先住民族関連ニュース

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グランマザー4人来崎 先住民の知恵を環境保全と平和に

2010-11-02 | 先住民族関連
(ながさきニュース 11月1日)

 先住民らの知恵を環境保全や平和に生かそうと活動する「世界を救う13人のグランマザー(おばあちゃん)」のシンポジウム「鎮魂と平和の祈り 子どもたちの子どもたちへ美しい地球を贈ろう」が31日、長崎市平野町の長崎原爆資料館で開かれた。約250人が出席し、民族衣装姿のグランマザー4人が「先の世代の子どもたちの幸せを願いましょう」などと平和のメッセージを伝えた。
 グランマザーは先住民や少数民族。名古屋で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に合わせて10人が来日。うち4人が被爆地長崎を訪れた。
 シンポは、兵庫県宝塚市に事務局がある市民組織「いのちプロジェクト」が主催。ブラジル・アマゾンのクララ・シノブ・イウラさんは日本語で「長崎には悲しい歴史がある。今は光の町と感じるが、人は(悲しいことを)忘れる。広島、長崎のことを伝えることが大事」と語った。また「子どもは山や川で遊んだことが一番記憶に残る」と地球環境を守ることの大切さも述べた。
 メキシコ・マザテック族のフリエタ・カシミロさんは「他人を尊敬し愛してこそ信じ合って話ができる」、米ホピ族のモナ・ポラッカさんは「笑顔は平和を表す」、アマゾンのマリア・リースィー・カンポス・フレイレさんは「先祖はさまざまな抑圧と戦争の影響を受けた。平和の種を分かち合いたい」とそれぞれ述べた。祈りを込めた歌を披露する場面もあった。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20101101/02.shtml

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新発見の連続…壁新聞づくりに熱中

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(十勝毎日新聞 2010年11月01日 14時40分
 帯広大空小の助川麻衣さんは化石や動植物、アイヌ文
化など興味を持った物事についてとことん調べ、関連する新聞記事をスクラップしたり、わかったことを壁新聞にまとめている。「(新聞記事を)書いているときに、今までやってきたことを振り返ることができる」と麻衣さん。これまで製作したスクラップや壁新聞は麻衣さんの成長の証しでもある。1日から7日はNIE(教育に新聞を)週間−。
 麻衣さんと新聞とのかかわりは2年生のころから。その夏休みに帯広百年記念館で埋蔵文化財展「発掘された日本列島2007〜新発見考古速報展」が開催された。化石に興味のあった麻衣さんは展覧会に足しげく通い、関連記事を1冊のノートにまとめて夏休みの自由研究として提出した。当時の担任教諭に「全十勝小中学生新聞スクラップコンクール」への出品を勧められて応募したところ、最優秀賞を受賞。3年生、4年生でも同賞に選ばれた。
 麻衣さんの興味はどんどん広がり、土器を調べているうちにアイヌの人々の暮らしや歴史が知りたくなった。3年生のときに初めて壁新聞「アイヌ新聞」を製作。取材から記事の執筆、レイアウトまですべてを一人で手掛けた。図書館で新聞について調べ、リード(前文)の大切さや見栄えが重要ということも学んだ。
 昨年の「わがまち新聞コンクール」で十勝毎日新聞社賞を受賞した「自然を守ろうプロジェクト」はおよそ1年を掛けて完成させた。外来植物や外来生物について調べ、十勝支庁の担当者へのインタビューも行った。「自分が知っている言葉でも読む人にはわからないこともあるので、わかるように書くのが大変」と、自己満足ではなく、読者を意識した新聞づくりに取り組む。毎週のように参加している自然観察会でもメモ帳とカメラは必需品だ。
 小学校教諭の母親の真澄さん(36)は「多方面から調べ、客観的に物を見ることができるようになった」と麻衣さんの変化を語り、「子供のおかげで親もいろんなことを知ることができた。学習の基本はやはり体験することなんだと身をもって感じた」と話す。
 「将来は国語の先生か学芸員になりたい」という麻衣さん。一つの事柄を調べているうちに新たな発見をし、次から次へと興味を広げていく麻衣さんの可能性はまだまだ膨らんでいきそうだ。
http://www.tokachi.co.jp/news/201011/20101101-0007069.php

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国後島

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(時事ドットコム 2010/11/01-12:05)

 北方四島の一つで、面積は約1500平方キロ。沖縄本島よりも広く、北方領土では択捉島に次いで2番目に大きい。島名はアイヌ語の「草の島」に由来する。中心地は古釜布(ユジノクリリスク)。第2次大戦後はロシアが実効支配し、人口は現在6000人以上。島には四島最高峰の爺爺岳(1822メートル)のほか、ビザなし交流などを目的に鈴木宗男前衆院議員が建設に尽力した「友好の家」がある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110100309

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アイヌ文化担い手 札幌大奨学生が成果紹介

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年11月01日)

■アイヌ文化 担い手育て
■今年度スタート 札幌大の奨学生制度
■半年間の成果を紹介
 アイヌ文化の担い手を育成する札幌大学(札幌市豊平区)の「ウレシパ・プロジェクト」の発表会が31日、同大で開かれた。同プロジェクトは、アイヌ民族の若者らへの奨学生制度を柱に、同大が今年度から始めた。奨学生らは半年間の学習成果を映像で紹介したほか、民族衣装をまとって古式舞踊を披露した。
 ウレシパは、「育て合い」を意味するアイヌ語。社会全体でアイヌ文化や歴史を学ぶ人を育てようというもので、現在6人に年間授業料や入学金相当額の奨学金が給付されている。奨学生への優先雇用枠を設ける「ウレシパ・カンパニー」制度もあり、北洋銀行やサッポロビール、JR北海道など16社が賛同している。
 フェスタではプロジェクトの中心メンバーである同大文化学部の本田優子学部長が「多文化共生のプロジェクトに理解をしてほしい」とあいさつ。奨学生らは通常の授業のほかに、アイヌ民族の文化や歴史を学んでおり、この日は各地で継承されているアイヌ古式舞踊も披露した。
 「静かな大地」などアイヌ民族を題材にした作品がある芥川賞作家の池澤夏樹氏は講演で、「このプロジェクトが続いていけば(アイヌ民族に対する)社会の見方が変わる」などと述べた。
 「鶴雅」グループ社長の大西雅之氏は、アイヌ文化を織り交ぜた阿寒湖温泉湖畔での観光の取り組みを紹介し、「日本の先住民族施策は世界的にも遅れている。『学』と民間が進めるこのプロジェクトは意義深い」と語った。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001011010005

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漫画「松前藩物語」を小中高生に無料配布

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年11月01日)

■漫画で学ぶ松前の歴史
■町内の小中高生549人に無料配布 きょうから販売も
 日本最北の城下町として発展した道南の松前町の歴史が漫画「松前藩物語」になった。町内の歴史好きの女子中学生・桜が、松前藩家老で「夷酋(いしゅう)列像」で知られる画家でもあった蛎崎波響と夢で出会い、中世から幕末まで旅をしながら壮大な歴史をたどる。大人も楽しめる内容で、11月1日から松前観光協会が一般販売する。
 町は94年に「概説松前の歴史」を発行したが、内容が専門的だった。子どもでも親しみがもてるようにと漫画の発行を計画した。絵はコミック誌に作品を発表している漫画家の竹村いづみさんが担当。町教育委員会の関係者らがストーリー作りに協力した。
 物語は藩の始祖・武田信広の北海道上陸に始まり、アイヌ民族との争い、交易での繁栄、ロシアの南下政策に端を発する幕府による領地没収、戊辰戦争による混乱などを描く。歴代藩主のほか、アイヌ民族のコシャマイン、徳川家康、最上徳内、ペリーら、登場人物も多彩だ。
 3千部作成し、町内の5年以上の小学生、中、高生549人に無料配布した。東京の町出身者にも配った。町は「子どもたちが歴史を知ることで郷土に誇りがもてる。町外の人にも読んでほしい」と話している。1冊千円。問い合わせは松前観光協会(0139・42・2726)。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001011010001

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[名古屋議定書]ここから新たな出発を

2010-11-02 | 先住民族関連
(沖縄タイムス 2010年10月31日 09時47分)

 名古屋市で開かれていた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、遺伝資源の利益配分ルールを定めた「名古屋議定書」を採択して閉幕した。
 激しく利害が対立する先進国と発展途上国の言い分を調整しながら、条約の目的に沿った前向きの国際ルールを定めるのは、容易なことではない。争点を先送りした部分がないわけではないが、新たな国際ルールを決めたという意味では、歴史的な成果と言っていいのではないか。
 今回のCOP10の主要議題は二つあった。
 「生物多様性の損失速度を2010年までに著しく減少させる」という02年の「COP6」で採択された目標の達成状況を検証し、新たな目標を打ち出すこと。遺伝資源の利益配分に関する国際ルールを策定すること、の2点である。
 交渉は先進国と発展途上国が激しく対立し、難航を極めた。
 帝国主義の時代から、あるいはそれ以前から、先進国は途上国の植物や微生物などの遺伝資源を勝手に持ち出し、それを利活用し、巨大な利益を上げてきた。途上国には今でも「利益横取り」に対する不満がくすぶっている。
 一方、先進国の製薬会社などは、医薬品開発に投入された資金と労力と時間を重視し、新たな価値を生み出したのは自分たちだと強調する。
 COP10で鋭く問われたのは、生物多様性の恩恵を受けていない途上国への利益還元をどのように進めるか、という点であった。
 名古屋議定書は、「遺伝資源の利用で生じた利益を公平に配分する」ことをうたう一方、先住民の伝統的な知識も配分の対象になること、遺伝資源の入手には提供国から事前の同意が必要なこと、などを盛り込んだ。
 「生物多様性と言いながら、おカネの話ばかりではないか」と、COP10そのものに疑問を持つ人がいるかもしれない。
 実は、生物多様性条約は、生物多様性の「保全」と、生物資源の持続可能な「利用」、遺伝資源の利益から生ずる公正な「配分」の三つを目的にしており、COP10もこれらの目的に合わせて議題が設定されたのである。
 途上国の最大の関心事は「利益配分」であった。
 条約に加盟している193カ国・地域の約8割を占める途上国。これらの国々が発言力を高め、主導権を握った国際会議でもあった。
 生態系の新たな保全目標については、「20年までに生物多様性の損失を止めるために効果的で早急な行動を取る」として、具体的な数値目標などを20項目にわたって掲げている。
 ただ、目標を達成するための道筋や、国・地方自治体・企業・個人の役割分担が、まだ明確ではない。例えば、保護区を設定し維持するためには、予算や人員が必要だ。
 企業は環境保全のためのコストを前提にしなければならなくなるだろう。生活習慣を改めるには、個人の意識改革が欠かせない。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-10-31_11605/

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マラリアで先住民51人死亡 ベネズエラ・アマゾン地域

2010-11-02 | 先住民族関連
【共同通信2010/10/31 10:54 】

 【リオデジャネイロ共同】南米ベネズエラのブラジル国境に近いアマゾン地域に暮らし、顔への彩色などで知られる狩猟先住民ヤノマミの間で最近、マラリア感染が広がり、これまでに子供を含む51人が死亡した。AP通信が30日、先住民居住地域で活動中の医師の話として伝えた。
 密林に暮らす同民族の間でマラリアを原因としたこれほどの死者は異例とされ、医師らが感染経路などを調べている。過去数カ月間、約200人が暮らす三つの居住地域で死者が見つかり、今も多くの感染者がいるという。
 ヤノマミはベネズエラ・ブラジル国境付近に暮らし、人口は推定2万8千人。
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010103101000147.html

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社説:COP10閉幕 実行せねば実効もない

2010-11-02 | 先住民族関連
(北海道新聞 10月31日)

名古屋市で開かれていた国連生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)が終わった。
 医薬品などの利益を原料生物の原産国にも配分する初の国際ルール「名古屋議定書」を難航の末に採択し、2020年まで10年間に及ぶ生態系保全目標「愛知ターゲット」も制定した。
 途上国と先進国の対立を調整し、二つの難題を結論に導いた日本政府の努力を多としたい。
 ただ、名古屋での到達点は危うい妥協の上に成り立つ。日々多くの生物種が絶滅していく現状をみると、十分な内容とはいえまい。
 日本の議長国任務は、12年10月にインドで開かれる次回のCOP11まで続く。残された未解決課題の前進を図るとともに、条約未加入の米国を説得すべきだろう。
 名古屋議定書は《1》生物資源による利益を公平に配分する《2》先住民族の知識に基づく薬草の効能なども配分の対象とする《3》先進国政府は企業などの不正利用をチェックする-などを骨格としている。
 新型ウイルス発生などの緊急事態では、途上国も病原体の早期利用に考慮することを盛り込んだ。
 一方の生態系保全目標は「20年までに生物多様性の損失を止めるために効果的な行動を取る」との表現に落ち着いた。難航した数値目標も、陸域の17%と海域の10%を保存することで折り合った。
 会議を通じて鮮明になったのは、途上国の立場強化である。一カ国でも反対すれば採択できない全会一致原則のためだけではない。
 途上国は利益配分問題に限らず、保全目標設定でも、先進国から資金援助を引き出すことに成功した。多数を占める強みがみえる。
 結果的に、妥協の成否は資金問題に左右された感は否めない。豊かな生態系を自然破壊や地球環境悪化からどう守るのかという本来の趣旨からは、物足りなくも映る。
 ただ、角度を変えれば、途上国の真意も見えるのではないか。
 -持ち出された自国の資源が巨大な利益を生んでいる。植民地時代からの収奪に加え、今度は生物多様性のため開発を制御しろという。貧困の固定化を拒否する上で、この会議は大きな機会になる-。
 正当性はある。多様性保全と開発という矛盾は、技術と資金で克服していくしかないのだ。
 名古屋議定書は50カ国の批准から90日後に発効する。日本は真っ先の批准を目指してほしい。
 多様性保全も、目標の採択で成果が上がるわけではない。実効を得られるかどうかは、関連国内法整備など各国の実行にかかっている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/257902.html

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生きもの名古屋議定書「始まりに過ぎぬ」 NGO不満も

2010-11-02 | 先住民族関連
(朝日新聞 2010年10月31日6時55分)

 「名古屋議定書」と「愛知ターゲット」を採択し、30日未明に閉幕した国連地球生きもの会議(生物多様性条約第10回締約国会議=COP10)。最重要議題の採択という成果を上げた名古屋での生きもの会議だが、議定書とターゲットは、自然保護の現場を知るNGOが求めていた内容とは、隔たりもある。世界から集まったNGOからは、採択を喜びつつも内容には不満の声が出た。
 遺伝資源の利用から得られる利益の公平な配分(ABS)についての国際ルール「名古屋議定書」。「同意できないが採択はじゃましない」。最後の最後まで議論がもつれた全体会合の場で、ベネズエラやキューバ、ナミビア、ボリビアが次々に発言。妥協の末に採択された。
 途上国の立場から、会見などで厳格な議定書を求め続けたマレーシア「第三世界ネットワーク」のチー・ヨクリンさんは「法令を守っているかのチェック機関をどこに置くかが各国の判断任せになった。伝統的知識の利用に対する先住民族の権利も弱い。議定書がないよりは良いが……」と複雑な表情。
 欧州のNGO「エコロパ」のクリスティーネ・ワイツゼッカーさんも、内容には満足しない。「いまはハッピーな瞬間ではない。次の段階へ進む始まりにすぎない」。議定書が発効後4年以内に見直されることが決まっているため、「厳しい内容になるよう働きかける」と語った。
 日本の学生などでつくる「国際青年環境NGO A SEED JAPAN」も、チェック機関が厳格に定まらなかったことなどを問題視する。各国代表団へも主張を伝え続けた小林邦彦さん(22)は「発効後4年までの見直しで修正されるようにしたい」と話した。
 2020年までの世界目標「愛知ターゲット」で注目されたのは、保護区の目標値。
 陸域17%、海域10%という折衷的な結論に、米国の「コンサベーション・インターナショナル(CI)」のラッセル・ミッターマイヤー会長は肩をすくめつつ、「(この目標値でも)いいよ」。
 CIは、陸域25%、海域15%を求めてきた。採択のための全体会合が中断しているときには中南米などの政府代表団の間を回り、高い目標値になるよう説得した。「陸域の現状(約14%)から17%までは、まず重点的な地域を優先して保護区にしたい。でも、我々はそれ以上に拡大するよう取り組む」
 海域20%を訴えていた「グリーンピース」。海洋問題担当の花岡和佳男さん(33)は「一つの目標を決めたことには意味がある」としつつ、10%にとどまったことは残念という。「この目標にとどまることはなく、20%、さらに40%になるように力を尽くす。海域の保護区が広がれば魚が増え漁業も持続可能にできる」と話した。(神田明美)
http://www.asahi.com/eco/NGY201010310001.html

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白老町文化祭がスタート、「文化の秋」彩る作品を展示

2010-11-02 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年10月31日(日)朝刊】
 第45回白老町文化祭(白老町文化団体連絡
協議会主催)が30日、3日間の日程で中央公民館と総合体育館で開幕、菊や生け花、小中学生の作品などが「文化の秋」を彩っている。
 2会場で展示しており、書や絵画、押し花、アイヌ文様刺しゅう、木工芸、ステンドグラス、日本ハムファイターズコーナー、陶芸などジャンルはさまざま。萩野中は学年ごとに「宮沢賢治の世界」をテーマにした切り絵(3年)、ステンドグラス(2年)、3万2千本のつまようじで海とイルカを表現したアート(1年)を発表した。
 きょう31日は正午から中央公民館を会場に合同発表会が開かれ、クラシックバレエはじめ歌謡、詩吟、リズムダンス、民舞、吟剣詩舞、フラダンス、日本舞踊、民謡、ジャズフラメンコ、虎杖浜越後踊りなどが披露される。展示は1日まで。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/31/20101031m_08.html

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蝦夷調査探検家と伊達藩とのかかわり探る 宇和島

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(愛媛新聞 2010年10月31日 日)

 幕末に蝦夷(えぞ)地を調査して全国に情報発信した探検家・松浦武四郎と、宇和島とのかかわりを探る歴史シンポジウム(宇和島歴史文化研究会など主催)が30日、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターで開かれた。
 出身地の三重県松阪市や北海道などから研究者が集結。吉田松陰ら幕末の志士や各地の幕臣たちに、独自のネットワークで外交などの情報を伝えた武四郎の功績を、県内外から集まった約120人の歴史ファンらを前に語った。
 武四郎はペリー来航時、宇和島藩家老の依頼で下田を調査。その礼金5両を元に蝦夷地図を完成させ、藩主伊達宗城(むねなり)に献上している。その自筆地図「三航蝦夷全図」(宇和島伊達文化保存会所蔵)も初めて公開された。保存状態が良く鮮やかな色のまま、アイヌ民族が住む場所などの記載や解説文がはっきり読み取れる貴重な史料に参加者は見入った。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20101031/news20101031732.html


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【白老】町民の個性と感性共演 町文化祭

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 10/30)

 白老コミュニティーセンターと白老町総合体育館を会場に、第45回町文化祭総合展示が30日から始まった。町内のサークルや学校から個性豊かな作品が出品され、訪れた町民が「芸術の秋」存分に楽しんでいる。
 白老コミセン前でオープニングセレモニー。有江則雄町文化団体連絡協議会会長が「文化は人と人とが心を結ぶことで生まれてきた。町民の皆様の心温まる交流があってこそ、文化祭が大きくなっていく」とあいさつ。飴谷長蔵町長、堀部登志雄町議会議長が祝辞を述べた。
 白老コミセン会場を、菊花が飾った。町内の愛好家サークル「菊友会」が大小約200点を展示している。
 町総合体育館には、萩野中学校3年生が宮沢賢治作「雨ニモマケズ」をストーリーにした16枚の大きな切り絵が注目を集めている。このほか絵画、書道、写真、押し花、陶芸、パッチワーク、アイヌ刺しゅうも。
 総合展示は11月1日まで。時間は午前9時~午後6時。31日正午から白老コミセン講堂で民謡、詩吟などのステージ発表が行われる。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10103003.html

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ウレシパ・フェスタ:新たなアイヌ文化発信--あす、札幌大で /北海道

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年10月30日 地方版)

 ◇池澤夏樹さんら講演 パネルトークや古式舞踊も
 アイヌ文化の担い手育成を目的に札幌大(札幌市豊平区)が今春スタートさせた「ウレシパ・プロジェクト」の文化イベント「ウレシパ・フェスタ」が31日、同大2号館プレアホールで開かれる。芥川賞作家の池澤夏樹さんの基調講演のほか、鶴雅グループの大西雅之社長らによるパネルトーク、アイヌの若者グループ「チーム・ニカオプ」の歌と踊りなどで、新たなアイヌ文化を発信する。
 ウレシパはアイヌ語で「育て合い」の意味。プロジェクトでは、同大文化学部に進学を希望するアイヌ子弟に授業料と入学金相当額の奨学金を給付するほか、大学や賛同する企業などが協力して多文化共生の社会づくりに向けた情報発信をしている。現在6人の奨学生がアイヌ語やアイヌ文化などを勉強中だ。
 フェスタでは、池澤さんが「明るいアイヌ像に向けて」をテーマに基調講演。続いて、阿寒湖で観光を柱とした地域の再生に取り組む鶴雅グループの大西社長、イナウ(アイヌの祭具)の研究などで知られる北海道大アイヌ・先住民研究センターの北原次郎太准教授も講演し、プロジェクト代表を務める本田優子・札幌大文化学部長の司会でパネルトークも行われる。最後に、昨年7月結成されたチーム・ニカオプがユネスコの無形文化遺産に登録されたアイヌ古式舞踊を披露する。
 フェスタは午後1時からで入場無料。終了後の懇親会は参加費500円。問い合わせは同大学生支援オフィス(011・852・9108)。【千々部一好】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20101030ddlk01040489000c.html

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「氷点」創作ノートも 三浦文学と 北海道テーマ 旭川で企画展

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/30 13:09)

 【旭川】三浦綾子さんの作品と北海道とのかかわりに焦点を当てた企画展「三浦文学と北海道」の「第1回『氷点』の物語からみる」が28日、三浦綾子記念文学館(旭川市神楽7の8)で始まった。
 同館は「三浦文学と北海道」をテーマに、自然、人物、歴史など切り口を変えて企画展を行う予定で今回はその第1弾。
 展示パネルでは氷点に登場する六条教会や冨貴堂書店などを網羅した舞台マップのほか、小説の一部を抜粋し、その当時の旭川の町並みの写真などが並んでいる。また綾子さんの夫で同館館長の三浦光世さんが小説ゆかりの地、見本林やアイヌ墓地などを訪ね、「のちに氷点の舞台になるとは思いもよりませんでした」などと当時を振り返る言葉も紹介。小説執筆時に使った創作ノートや、取材ノートも見られる。
 来年3月26日まで。毎週月曜日休館。問い合わせは同文学館(電)0166・69・2626へ。(高橋毅)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/257813.html

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北海道アイヌ協会、道の公費返還請求を一部拒否

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/30 07:10)

 公費助成を受けた北海道アイヌ協会の文化伝承事業をめぐり不適切な会計処理が指摘されている問題で、同協会札幌支部(阿部一司支部長)は29日、道から返還を求められている約38万円のうち、「約20万円については適切な支出だった」とし、返還を拒否する考えを明らかにした。
 道によると、同支部が2007年度から09年度までに行った「子供の集い」などの文化交流事業で、講師らに交通費や謝礼金が支払われていない事例が見つかったという。この事業にはアイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)を通して、道費と国費が支出されていた。
 この日、道庁で記者会見した同支部の多原良子事務局次長は「約20万円については領収書が不要なもの以外の領収書はあり、適切に使用されている」と主張。残る約18万円については謝礼金として報告しながら「バス代や飲食代に充てていた」として、同日、同機構に返還した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/257740.html

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