今日は、昨日の「ミニチュア3」で昔のTV番組の事を書いた流れで、映画の事を書こうと思いましたが、数多くの作品があり、キリが無いので止めます。
このブログは多少は脱線してしまう事もあります。ただし、基本は石のブログです。やはり、石の話題に戻します。
これはブルーのシラー効果が美しいブルームーンストーンで作られた阿弥陀如来像です。ムーンストーン(月長石)は宝石名で、長石グループの鉱物です。この石は好みの石で、何と言っても青い閃光が魅力的です。その青いシラーが阿弥陀如来像のお顔に出るように写真を撮りました。阿弥陀如来は無量光仏とも言い、無明の現世をあまねく照らす光の仏です。阿弥陀如来らしいものになっていると思います。
実は、これはミニチュアです。
これは上の写真と同じものです。サイズ比較の為に1円玉と並べて撮りました。ブルームーンストーンの青いシラーは石全体に現れます。昨今は仏像ブームでもあるらしいのですが、これは石マニアにも仏像マニアにも好まれるイッピンだと思います。
仏像ブームの事から思い出すのは、数年前に東京国立博物館で開催された「国宝 阿修羅展」です。そこで会場限定販売された海洋堂のフィギュアの人気は絶大でした。阿修羅像人気も然ることながら国宝の仏像のフィギュアが安価に購入できるという事が驚きだったと思います。
ただ、そのフィギュアの出来はその値段相当のものだったと思います。その展覧会の同時期に新聞広告で見たリアルな模型の事を思い出します。その阿修羅像はそのお値段に相応しいと思われるリアルなものでした。やはりミニチュア模型はそのリアルさが命です。
ミニチュアのリアルさはそのスケールに比例します。最もリアルなものは原寸大という事になります。スケールが小さくなればなるほど、実物とのリアルさは失われていくでしょう。
10年ぐらい前でしょうか?ナノテクノロジーが騒がれた時がありました。あの頃は様々な分野でのナノテクノロジーが脚光を浴びました。中にはナノテクノロジーで作られたナノワイングラスが紹介されたりして、21世紀らしいナノテクノロジーの可能性に期待が高まりました。なぜだか?最近はナノテクのニュースそのものも少ないような気がします。フラーレンにしてもその画期的な応用テクノロジーの話題はあまり出て来ません。
ナノテクに限らず、ブームという現象には必ず終わりがあります。
ミニチュア嗜好はブームではありません。それは人の根源的な嗜好のひとつだと思います。