今日は総務財政委員会である。今期の総務財政委員会は今回が実質的には最終日(5/23に若干の時間をさいて開催されるが)。次からは、会派内のロ-テ-ションで別の議員と交代する。
総務財政委員会は筆頭委員会として位置づけられ、各交渉会派(議員3名以上)から委員を選出している。『一人暮らし』が長かった私にとっては、議員生活9年目にして初体験をした委員会だった。
この委員になったことで『いよいよ●●議員も区政の中枢に‥』等と後援会ニュ-スに書いていた議員も過去にいたが、中枢かどうかは別にして、確かに区政の動きを見るにはよい委員会であると思う。
さて本日のエポックは3つ。
①文書紛失についての顛末報告(総務課長)
課長:4月15日当委員会において犬伏委員から文書紛失の指摘があり、翌日所管課に調査したが、そのような事実は誰も認識していなかった。翌17日、再度発送物の授受簿と後納郵便の発送数を確認したところ、27通の紛失が明らかになった。
私:4月21日の報道によれば『盗難届』を提出する、と発表されたがすでに出したか?
課長:宿直室で紛失した事故の際には盗難届を提出したので、そう報道に語ってしまったが、蒲田警察から『被害届』にするよう指導があった。
私:被害届は提出したのか?
課長:蒲田署のほうから、書式やら『提出すると区役所に捜査に入ることになり、区民サ-ビスにとっていいことか』などの指摘があり、現在、調整をしており提出にいたっていない。
私:はあ~~????課長さん、蒲田駅前で酔っ払いに殴られてとしよう。駅前交番に被害届を出そうか、出すまいか、と1ケ月半も『蒲田署と相談』するだろうか。よく区役所のお役人は『東京都がウンと言わない』との言い訳をするが、東京都に聞けば、そんなことは言っていないことが多い。今回も、警察のせいにしているだけじゃないのか。
私:今回の事件は、委託業者K社だけの責任ではない。入札のあり方が問題だ。この入札は3月に行われ、落札者がない『不調』に終わった。そこで、最安値だったK社と協議し契約をしたのが、契約開始まで1週間。それから、新規に導入する車輌の事業用のナンバ-を取得。信書便の許可取得、人員採用。通常ではあり得ない期間だ。ドブを明日から掘ってくれ、という契約とは違うのだから、もっと前広に、事前訓練期間も考慮せよ。
②専決事件の報告(*専決とは、議会の議決を得ずして、区長がその権限により決定するもので、その後、速やかに議会に報告する必要がある。)
副区長:2月15日付で請負契約案件の専決処分をしたので、本日ご報告する。
私:2月15日と言えば、第1回定例会の会期(2/21~3/25)前ではないか。『専決処分は直近の議会』が原則だろう。なぜ、できなかったのか。
副区長:出来るだけ速やかに議会報告すべしとの、犬伏委員の趣旨は理解するが、事務整理のため、本日になった。いつの議会で報告するかは、その都度の状況による。
私:お役所では『暫時』とか『しばらくの間』話題の『暫定』などという都合のいい言葉が使われる。出来るだけ速やか、と言うのはすぐに言うこととだ。特に、契約案件は税金の使い道についてのことで、区民の知る権利、公開透明性のある区政からも、早く報告すべきで、『民間出身』の区長をお迎えしたのだから、恣意的に遅らせている、と思われるような行為は止めよ。
③職員提案制度について
能力開発担当課長:別紙のとおり『大田区職員提案制度』を創設した。
私:過去に様々な官公庁で、このような制度が作られたが、良い提案をしても直属の上司から『余計なこと提案しやがって』と、疎んじられ、左遷させられた、と聞くことが多い。そのようなことのないよう運営せよ。また、この制度により採用された者には表彰状しかあげないのか?
課長:若干の商品券を考えている。
私:子供の使いじゃないんだから、商品券はないだろう。勿論、このように高尚な提案をする職員さんだから、金や商品目当てではないだろうが、モチベ-ションを高める工夫をせよ。
課長:研究したい。
私:公務現場の人事評価は『減点方式』である。同期の誰だれがミスをして減点。こんなことをしたら減点、左遷。このような構図では、何もしない人間が他人のミスで昇任をしてしまう。これからの公務現場の人事制度は『加点方式』に変える必要がある。こんな実績があったから加点、というように、プラス思考の良循環組織を作るためにも、この職員提案制度を、人事評価リンクし公平公正な人事制度を構築せよ。
これにて、私の総務財政委員のお仕事は終わり。出席理事者はホッとしていることだろう。次は、こども文教委員になる予定である。教育委員会の皆さん、すまんがお世話になりまっせ。
(5月16日追記)
事実確認のため、蒲田警察署刑事課に出向いた。応対したイケメンの代理さんによれば、確かに、被害届の提出につき『調整』をしているそうだ。警察の判断として、1階から9階まで運ぶ間、二人の業者社員がついていて『盗難』が起こりうるのか、『紛失』であれば『被害』ではない、ということらしい。
私からは、警察という公権力が区役所に捜査に入るという事態が、新政権下で綱紀が緩んだ役所への『抑止力』になるので是非に、とお願いした。
従って、大田区が恣意的に警察のせいにして、被害届を出し渋っている、と思われる上述の部分は訂正したい。
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総務財政委員会は筆頭委員会として位置づけられ、各交渉会派(議員3名以上)から委員を選出している。『一人暮らし』が長かった私にとっては、議員生活9年目にして初体験をした委員会だった。
この委員になったことで『いよいよ●●議員も区政の中枢に‥』等と後援会ニュ-スに書いていた議員も過去にいたが、中枢かどうかは別にして、確かに区政の動きを見るにはよい委員会であると思う。
さて本日のエポックは3つ。
①文書紛失についての顛末報告(総務課長)
課長:4月15日当委員会において犬伏委員から文書紛失の指摘があり、翌日所管課に調査したが、そのような事実は誰も認識していなかった。翌17日、再度発送物の授受簿と後納郵便の発送数を確認したところ、27通の紛失が明らかになった。
私:4月21日の報道によれば『盗難届』を提出する、と発表されたがすでに出したか?
課長:宿直室で紛失した事故の際には盗難届を提出したので、そう報道に語ってしまったが、蒲田警察から『被害届』にするよう指導があった。
私:被害届は提出したのか?
課長:蒲田署のほうから、書式やら『提出すると区役所に捜査に入ることになり、区民サ-ビスにとっていいことか』などの指摘があり、現在、調整をしており提出にいたっていない。
私:はあ~~????課長さん、蒲田駅前で酔っ払いに殴られてとしよう。駅前交番に被害届を出そうか、出すまいか、と1ケ月半も『蒲田署と相談』するだろうか。よく区役所のお役人は『東京都がウンと言わない』との言い訳をするが、東京都に聞けば、そんなことは言っていないことが多い。今回も、警察のせいにしているだけじゃないのか。
私:今回の事件は、委託業者K社だけの責任ではない。入札のあり方が問題だ。この入札は3月に行われ、落札者がない『不調』に終わった。そこで、最安値だったK社と協議し契約をしたのが、契約開始まで1週間。それから、新規に導入する車輌の事業用のナンバ-を取得。信書便の許可取得、人員採用。通常ではあり得ない期間だ。ドブを明日から掘ってくれ、という契約とは違うのだから、もっと前広に、事前訓練期間も考慮せよ。
②専決事件の報告(*専決とは、議会の議決を得ずして、区長がその権限により決定するもので、その後、速やかに議会に報告する必要がある。)
副区長:2月15日付で請負契約案件の専決処分をしたので、本日ご報告する。
私:2月15日と言えば、第1回定例会の会期(2/21~3/25)前ではないか。『専決処分は直近の議会』が原則だろう。なぜ、できなかったのか。
副区長:出来るだけ速やかに議会報告すべしとの、犬伏委員の趣旨は理解するが、事務整理のため、本日になった。いつの議会で報告するかは、その都度の状況による。
私:お役所では『暫時』とか『しばらくの間』話題の『暫定』などという都合のいい言葉が使われる。出来るだけ速やか、と言うのはすぐに言うこととだ。特に、契約案件は税金の使い道についてのことで、区民の知る権利、公開透明性のある区政からも、早く報告すべきで、『民間出身』の区長をお迎えしたのだから、恣意的に遅らせている、と思われるような行為は止めよ。
③職員提案制度について
能力開発担当課長:別紙のとおり『大田区職員提案制度』を創設した。
私:過去に様々な官公庁で、このような制度が作られたが、良い提案をしても直属の上司から『余計なこと提案しやがって』と、疎んじられ、左遷させられた、と聞くことが多い。そのようなことのないよう運営せよ。また、この制度により採用された者には表彰状しかあげないのか?
課長:若干の商品券を考えている。
私:子供の使いじゃないんだから、商品券はないだろう。勿論、このように高尚な提案をする職員さんだから、金や商品目当てではないだろうが、モチベ-ションを高める工夫をせよ。
課長:研究したい。
私:公務現場の人事評価は『減点方式』である。同期の誰だれがミスをして減点。こんなことをしたら減点、左遷。このような構図では、何もしない人間が他人のミスで昇任をしてしまう。これからの公務現場の人事制度は『加点方式』に変える必要がある。こんな実績があったから加点、というように、プラス思考の良循環組織を作るためにも、この職員提案制度を、人事評価リンクし公平公正な人事制度を構築せよ。
これにて、私の総務財政委員のお仕事は終わり。出席理事者はホッとしていることだろう。次は、こども文教委員になる予定である。教育委員会の皆さん、すまんがお世話になりまっせ。
(5月16日追記)
事実確認のため、蒲田警察署刑事課に出向いた。応対したイケメンの代理さんによれば、確かに、被害届の提出につき『調整』をしているそうだ。警察の判断として、1階から9階まで運ぶ間、二人の業者社員がついていて『盗難』が起こりうるのか、『紛失』であれば『被害』ではない、ということらしい。
私からは、警察という公権力が区役所に捜査に入るという事態が、新政権下で綱紀が緩んだ役所への『抑止力』になるので是非に、とお願いした。
従って、大田区が恣意的に警察のせいにして、被害届を出し渋っている、と思われる上述の部分は訂正したい。
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