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鉱物の部屋へのいざない

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県の石

2016-05-10 14:24:32 | 日記・エッセイ・コラム
今日は5月10日で「地質の日」だそうです。

そう言えば、先ほど北國新聞の写真部の方の取材を受けました。恋路の霰石の写真を撮りたいとの事で、それほど良いものではありませんでしたが、現在、店に残っていたものでも構わないという話だったので、その写真を撮りに来てくださいました。何枚かの写真を撮られたので、どれが新聞に載るのかは分かりません。今日は写真無しです。(今日の夕刊をご覧ください。)

どうして取材があったのかと言う、どうも日本地質学会が「県の石」を認定したと発表したらしいのです。

「県の石」、私はすっかり忘れていましたが、確か、一昨年にその募集があり、昨年その発表があるはずだったと思います。

どうも1年遅れで認定されて、本日の「地質の日」に発表されたようです。

石川県の鉱物としては予想通りと言うか、納得の「恋路の霰石」となったようです。岩石と化石に関しては新聞報道を見て下さい。

このブログを書いている今現在では各県の「県の石」が何になったのかは日本地質学会のHPには出ていませんでした。

「県の石」の選定はそれを選ぶ人の価値観が交錯しますので、どれかひとつ選ぶという事は中々難しい事なのだろうと思います。恐らく、異論が出てくる事もあろうかと思います。そのような性質の「県の石」の認定には単なる多数決主義では済まない難しさがあると思います。

このところ、天然記念物とかジオパークとか世界遺産とか日本遺産とか、石の世界にも人による認定作業と意義付けが入り込んできております。本来、自然はそのような人の価値観とは無関係に存在しています。

私はノーベル賞とか芥川賞とか、何とか賞にもそれほど興味がありません。

人とは何らかの権威付けが好きな動物なのだろうと思います。人の価値観は様々なので、それほど意味のある事だとは思いません。
コメント (3)
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