ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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ユリとバライト

2016-12-15 13:54:18 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の午後、店番をしていて睡魔と戦っていた時、ある一組のカップルのお客様がいらっしゃいました。不思議な事に、お客様があると睡魔は一瞬で吹き飛びます。私はすぐに接客しました。

そのカップルはどうも女性の方が石好きさんのようでした。その女性は女性らしく店頭にあったラピスラズリのワイヤーラップペンダントをお買い求めになりました。その後、店の中にある様々な原石もご覧になり、興奮気味になられたようで、短時間であったにもかかわらず、リチア雲母、虹色アンモナイト、黄鉄鉱、両錐水晶もお買い上げになりました。ありがとうございました。

その後、ご会計が終わった後、突然、持参していた花束の中からユリの花を一輪取って、私にプレゼントしてくれました。唐突だったので、私は驚いてしまいましたが、「これが金沢流なのよ!」と言って、感謝の印である事を告げてくれました。重ねてお礼申し上げます。

今日の写真はそのユリの花です。まだ蕾状態です。



ちょうど花崗岩を模した陶器製の一輪挿しが店にあったので、そのユリの花を活けました。チョッとバランスが悪いような気がしましたが、それでも何となく決まったような気がして、尾小屋鉱山産の重晶石に被せてあるプラスチック製の透明ケースの上に乗せて飾ってみました。



それがその写真です。そして次の写真は今朝(午前10時)の写真です。



外は寒いのですが、店の中が比較的暖かいせいか(気温20度)、ユリが開花しました。。

そして、今日の昼すぎの写真です。ユリの花が大きく開きました。


植物はこのような変化が魅力的だと思います。

それから、下の尾小屋鉱山産の重晶石も実はスゴイのです。白い重晶石が咲き誇っています。また、その母岩は黄銅鉱と閃亜鉛鉱の結晶です。しかも、一部はべっ甲亜鉛ですし、スピネル式双晶になっている部分もあります。

この白いユリと白いバライトの組み合わせ、気に入っています。




コメント (2)
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