先週書いた「奇岩」は主に世界の奇岩の話題だったのですが、もちろん日本国内にも見るべき奇岩はたくさんあります。今日は「奇岩2」として、これまでに私が見てきた国内の奇岩の話題にしたいと思います。
まずは、青森市入内にある石神神社の石神様です。
私が名古屋に住んでいた頃、名古屋のIさん主宰の奇人倶楽部という集まりがあって、私もそのメンバーのひとりでもありました。これはその旅行会で東北旅行を行った時に、私が無理矢理希望して行った奇岩物件です。そもそも、奇人倶楽部の旅行会は普通の観光名所には行かない変な旅行会で、行き当たりばったりの旅行だったのですが、石神様が青森空港からも比較的近いという事で、その旅行会の最初の場所にしてもらって行きました。その場所へは青森空港で借りたレンタカーのナビを頼りに行こうとしたのですが、当時のカーナビには情報が入っておらず、かなり苦労して辿り着いた記憶があります。
私がその石神様の存在を知ったのは、「日本石巡礼」(著者:須田郡司 日本経済新聞出版社 2008年)に出ていたからです。その石の異様さは強烈で、一目で記憶に焼き付きました。その当時、ちょうど参加していた奇人倶楽部の旅行会が東北方面と決まり、青森空港からも近いという理由で、強引に行った記憶があります。
その石神様の目は異様でした。それが単なる火山岩の奇岩に過ぎないと思いつつも、畏怖の念のようなものを感じてしまいました。
次はガラッと変わって、熊本県天草のおっぱい岩です。見ての通りの奇岩です。
こちらも私がサラリーマンだった頃の最後のゴールデンウィークの旅行として行った九州一人旅の際に行った奇岩です。ここは地元では有名な場所らしく、その場所はすぐわかり、容易に辿り着けました。ただ、注意しなければならないのは、それが海の中にあるので、干潮時にしか姿を現しません。それから、その海岸周辺には何かの化石らしき石がたくさんありました。私は化石よりも鉱物派だったので、それらを無視して帰りました。
今回、石神様とおっぱい岩の画像を探す為に、昔撮ったSDカードの画像を見直していたところ、島根県の隠岐の島に旅行に行った際の画像群が出てきました。その中に猫石の画像がありましたので、今日の最後の写真にしたいと思います。
思えば、私はサラリーマン時代には頻繁に国内各地に旅行していたのです。そして、奇岩めぐりをしていたようです。
「石の華」をやり始めてからは休みが少ないという事もあって、泊りの旅行はほとんどしていません。毎日、店と近くにある自宅を往復しているだけです。
石川県内にも能登のゴジラ岩とか巌門とか奇岩がたくさんありますので、まだ見ていない奇岩の数々を見る為に外出の機会を増やしたいと考えております。