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鉱物の部屋へのいざない

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共進化

2015-07-16 12:40:55 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「共進化」です。このブログでも過去に何度か登場している言葉です。

「共進化」とは生物が互いに依存して進化する事で、本来、生物学的な言葉なのですが、このブログは主に石の事に関するブログなので、多少、比喩的に「共進化」という言葉を使いたいと思います。

「共進化」と似たような言葉に「共生」という言葉があります。「共生」という言葉も本来生物学的な言葉なのですが、その意味は他の分野にも拡張され重要なキーワードとして使われたりしています。鉱物の世界でも「共生」という言葉が使われる事がありますし、それは重要なキーワードのひとつだと思います。

さて、今日は「共進化」です。

「共進化」と言うと鉱物と生物との「共進化」を説いたRobert M. Hazenの事を思い出してしまうのですが、そのパラダイムシフトはそれなりに大きかったと思うものの、今から見ると、それは自然界では当然の事だと思うようになってきました。その事は地球史観の進化の上で歴史的な必然性を伴って出てきたような気がします。

そして、それは地球史だけには留まらないようです。どうも天文学に於いても、宇宙史の中で、ブラックホールと銀河が「共進化」してきたという事実がわかってきたようです。興味深い現象だと思います。

「共進化」というキーワードは生物学から飛び出し、地球科学や天文学にも拡張し、この先、様々な分野で多くの組合せの「共進化」へ「共進化」していくような予感がします。

我々の日常でも家電製品とライフスタイルの「共進化」の現象は見られますし、IT機器に至ってはその「共進化」は顕著な現象だと思います。

さらに、もっと身近に、我が「石の華」についても「共進化」が起きているような気がします。それは来店して下さるお客様の変化に現れて来ているような気がします。

「石の華」はオープンしてからもうすぐ丸4年を迎えます。振り返ってみると、これまでに多くの来客がありましたが、次第に客層が変化して来ました。オープン当初にそこそこ多かったヒーラーさん達は徐々に姿を消しつつあり、現在は特定の常連客が集うコアな店になりつつあります。その間にこちらも進化しました。鉱物そのものに関する知識もお客さんから教えてもらう事もあったりして「石の華」もお客さんと共に「共進化」しているような気がしております。

今後も「共進化」は続いて行きます。自然界も社会も「石の華」も。
コメント
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