いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

陸自ヘリ墜落。自衛隊生徒の先輩のご冥福を祈る

2007-03-31 | Weblog
 昨日、徳之島で陸上自衛隊のヘリコプターが急患輸送のため濃霧のなか出動し墜落し、操縦士2名と整備員2名が殉職した。

 機長の建村3佐は、サンケイ新聞主催の「第1回国民の自衛官」として表彰されたベテランパイロット。その際、部隊での活動をおさめたアルバムがあることを紹介し「この仕事はいつ命を落とすかわからない。長男におやじの生き様が伝われば」と語ったという。

 さらには、54歳の彼は今年7月に定年を迎える(自衛官は定年が早い)ことになっており、緊急出動は今回と次回の2回のシフトを残すのみだった。

 そして、私にとっては、建村3佐は、自衛隊生徒の3期先輩でもある。陸上自衛隊と航空自衛隊と違いはあるが「自衛隊生徒」は期別で語る習慣がある。私は18期生。殉職された建村3佐は15期生。3期先輩である。

 階級とパイロットという職種から、15歳で少年工科学校(陸自の生徒教育機関)に入校し、防衛大学校には進学せず、陸上自衛隊内のパイロット養成システムである、飛行陸曹としてパイロットになり、幹部自衛官になられたと思われる。

 15歳で自衛官となり、40年間勤務し、あと3ケ月、残すシフト勤務1回で、退官。第二の人生設計をされていた矢先の事故だったろう。自衛官という職業柄、常にご家族は最悪の事態を覚悟はされていただろうが、残す勤務の期間と40年の歳月を考えると、この世の無常を憂いざるを得ない。

 過日の、踏み切り死亡事故を身をもって防いだ警視庁の宮本警部。そして、今回の建村3佐を始めとする4名の自衛官。自己の生命を賭して、国民の生命財産、安全を守ってくださる制服の公務員の方々に感謝を捧げ、殉職された方々のご冥福を衷心よりお祈り申しあげる。



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