今日は「テレビ石」です。このブログでは過去に「テレビ石」が出てくる記事が3件ありましたが、タイトルになるのは初めてです。
昨日、ネットで「石の華」の存在を知ったと言う、七尾からいらっしゃったご夫婦が来店しました。どうも小学2年生の娘さんが大の石好きだそうで、テレビ石を欲しがっているらしく、それを求めてのご来店でした。
店にはちょうど人工のものと天然のものとがありましたので、両方をお見せしました。
上の二つがそれらと同じようなものです。
最初の写真は人工のもので、テレビ石効果が良く出ていますが、次の写真の天然のものはその効果があまり出ていません。その二つを見て、ご夫婦は一瞬、迷われたようですが、結局は両方ともお買い上げとなりました。本当はやはり天然のものが欲しいのでしょうが、人工のものも見比べると、その効果の違いは歴然としておりますので、両方とも安価だったという事もあって、両方のお買い上げとなったようです。
その娘さんのお話を少し伺うと、どこで拾ってきたのか?既に数多くの自採コレクションがあるらしく、石の知識も大人顔負けする程らしいのです。
どうも鉱物女子予備軍と言って良いようです。
確かにテレビ石はお子さんに人気のある石です。否、お子さんに限定してはいけません。私も鉱物コレクションを始めた初期にはテレビ石をコレクションしました。チョッとしたテレビ石効果には新鮮な驚きがありましたし、そのような驚きは鉱物趣味の芽生えには必要条件なのだろうと思います。
そのお嬢さんの未来が楽しみです。
ところで、話が変わりますが、現在検討されているという小松市の石文化保護条例の事が気になっております。それがどのような内容になるのかが気がかりです。その内容によっては鉱物趣味に大きく影響が出てくる可能性があります。
その条例によって子供たちの鉱物趣味への芽生えを削ぐような事にならないように願いたいものです。石文化とは鉱物少年や化石少年、鉱物女子や愛石家達が存在して初めて成り立つものですから。