(愛媛新聞 2010年10月31日 日)
幕末に蝦夷(えぞ)地を調査して全国に情報発信した探検家・松浦武四郎と、宇和島とのかかわりを探る歴史シンポジウム(宇和島歴史文化研究会など主催)が30日、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターで開かれた。
出身地の三重県松阪市や北海道などから研究者が集結。吉田松陰ら幕末の志士や各地の幕臣たちに、独自のネットワークで外交などの情報を伝えた武四郎の功績を、県内外から集まった約120人の歴史ファンらを前に語った。
武四郎はペリー来航時、宇和島藩家老の依頼で下田を調査。その礼金5両を元に蝦夷地図を完成させ、藩主伊達宗城(むねなり)に献上している。その自筆地図「三航蝦夷全図」(宇和島伊達文化保存会所蔵)も初めて公開された。保存状態が良く鮮やかな色のまま、アイヌ民族が住む場所などの記載や解説文がはっきり読み取れる貴重な史料に参加者は見入った。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20101031/news20101031732.html
幕末に蝦夷(えぞ)地を調査して全国に情報発信した探検家・松浦武四郎と、宇和島とのかかわりを探る歴史シンポジウム(宇和島歴史文化研究会など主催)が30日、宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターで開かれた。
出身地の三重県松阪市や北海道などから研究者が集結。吉田松陰ら幕末の志士や各地の幕臣たちに、独自のネットワークで外交などの情報を伝えた武四郎の功績を、県内外から集まった約120人の歴史ファンらを前に語った。
武四郎はペリー来航時、宇和島藩家老の依頼で下田を調査。その礼金5両を元に蝦夷地図を完成させ、藩主伊達宗城(むねなり)に献上している。その自筆地図「三航蝦夷全図」(宇和島伊達文化保存会所蔵)も初めて公開された。保存状態が良く鮮やかな色のまま、アイヌ民族が住む場所などの記載や解説文がはっきり読み取れる貴重な史料に参加者は見入った。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20101031/news20101031732.html