルナカイとともに定期公演を実施しており、今回の舞台でも、彼のオリジナル曲とアミ族の伝統的な文化を紹介した。
 昨年は、台湾から「花蓮県先住民原郷文化芸術団」が来福し歌と踊りを披露したが、今年も「台湾」の演奏は好評で、聴衆からは大きな拍手が送られた。Sumingさんらを引率し公演を支えた台湾交通部観光局・国際チームの陳淑華さんは「特に博多駅前広場のステージも綺麗になり、環境も整っている。お客さんも、最後まで聞き入ってくれ、人々も温かく、福岡には『台湾に行ったことのある人』も多い。今後も『台湾』の2文字を見てもらうことで、身近に感じてもらい、ファンになってもらえるよう努力したい。イベントを通し、航空会社などとも協力しながら、福岡のなかでの『台湾』を盛り上げていきたい」とコメントした。【杉本 尚丈】
http://www.data-max.co.jp/2013/10/15/post_16455_sn1.html

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