いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

会派とはなんぞや?

2008-04-22 | Weblog
 今日は、区議会の幹事長会が開催された。これは、交渉会派(所属議員3名以上)の幹事長が集まって、議会内の調整を、公の議会運営委員会の前に行うもので、非公開である。

 国会や他の自治体議会の多くで、この幹事長会での決定が、ほぼそのまま議会運営委員会の決定事項になるため、密室だとか談合政治と批判を浴びている。三重県議会では、会派代表者会議(幹事長会に相当)を、公開し、議論の過程を県民に公開している。大変結構な取り組みである。

 さて、本日の幹事長会。午前10時に始まり、休憩を挟んで、再開は午後4時。これほどロングランになったのは、我が会派の扱いが原因である。仔細は『非公開の会合』という申し合わせなので書けないが、要するに、我が3名の会派を交渉会派として認めるのかどうか、という議論である。

 我々3名は、保守系無所属の荒木議員、生活者ネットワークの奈須議員、そして私の3名で構成されている。イデオロギーでは共通する荒木、犬伏の2名。議会改革では共通する意識の奈須、犬伏。という微妙な構図の会派は、時としてなんとしても意見がわれることがある。

 どうしても調整出来ない場合は、それぞれの議員の『良識』を尊重し『党議拘束』はしない、というのが申し合わせである。ところが、これが他の会派には気に入らないようだ。

 我が会派以外の会派は、すべて国政の政党が、そのまま会派になっている。その為、比較的意見の調整がつきやすいのだろう。が、といって、ある地域的な議案について、すべての会派所属議員が賛成だったり、反対で意識が同じということは困難ではないだろうか。結局、妥協して『会派意見』として調整しているのだろう。

 とすれば、我々の『自由意志』での、会派意見の相違は、なんとしても認められない、というのが他会派の意見だ。しかし、会派の意見が常に同じでなければいけない、という規定は法、条例、規則、いずれにも見当たらない。

 結局、様々な議論の末、ソフトランデイングでやっと閉庁時間ぎりぎりでまとまった。若い頃の私だったら、机を蹴っ飛ばして出て行ったと思うが、年を重ねるに従って、辛抱強くなるものである。

 政治の世界の難しいのは、いくら一人で正論を述べても、他から支持されなければ、犬の遠吠えに終わってしまうことである。反面、ビジネスの世界では、同業者の誰が支持してくれなくても、市場(マーケット)さえ支持してくれれば、勝ち組になれる。

 そういう意味では、政治の世界は不向きかもしれない。どっと疲れた1日だった。



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