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鉱物の部屋へのいざない

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きらら

2015-10-03 10:16:24 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「きらら」です。「きらら」とは雲母の事です。このブログは石のブログなので、「きらら」と言うと鉱物の雲母のテーマとなるはずですが、既に過去に「石の華 雲母」というタイトルで5回書いておりました。同じようなテーマの話では面白くないので、今日は昨日にチョッと行って来た「片町きらら」という新しく出来たファッション商業施設の事にチョッとだけ触れてみます。

「片町きらら」はこの前の9月18日にGRAND OPENした複合ビルの愛称です。そこは北陸地方最大の繁華街である金沢市片町のスクランブル交差点前に立地する旧ラブロ片町(大和百貨店が創業した場所)を再開発した場所です。金沢のまちなか活性化の起爆剤的な存在だろうと思います。オープンの日は日本中が安保法案採決のニュースで騒いでいる中、地元放送局はその「片町きらら」からの生中継で浮かれていました。金沢は400年間戦火に遭っていない世界的にも稀有な街ですから、それも平和的で良かったのかもしれません。

私は高校を出てから東京に移り住んだ者なので、ラブロ時代の記憶は薄く、どちらかと言うと旧大和を懐かしむ世代に当たります。小さい頃、両親に連れて行ってもらった食堂で初めて食べたホットケーキや噴水式のオレンジジュース自動販売機の記憶が残っております。小松という田舎に住む家族にとって、そこは大都会の象徴的な場所でした。特に子供にとってはデパートという場所は非日常的な楽しい場所だったのです。そこは子供心にもしっかり刻み込まれた特別の場所だったと思います。

昨日はそんな懐かしい場所がどのように変わったのかと言う好奇心からそこに行きました。また、石川県初出店というLOFTの存在も気になっておりました。LOFTは名古屋に住んでいた頃、すぐ近所にあり、雑貨小物好きの私にとっては、馴染みの店でした。

で、その印象はと言うと、「え!これだけ?」という驚きでした。名古屋のLOFTは数フロアにわたり面白いものがたくさんあったと思い出しますが、金沢では1フロアだけで、昨日は衝動買いしたくなるような物がひとつもなかったのです。そして、小さい頃、あんなに立派で大きいと思っていた場所も狭く小さくなってしまった、という印象でした。

それは私が歳をとってしまったからなのでしょうか?それもあると思いますが、それよりも、東京や名古屋のような都会暮らしをした人間にとってはどうしても地方都市の暮らしは比較的寂しく感じると思います。そういう事なのだろうと思います。

昨日は「片町きらら」に行って、以前のビルの正面入り口側階段に埋まっていたアンモナイトの化石のその後の事が気になってしまいました。

コメント
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