来週29日は、大田区議会臨時会が開催される。この会は例年、議長、副議長選挙、各委員会委員長、副委員長の互選、監査委員の選任同意など人事案件で終わることが通例である。従って、午後1時開催、午後5時には終わるという『超短期』議会である。
さてさて、今回の議案は、と控え室に配布された議案を見てビックリ!な、なんと、9億9千万円余りを支出して、大田西地域行政センターの移転用地として、近隣の東京都水道局跡地を購入する、との補正予算があるではないか。
情報を集約すると事情は次のようなものだ。
①大田西地域行政センターには、長期的な移転計画はなく、改修工事も行って、現庁舎を使用する予定でいた。
②隣接する、アルプス電気㈱が本社新築計画の中で、大田西地域行政センターの土地の取得を希望した。
③そこで、大田区は、東京都水道局の土地を取得し、アルプス電気の不要な土地と行政センターの土地を『交換・売却』しようと考えた。
④しかし、様々な検討の中で、水道局の土地取得と同時の『交換・売却』はやめて、まず水道局の土地を取得。建物を建築して移転後、アルプスに売ることに変更。アルプスへの売却時期は平成20年度。
⑤水道局の土地取得時期は、本年10月を予定。
区政発展と住民サービス向上のため、行政センターを新築することに異を唱えるものではないが、アルプス電気と、何等文書での覚書を交わさず、口約束だけで、水道局の土地を先行取得するのは、あまりにも軽率ではないだろうか。
ましてや、その審議を、わざわざ、審議時間の短い臨時会にぶつけるとは、どうもおかしいではないか。来月から始まる第2回定例会に上程して、通常の委員会審議でも、10月の取得には充分間に合う話である。
大森のNTT、多摩川ラケットクラブなど、一連の大田区が取得した大形土地取引に際しては、拙速な議会審議と、説明責任の回避という共通項がある。さらには、今回の相手方、アルプス電気は、社長が、区長の後援会重鎮という間柄である。勿論、見識あるお二人なので、公明正大であろうが、このような関係であれば、より一層の透明性が求められてしかるべきだろう。
区民に対する説明責任からも、徹底した情報公開と、定例会における慎重な審議を求めたい。
![](http://www.dff.jp/pix/dffbanner2005_1.gif)
![ブログランキング](http://img.rankingnet.com/blog36.gif)
↑クリックして頂くとランキングがあがります!
さてさて、今回の議案は、と控え室に配布された議案を見てビックリ!な、なんと、9億9千万円余りを支出して、大田西地域行政センターの移転用地として、近隣の東京都水道局跡地を購入する、との補正予算があるではないか。
情報を集約すると事情は次のようなものだ。
①大田西地域行政センターには、長期的な移転計画はなく、改修工事も行って、現庁舎を使用する予定でいた。
②隣接する、アルプス電気㈱が本社新築計画の中で、大田西地域行政センターの土地の取得を希望した。
③そこで、大田区は、東京都水道局の土地を取得し、アルプス電気の不要な土地と行政センターの土地を『交換・売却』しようと考えた。
④しかし、様々な検討の中で、水道局の土地取得と同時の『交換・売却』はやめて、まず水道局の土地を取得。建物を建築して移転後、アルプスに売ることに変更。アルプスへの売却時期は平成20年度。
⑤水道局の土地取得時期は、本年10月を予定。
区政発展と住民サービス向上のため、行政センターを新築することに異を唱えるものではないが、アルプス電気と、何等文書での覚書を交わさず、口約束だけで、水道局の土地を先行取得するのは、あまりにも軽率ではないだろうか。
ましてや、その審議を、わざわざ、審議時間の短い臨時会にぶつけるとは、どうもおかしいではないか。来月から始まる第2回定例会に上程して、通常の委員会審議でも、10月の取得には充分間に合う話である。
大森のNTT、多摩川ラケットクラブなど、一連の大田区が取得した大形土地取引に際しては、拙速な議会審議と、説明責任の回避という共通項がある。さらには、今回の相手方、アルプス電気は、社長が、区長の後援会重鎮という間柄である。勿論、見識あるお二人なので、公明正大であろうが、このような関係であれば、より一層の透明性が求められてしかるべきだろう。
区民に対する説明責任からも、徹底した情報公開と、定例会における慎重な審議を求めたい。
![](http://www.dff.jp/pix/dffbanner2005_1.gif)
![ブログランキング](http://img.rankingnet.com/blog36.gif)
↑クリックして頂くとランキングがあがります!