今日は「スチームパンク」です。このブログでは過去に一件(「鉱物標本が出てくるゲームソフト」2012.07.23)だけ「スチームパンク」という言葉が登場する記事がありました。
私はいつもアマゾンで「鉱物」というキーワードで検索する習慣があるのですが、アマゾンの検索では引っ掛からなかった本がありました。それは「スチームパンク東方研究所4 理科趣味の部屋」(グラフィック社 2014.8.25)という本です。それはアマゾンとは別のサイトの検索で引っ掛かりました。
その本が気になって早速取り寄せました。「スチームパンク東方研究所」という本はこれまでに近くの本屋でも見た事があったのですが、私的にはそれほど気に留めるような本ではないと思っておりました。「スチームパンク」そのものはそれほど気になるテーマではありませんでしたが、この本の理科趣味の部屋という副題の方が「鉱物」と関係していたようです。
その本では国立科学博物館やインターメディアテクが紹介されており、さらに鉱物入門と題してきらら舎や東京サイエンスや翡翠原石館等も紹介されておりました。
この本の文脈からすると昨今の鉱物趣味も理科趣味の一部で、さらに「スチームパンク」というサイエンス・フィクション(SF)のサブジャンルのひとつの中に組み込まれてしまうような雰囲気です。確かに鉱物趣味は元々は欧米の貴族たちから始まり19世紀的な科学的ロマンスの影響を受けてきたとするとその根元には「スチームパンク」的な要素はあったのかも知れません。私の嗜好も無意識的に「スチームパンク」的な雰囲気を好んでいたのかも知れません。
そういえば、私は私の名古屋時代にはCOPPERS早川の作品や松岡ミチヒロ(その本にも出てきます。)の作品も購入していました。それらは私の鉱物趣味とは全く別の観点から気になったから購入したのであって、「スチームパンク」的な事を意識していた訳ではありませんでした。
鉱物趣味が「スチームパンク」の中に組み込まれてしまう事は何か面白くない気分がするのですが、無視できない事でもあるのは確かな事のようです。
スチームパンク東方研究所4 理科趣味の部屋 | |
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