今日も遅い更新です。お店のパソコンは結局は修理に出す事になりました。今日のブログは自宅のパソコンを持って来て書いております。一昨日からパソコンのセットアップやOCNへの接続等は妻がやってくれました。感謝!!妻は「石の華」の経理重役兼IT担当重役でもあります。「石の華」は妻なしでは成り立ちません。
今日の話題は化石です。
モロッコ産約20億年前のストロマトライト
この写真はストロマトライトです。ストロマトライトはシアノバクテリアの死骸と泥粒などによって作られる層状の構造を持つ岩石です。現在の地球の大気にある酸素はシアノバクテリアの光合成で作られたと言っても良いと思います。
実は私は山口県の大正洞という鍾乳洞の出口付近で、このストロマトライトのように同心円状の丸い化石のようなものが岩石の中に埋もれているのを見た事があります。それは直径約30cmほどある大きなものでした。それは露頭にあって、幾つか近辺に並んでいました。その写真はしっかり撮ったのですが、その写真が入っているSDカードを探している最中にパソコンが壊れてしまいました。その写真はまだ見つかっていません。見つかりましたら再度紹介したいと思います。
Burlinston Limestone,Kansas,U.S.A.石炭紀後期のストロマトライト
この写真もストロマトライトです。ストロマトライトはオーストラリア・シャーク湾(ハメリンプール)などのごくわずかな水域ですが、今でも発見されています。ハメリンプール、なつかしい言葉です。何故なつかしいかと言うと、私がストロマトライトの存在を知ったのはNHKの「地球大紀行」という番組からでした。その番組ではハメリンプールの映像と酸素を放出するシーンが映されていました。「地球大紀行」、私が地学的好奇心に芽生えた記念すべき番組でした。
そういえば、その番組が放送されていた当時は、東京の科学技術館で「地球大紀行」展なるイベントがあり、妻と一緒に見に行った事を思い出しました。そのイベントのお土産コーナーで化石や鉱物標本を売っていた事も思い出しました。その時はまさか「石の華」という石の店をやるとは思っていなかったし、妻と一緒になるとも思っていなかったと思います。
ストロマトライトがなかったら、現在の地球に、こんなに溢れるほどの生物はいませんでした。「地球大紀行」という番組がなかったら、私は地学的好奇心に芽生えなかったかも知れません。何か不思議な「縁」を感じます。