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漫画「松前藩物語」を小中高生に無料配布

2010-11-02 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年11月01日)

■漫画で学ぶ松前の歴史
■町内の小中高生549人に無料配布 きょうから販売も
 日本最北の城下町として発展した道南の松前町の歴史が漫画「松前藩物語」になった。町内の歴史好きの女子中学生・桜が、松前藩家老で「夷酋(いしゅう)列像」で知られる画家でもあった蛎崎波響と夢で出会い、中世から幕末まで旅をしながら壮大な歴史をたどる。大人も楽しめる内容で、11月1日から松前観光協会が一般販売する。
 町は94年に「概説松前の歴史」を発行したが、内容が専門的だった。子どもでも親しみがもてるようにと漫画の発行を計画した。絵はコミック誌に作品を発表している漫画家の竹村いづみさんが担当。町教育委員会の関係者らがストーリー作りに協力した。
 物語は藩の始祖・武田信広の北海道上陸に始まり、アイヌ民族との争い、交易での繁栄、ロシアの南下政策に端を発する幕府による領地没収、戊辰戦争による混乱などを描く。歴代藩主のほか、アイヌ民族のコシャマイン、徳川家康、最上徳内、ペリーら、登場人物も多彩だ。
 3千部作成し、町内の5年以上の小学生、中、高生549人に無料配布した。東京の町出身者にも配った。町は「子どもたちが歴史を知ることで郷土に誇りがもてる。町外の人にも読んでほしい」と話している。1冊千円。問い合わせは松前観光協会(0139・42・2726)。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001011010001
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