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鉱物の部屋へのいざない

金平鉱山の写真

2021-06-10 15:38:03 | 日記・エッセイ・コラム

先ほど、香林坊の書店で古書市が行われており、そこで「小松市制60周年記念誌 元気のでるまち 小松」(2000年小松市発行)を購入しました。なぜ、そのような古書を買ったかというと、私が小松市出身で、生まれ育った稚松校下が出ていたからではありません。それは、かつては鉱山で栄えた金野校下(麻畠町、江差町、大野町、金平町、金野町、五国寺町、花坂町)のあゆみの中に金平鉱山の写真が載っていたからです。

上の写真がそれです。

私は金平鉱山の写真は初めて見ました。尾小屋鉱山や遊泉寺銅山の写真なら、これまでに何度も見たことがありましたが、金平鉱山の写真は見たことがありませんでした。これまで目にしたことがあったのは江戸時代の金平金山絵巻だけでした。今回は偶然、目にしてしまったのですが、どうもあるところにはあったようです。

さらに五国寺鉱山の写真も期待しましたが、残念ながら、それはありませんでした。

小松市の石の保護条例ができる前までは、金平などは身近な鉱物産地だったと思います。それが、SNSの影響でか?、全国から採集派の人達が押し寄せ、乱獲が起きてしまいました。同じような現象は、全国各地で起きているようです。マナーの悪い採集派による乱獲は健全なる鉱物趣味の妨げとなっております。残念な事です。

最近の金平などはどうなっているのでしょうか?

ここ数年、鉱物産地には行っておりませんので、何も知らないのですが、かつての鉱山写真を見たりすると、その時代が偲ばれます。

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