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鉱物の部屋へのいざない

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加賀紫雲石

2021-07-26 12:04:28 | 日記・エッセイ・コラム

ひとつ前のブログでコメントを頂いたyato-kamakuraゼンザイさんから教えてもらった加賀紫雲石というお菓子が気になり、金沢駅のあんとで売っている事を知って、さっそく買ってきました。

上の写真がそれです。何となく、有名な中田屋のきんつばに似ているような気がしました。ただ、中田屋のきんつばは薄皮でコーティングしており、やや柔らかい感じがしますが、加賀紫雲石の方は寒天で固めてあり、見た目で硬い印象があり、石の名前が付いている事に納得しました。

それでも、やはりお菓子なので、食べやすい柔らかさになっており、割ると透明な寒天の中に大粒の小豆が入っており、それは石を割った時と同じような驚きがありました。

私はこれまで知りませんでしたが、なかなかの銘菓だと思いました。身近なところにも石の名の付く銘菓があったようです。

この加賀紫雲石、製造者が音羽堂というところですが、その住所(石川県加賀市保賀町)を見て、少し驚きました。

加賀市保賀町は町内会に愛石家が多く加賀愛石会の本拠地です。私も店「石の華」を始める前の1年間、加賀愛石会に在籍した事があります。石展は保賀町町民会館で行われ、私も一度だけ、紅白の大輪の菊花石を夫婦石として出したことがあります。

そういえば、つい先日、加賀錦石の第一人者であったNさんがお亡くなりになった事を知りました。加賀愛石会の会員だった頃、そのNさん宅にお邪魔したことを思い出します。家の中の石も凄かったのですが、お庭にゴロゴロしていた加賀錦石の原石の光景を思い出します。

思うに、加賀紫雲石という名のお菓子も良いのですが、それよりも、願わくは加賀錦石を模したその名も加賀錦石という銘菓を出して欲しいものです。

コメント
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