今日は「地震と金」です。「地震と金(かね)」ではなく「地震と金(きん)」です。
先日放送されたNHK BSP4Kの「フロンティア」の「ゴールド・ハンターズ 未知の金脈を掘り当てろ」を非常に興味深く見ました。
番組では、宇宙の中性子性の合体と言う非常に稀な天体現象が地球の金の起源である事や、衛星からの地形画像を元に経験的な手法で金を探し求めている個人的なハンターや大規模な地質調査に基づいて大量のデータをAIを使って調べる企業などを紹介しながら、最新の採掘作業から、更に、宇宙の小惑星の資源にまで、フロンティアという番組名に相応しい内容でした。
そのような中でも、私が気になった新しい知見がありました。それは地震が金塊や金鉱脈を形成しているという話です。それは、地震の揺れが石英の圧電効果で金の原子を濃縮させているという現象です。
確かに、金鉱石は石英脈の中に存在します。これまで熱水中に溶け込んでいた金が石英脈中で冷え固まる事で金鉱床が出来る、というイメージがありましたが、そこに地震に因る石英の圧電効果が関与していたとは・・・
日本は火山大国・地震大国・温泉大国である事を考えると、文字通り黄金の国ジパングだった事に納得します。
ただ、現在、稼働している日本の金鉱山は菱刈鉱山だけです。
数日前に、今また、外資の会社が日本の金鉱山開発を目論んでいる、というニュースがありました。そのニュースの中で、何と!石川県志賀町の富来鉱山が出てきました。それも、私が面識のある方のお名前も出ていました。(Web上には「能登半島、富来鉱山の金鉱脈の形成過程を解明」という2022年のニュースリリースがありました。)
志賀町は能登半島地震では震度7だった場所です。何となく一致しました。
それから、つい先日、録画していた「山椒大夫 4Kデジタル修復版」(有名な民話をもとにした森鷗外の小説を溝口健二監督が1954年に映画化したもの 安寿の入水シーンは記憶に残る名シーン)を見ていると、ラストの海のシーンで佐渡の津波の話が出てきました。佐渡と言えば、やはり、金山で、これも何となく一致しました。
能登半島地震は過去にも繰り返され、その都度、金が濃縮されていたとは・・・
最近、何か金に関係するTV番組が多いような気がしておりましたが、様々な不思議な一致現象は、地震と金の密接な関係に繋がっていたような気がしております。