いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

あらあら、別れちゃったの?自民党系会派

2006-12-15 | Weblog
 国会では、郵政民営化問題で離党した国会議員11名が自民党に「屈辱的」な反省文を書いたうえで復党したことが賛否両論騒がれている。そして、我が大田区でも、次元は違うが、区議の復党問題で、議会が揺れている。

 自民党区議17名のうち、おっぱい事件で辞職した前代議士(自民党を離党)を7名の議員が応援した。残り10名とて、かの代議士氏とは決して疎遠ではなかったのだが、彼等は、党公認の公募の新人を応援し、この新人が当選した。

 そこで、自民党として、7名のうちリーダー格の3名を「除名処分」とし、残り4名を「離党勧告」とし、それぞれ自民党籍を離れた。ところが、議会内会派としては「最大会派」を維持するためか、そのまま同じ部屋で活動を続けていたのだ。そして、ややかしいのは、この問題の根底は、衆議院選挙で「誰」を応援したのか、ということが「オモテ」だが、「ウラ」は、議会内会派における永年の主導権争いと、時期区長選挙への思惑がからんでいるのだ。

 途中、この7名に共鳴する自民党籍の区議2名が、残り10名から離脱する動きもあり、傍観する者としては、楽しく見物していたものだ。ただ、この最大会派の騒動は、お役人からは冷笑して見られており、第二会派である、公明党が区役所内で、よりその存在感を示す結果となったことも拒めない。

 そして、本日、ついに除名議員3名が会派を別れ、新会派を結成した。離党組4名は、これをもって晴れて復党、自民党公認となる。そして、なぜ今日なのか。新春号の区議会便りに「会派離脱」が間に合うからだそうだ。なんともな~

 しかし、除名組のリーダー格である長老議員が、復党する4名に言った言葉は感動である。

お前等は戻れ。また、いつか一緒に活動できる日が来るから‥

 かっこいい!!

 私が、会社を廃業して意気消沈していた平成14年の頃、そんな私を「夜逃げした」と誹謗した、ある区議に彼はこう諭してくれた。

男には、色々な生き方があるんだ。他の者がガタガタ言うんじゃない。

 かっこいい!

 ガンバレ新会派!



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!
 


自民党委員長は反対派?by糀谷地区再開発

2006-12-13 | Weblog
最近、糀谷駅前地区再開発について、推進派と反対派の両方から区議会に陳情が出された。これは、京浜急行の連続立体交差事業の一環として、駅前広場を作り、その周辺地区を第一種再開発事業(組合施行)で整備しようというものだ。だいたい、区議会というところは、賛否両論が出ると、判断を回避する、という特性があるので、大方の予想は「継続」である。

 この場所では、10年ほどまえから、地権者による糀谷駅前まちづくり研究会が設立され、現在は再開発準備組合として、都市計画決定を目指し活動し、地権者の70%の賛意を得ている。この件については、私も地権者の一人なので発言はなるべく控えてきたが、今回の所管特別委員長の行動は、あまりにも常軌を逸しているので、あえて公開する。

 一部反対派の方々は、なんでも反対「共産党」の支援を受け、さらには、壊し屋の異名を持つNPOから、反対のノウハウを指導され、議会、地元商店街を巻き込んでの反対運動を展開されている。

 時期まさに、来年の統一地方選挙前。議員や首長(区長)などは「なるべく敵を作りたくない」時期である。これは、反対派に有利である。本来、推進派にハシゴをかけて昇らせた当事者である、区長まで「まだ、早い」等と言い出す始末には、推進派からは「バカらしくて、やってられない」という言葉まで出る。これは、法務大臣が職務である「死刑執行命令」を拒否するようなもので、行政お得意の「粛々と‥」は、どうしたのだろう。

 さて、この陳情を審査するのは、区議会交通問題調査特別委員会(自民党委員長)である。ところが、この委員長さん、到底公平な審査をするには程遠い以下のような行動をされた。

①反対派の集会に複数回参加されて、反対派と意気投合されている。

②反対派の各戸に「再開発反対」のポスターと共に「自民党 ○○××」のご自 分の写真入りポスターを掲示している

③反対派から意見を聞く懇談会に、地元商店街のなかでも反対意見の強いT さん(地権者ではない)に直接電話をかけ、参加を促している。(この件 は、地元商店街理事長が激怒し抗議している)

④推進派でもあり地権者の私を懇談会に出席させるな、と準備組合理事長に 要請

 私は、再三、与党であっても「是々非々」で議論すべき、と言っている。従って、自民党の議員が区の施策に反対することに異論を唱えるつもりはない。ただ、所管委員長であるから問題なのだ。委員長の立場は、公正中立でなければならぬ。だとすれば、彼の上述した行動は、あまりにも軽率である。

 また、その行動は、どうも、バックに指南役がいるように思えるのだ。
今月18日には、再度委員会が開催されるが、委員長が自らの行動を律し、各委員が良識ある判断をされるよう望むものである。



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!

区政報告会&望年会開催。感謝!感謝!

2006-12-12 | Weblog
 我が業界(?)は、すでに来年の統一地方選挙真っ只中という感がある。街中には、二連ポスターと呼ばれるものが貼られ美観を損ねている。駅前には、早朝より政策(名前?)を訴える新人が陣取りをする。

 そんな中、お前は何をしとるんじゃ!と、支持者からのお叱りを受け、本日、区政報告会&望年会を開催した。親しくご支援頂いている方に、さくっとお誘いの手紙をお出しした。お叱りを頂いた支援者の方からは「いったい、何人来るんだ?」と、毎日ご心配をおかけした。

 会場には、80名分の席(着席)を用意したが、開演してみると、あれ?あの人も、あらあら、この人も来てくれた、と、参加申し込みをされていない懐かしい顔ぶれが受付をしている。挨拶の間、立食パーテイは辛いのは身にしみているので、今回は着席。おいおい、席が足らない!あわてて、テーブルをセッテイングする。

 最初は、同志でもあり、以前からご薫陶を頂いている神奈川大学小山和伸教授の「誇りある国家と地方議会の役割」と題した卓話をお願いした。30分という短時間で熱く語って頂いた。次回は2時間ぐらいお願いしたいものだ。

 ここで、乾杯。様々な後援会に参加した経験から、乾杯前の長~い、そして多人数の挨拶は、実際誰も聞いていない。そこで、卓話の後、すぐ乾杯とした。料理を食べてひと段落し、私の区政報告を30分。料理あり、お酒ありで、きっとザワザワすることだろう、と心配していたが、皆さん真剣に聞いて下さり、ここでも感動。ただ、乾杯後15分で、全テーブルを回り、各テーブルでビールを注いでいただき、すでに泥酔状態。自分でも話がダッチロールしているのがわかった。反省。

 その後は、参加者との馴れ初めなどを私が、ご紹介して和気藹々の会だった。

 たまたま、同じ地域の現職区議が、先週、報告会を開催し、我が陣営からも2名が参加した。その方によると、地域のほとんどの町会長が参加し、区長の代理はくるは、総勢300名ぐらいだった、と。負け惜しみではないが、今日程の、家庭的な雰囲気の報告会は、他にはないだろうと自負している。人数ではない、そのメンバーの想いだ、と思う。

 皆さん、本当にありがとう!そして、参加はできないが、と熱いメッセージを頂いた方々にも感謝、感謝!

 帰宅は、深夜2時半‥‥



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!

国会9万円、息子9千円、国営宿舎?の家賃

2006-12-09 | Weblog
 今日は、土砂降りの雨の中、某県にある防衛庁官舎を見に行った。実は、長男が今月末から入居する予定の官舎(国の社宅)である。

 何しろ、2Kで9200円という超激安物件である。覚悟はしていたが、いやはや古い。築40年は超えている。そのうえ、外壁などは、あまり手が入れられていないようで、いたるところに錆が目立つ。

 それでも内部は、ペンキを塗り替え、畳も表がえしをしてあり、まあ、21歳の新婚さんには充分だろう。官舎は安いこともあり、倍率が高いらしいが、今回、新築の官舎が建設され、階級が上の人から、押し出し方式で入れ替わったため、下っ端の息子にも順番がまわってきたらしい。ありがたい。

 丁度、衆議院赤坂宿舎の家賃が9万円で近隣相場より、相当安い、との議論がマスコミで報道されている。自らの生命をかけて国民を守る自衛官、国家の筋道を決める国会議員。立場の違いはあるが、いいんじゃないだろうかね。

 金額の多寡よりも、その報酬や処遇に見合う仕事をしているか、どうかを問題にすべきだろう。議員年金なんかいらない、と私は思っているが、これなども同じだ。

 「政治家は働かない‥」「政治家は悪さをする‥」だから許せない‥そんな構図が、知らず知らずのうちに国民の間に浸透しているのではないだろうか。でも、だとしたら、そんな政治家を選んでいるのは誰??


ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!


第四回定例会 補正予算反対討論

2006-12-08 | Weblog
私は、区長与党を自認している。しかし、与党だからとて、おかしい時は、はっきりと反対すべきが、2元代表制の議員の務めであると思っている。今回は、補正予算に反対した。以下、本日の反対討論である。


改革110番、私、犬伏秀一は、ただいま上程されました第116号議案平成18年度大田区一般会計補正予算第4次につき反対の立場から討論をいたします。

本補正予算のうち、歳入における特別区民税520万円分の増額、歳出で同額の清掃管理費が私の反対する部分であります。本支出は、東京23区清掃一部事務組合と東京ガス株式会社が合弁で設立するゴミ処理及び売電会社、東京エコサービスの株式出資のためのものです。私を含む、多くの見識ある23区々議会議員が本会社設立に異議を唱えております。

反対の理由の第一点は、ただでさえ各区、区民や区議会の監視がしにくい構図である清掃一部事務組合の、またさらに別会社となれば、より一層不透明なものとなる可能性があることであります。この点は、多くの区議会においてにおいて、このことについての疑義を含め保留の態度を示されていることからも明らかであります。

第二点は、廃プラスチックの焼却について、到底各区の合意が得られたとは思えないことであります。現在大田区においては、発泡スチロールトレイやペッットボトルを資源ゴミとして分別収集を行っており、区民のリサイクル意識も高まっているところであります。せっかく、意識啓蒙したものが、廃プラスチックは可燃ごみということになれば、これら多くの資源も可燃ゴミと共に出されることが懸念されます。また、プラスチックを焼却する際に排出される有毒物質についての検証も定かではありません。

第三に、健全な競争原理が働かなくなることがあげられます。東京エコサービスがゴミ焼却で得た余剰電力は、東京ガスの売電子会社を通じ、23区の公立学校に売却されることになっております。しかし、単独の事業者が独占的に電力を供給するこの仕組みでは、市場原理が働かなくなり、公立学校は高値の電力を未来永劫にわたり買わされることになり、反面、東京エコサービスは、安定的顧客を営業努力なしに獲得できることになります。さらには、民間の電力需要のピークである夏季においては、公立学校が休業となり、その余剰電力は東京ガス売電子会社の、好都合な電力供給源となるのです。はたして、この構図で得をするのは誰でしょうか。このような仕組みを民間では「競争」とは呼ばないのであります。

第四に、この会社がはたして、民間企業なのかという点であります。代表取締役社長は、特別区区長会会長のあて職で、設立時の社長には当区の西野善雄区長が就任されました。私は、先週50歳になりましたが、その人生の半分以上を会社経営者として過ごし、その間、多くの経営者と出会ってまいりました。その結果「会社の栄枯は社長次第」との、あたりまえの原則を痛感したのであります。東京都が設立した臨海第三セクター3社の無残で、無責任な放漫経営の顛末は正にそれを物語っております。特別区長会会長交代の都度、社長がかわり、その社長は、たまにしか出社しない、それを民間会社とは呼べないのであります。
また、30人の工場職員は23区清掃一部事務組合の職員が出向し、その30名の現場に、なんと、事務職員は15名。高賃金の一部事務組合職員が出向し、稼がない事務職が15名とは、到底、まともな会社経営とは思えない、と感ずるのは私だけではないでしょう。

昨今、多くの知事、市長の不祥事が報道され逮捕者が連日増えているのは残念なことであります。その背景には強い首長と弱い議会との構図がある、ともささやかれております。わが国の地方自治が、2元代表制をとっている以上、執行機関の長たる首長に大きな権限が集中するのはやむをえないことであります。しかし、弱い議会ではありません。現に、宮崎県においては、県議会の不信任決議により県知事が失職をしているのです。どうか、ここに参集されている見識深い議員の皆様、本件に異議を唱え、議会の良識を示そうではありませんか。与党会派とは、行政が提出した議案をすべて追認するという立場ではないはずです。議会は行政の諮問機関ではありません。おかしいことにはおかしい、と意思表示してこそ、67万区民の信託に応える区議会と言えるのではないでしょうか。議員各位の勇気あるご判断をお願いして反対討論といたします。




ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!

やっぱり継続審査になっちまった。領収書添付問題

2006-12-04 | Weblog
 今日は、本会議中の常任委員会である。今回のエポックをいくつかお示しする。

 何度も書いているが、今話題の政務調査費の領収書を「開示」できるように、添付を義務づける条例改正案は、私の推測どおり、自民党系会派と公明党の「慎重に」という、もっともらしい理由で「継続」となった。領収書を添付している、目黒区でさえカーナビだ、ハウスクリニーング代だ、と開示して明らかになった。

 大田区は、しっかりやっていますよ、という意思表示の意味でも、即刻添付を義務付けるべきだ。なぜ反対か?ビックリする発言が、議事録にのっている。数週間後に区立図書館に議事録が配布されるはずなので、是非とも、ご覧いただきたい。区議会事務局においても、議事録の開示請求ができるので、お気軽にどうぞ。

 さて、もう一つの問題点。23区清掃一部事務組合が東京ガスと合弁で設立する、ゴミ工場運営会社兼売電会社「東京エコサービス」に、区の公金から520万円を支出する、という補正予算案。民間の活力を活用だの、競争力を云々などと説明しておきながら、社長は23区区長会会長の西野善雄大田区長。従業員は、23区清掃一部事務組合の職員が派遣。なんじゃい、お役人と東京ガスのために、税金520万円を投入して、わかりにく構図にしただけではないか。

 勿論、区民の感覚を主張する私は、本案に反対である。常にお役人提出議案に賛成の立場の、与党会派、自民党、公明党、民主党は賛成。共産党と、特にこの問題を鋭く追及していた生活者ネットワークが反対。結局、予算案は可決された。情けねえ~

 さらに、気になる案件。大森南工場アパートの建設現場から、油臭の強い土が出たので、この土壌処理に6300万円を支出する、というのだ。どうも、お役所の金銭感覚と庶民のそれは、相当に乖離があるようで、6300万円もの「余計な費用」がかかるとしたら、まずは、前の所有者に文句を言って処理させるのが民間。

 委員会での答弁は、取得時には「土壌汚染はない」旨の証明書を添付させていたので、どのようにしたらいいか検討している、とのこと。途中に、大田区土地開発公社という団体がからんでいるので、より面倒である。この工場アパートについては、建設工事が「不落随意契約」となり、議会でも話題となったが、この土壌処理代も「随意契約」だそうだ。

 共産党と一緒になってお役人に反対しても、何も変わらない、と忠告してくれる方がいる。そうだろうか。私は、そうは思わない。南アメリカの先住民の間に伝わるクリキンデイの物語を読んで欲しい。かっこよく言えば、区役所の火事に水一滴を必死に運ぶ一羽でいい。すでに、一羽ではない仲間が少しずつ増えている。いつかきっと、おかしな炎は消える、そう信じている。



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!

やばっ!1900円で差押執行警告書がby都税事務所

2006-12-03 | Weblog
 最近、都税の収納率があがっており、そのノウハウを活かして都内区市町の取立ての受託もするという新聞記事を読んだことがある。はたして、どんなノウハウなんだろう、と思っていたら、昨日、わかった。

 自動車税未納による「差押執行警告書」なる書面が自宅に届いたのだ。さらに、同封されている手作り風のカラープリンターを使った「タイヤロック等装着予告」と書かれた書面には、納付しないと、車にロックをかけ走らないようにする、と、ロックした車両の写真も添えられている。

 さて、では私の未納自動車税額は、というと、実はゼロ円なのだ。ただ、納付期日を失念していて(すみません!反省)、納付が遅れて、延滞金がついたらしい。この金額が、1900円。

 勿論、金額の多寡ではなく業務を行っているので、止むを得ないが、さすがである。本税は納付済だが、延滞税も絶対に取るぞ、という意思が手作りパンフレットからにじみ出ている。これが、東京都の収納率アップのノウハウなのか。お役所版の「取立て手法」テクニックはサラ金と同じだな。

 わかりましたよ!すみません。悪うございました。明日納付しますから、車ロックしないでね。(実は、この車はすでに売却して手許にはないのだが‥)




ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!

祝 いぬぶし生誕50周年!!!

2006-12-02 | Weblog
 誰も祝ってくれないから、言っちまおう。本日、不肖わたくし、生誕50周年を迎えた。

 50年と言えば半世紀だ。よくぞ生きてきたと思う。父は、私が10歳の時、42歳の厄年で病死した。従って、42歳になるまでは、ずっと「いぬぶし42歳死亡説」というのを自分のどこかで信じていて、駆け足で人生を走ってきた。

 車は1メートルでも長いほうがいい、と米国ビバリーヒルの中古車屋に並んでいたリンカーンストレッチリムジン(ハワイでの結構式や、日本では怪しいご職業の方々が乗っているあれだ)を、自分で輸入して乗ったり、家は一坪でも大きいほうがいいと、3軒買い換えたりと、42歳まではぶっ飛ばしてきた。

 ところが、42歳では死ななかった。そのかわり、44歳のときに大災難がおとずれ、上述した価値観は奈落の底へ落ちた。セプテンバーイレブン、9.11同時多発テロの影響で、経営していた旅行会社の売り上げが激減。家は金融機関により売却され、車は小さなコルサになった。

 普通は、そこで相当落ちこんで、場合によっては命を絶ったりするのだろうが、幸いなことに、よい両親のもとに生まれたおかげで「天真爛漫」に育った。そりゃ、数ヶ月は、意気消沈していたが、すぐ復活。

 借金2億を超え、300年月賦で返しているのに、あまりに悲壮感がないものだから「いぬぶしの親は、相当の金持ちだから、会社潰してもどうってことない」とか、「あれは偽装倒産で、ウラに相当隠しているらしい」等というウワサが、街に飛び交った。

 いずれも、ウソで、父親は昭和42年に病死。母親とは、昭和47年以来絶縁状態で、昨年こちらも老衰で死亡。借金はいまだに、1億9千万はあるだろうか、一昨日の月末も金融機関、信用保証協会、民間会社等に、有り金しぼって返済したところだ。

 まあ、そんなことは、実は人生にとって、たいしたことではない、と、どん底を経験して痛感した。朝起きて、ご飯がおいしい、夜は、朗らかにビールが飲める。誰かが「あなたのお陰」と、感謝してくれる。そんな、あたりまえのことが、実は、とても大切なことで、幸せなことなんだ、と。オヤジの死んだ歳を越えたころから思えるようになった。

 生誕50周年にあたり、私を取り巻くすべての人々、物、大自然に深謝!
ありがとう。そして、これからも、よろしく!


ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!


領収書を添付するかで大もめ@総務財政委員会

2006-12-01 | Weblog
 何度も書いているが、議会の会派に支給される「政務調査費」というお金がある。このお金で、個人の車の車検に使ったり、カーナビを買ったりしたとして、目黒区議会議員が6名辞職した。品川ではキャバクラに使ったとして、返金する事例もあった。そこで、私を含む区議会議員13名で、領収書の写しを提出して、いつでも区民からの開示請求に応じられるようにしよう、との条例改正案を提出したのだ。

 今でも、領収書と収支明細を区議会事務局に提出して、チェックを受けているが、チェックが終わると領収書は各会派に戻されて、そこで保管する仕組みである。区民が開示請求をしても、収支明細は出てくるが、領収書は開示されない。これを添付しよう、という極々まともな、そして、たいした事務量もかからない提案である。

 今日は、この議案についての審査が総務財政委員会で行われた。所属する生活産業委員会が早く終わったので、傍聴した。傍聴席には、この問題に関心をよせる身障者団体の幹部の方がお二人、先に傍聴されていた。2名の委員が、この傍聴を別の議案の区施設のバリアフリーについてと勘違いしたようで、「この施設のバリアーフリーはどうなっているのか?」と、おべんちゃら質問をしていて、区の担当課長もわざわざ、傍聴者の団体名をあげて答弁していたのには苦笑してしまった。その件じゃないのよ、今日は。

 さて、委員会の各委員の態度は以下のようなものだ。はたして、どの意見が区民の感覚だろうか。

自民:現状の制度で充分透明性は担保できている。政務調査費を条例化した時に検討会を開いて議論した、という歴史的経緯もあるのだから、いいだろう。ましてや、来年4月から施行するなど、あまりにも拙速である。

公明:議会事務局でチェックしているのだから、まったく添付していない区よりはましで、中間的な存在である。他区の状況の資料を事務局から出してもらって、有識者の意見も聞いて、使途を含めて検討の場を作ろう。

民主:この流れ(領収書添付)に賛成である。なぜ、領収書をつけるだけのことがダメなのだろうか。

ネット:使途が云々言っているのではない。今、議会事務局に提出して返してもらっている領収書のコピ-を区民がいつでも見れるようにしよう、と言っているだけで何が問題なのか。なぜ、領収書の開示に有識者の意見が必要なのか。

共産:他区で事件もあり、区民の注目は高い。役所には、様々な開示請求があり、議会もそれに対応すべきである。より透明性を高めるために、この条例を制定しようではないか。他区の資料なら、先日の幹事長会で、事務局にあるようなことを言っていたから、それを出したらどうか。

議会事務局長(お役人):幹事長会と委員会をごっちゃにしないでくれ。今は、公明党の委員からの資料請求であり、共産党から指図されるのは筋違いである。

委員長(自民):意見もわかれており、資料請求もあったので、本日のところは継続ということで‥

ネット:なぜ、継続なのか?採決しようではないか。

 議会とは、本当に不思議なところだ。会社でも役所でも領収書を保存している。そして、特に、お役所は国から区市町村まで、その透明性を担保するために、そのほとんどを開示対象としているのだ。その、お役所をチェックすべき立場の議会が、この態度である。普通の区民の感覚では到底理解できない。

 傍聴されていたお二方が、激怒して区役所のエレベーターに乗られたのは、普通の区民の感情であろう。はたして、月曜日の委員会ではどうなるだろうか。

 経験則でいけば「より慎重に議論、検討すべき問題」との、もっともらしい理由が付されて、継続審査となり、来年4月の任期切れで「廃案」というのが、常套であろう。嗚呼!!!


ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!