いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

いつもながら自分勝手な左翼さん!

2009-10-27 | Weblog
 午前中区役所から出ようとすると、何やら庁舎前が騒がしい。大田労連だの民主商工会だのと書かれたゼッケン、幟をあげた一団がアジ演説をしている。見れば、大田区役所の敷地内である。

 さっそく総務課庁舎管理に電話すると「担当者が現場で対応している」と言う。であれば、応援せねば、と駆けつけた。まずは相手側責任者を確認すべく話をすると「なんだ!」と来た。

私:いかなる意見を発言するのも自由だが、ここは大田区役所の庁舎用地だ。庁舎管理者の許可は取ったのか?

民商:お前は誰だ?名刺を出せ。

私:人に名前を聞くときは、自分から名乗り、名刺を差し出すのが礼儀だ。礼儀知らずだな。

民商の男は名刺を出そうとすると、別の人間が「こいつは議員だ。議員になんか名刺を出す必要はない」ときた。

私:で、庁舎管理者の許可は受けたのか?

民商:阿吽の呼吸だ。暗黙の了解ってやつだ。

民商(別の):俺たちは普通の区民だ。区民が区役所の土地で演説するのに、なぜ許可がいるのか?そんなに言うなら松原区長を呼んで来い!

私:民商が普通の区民かどうかは別にして、誰であってもル-ルに従うべきだろう。

赤旗記者:なぜ文句を言うのか。さっき、区役所の人と話していましたよ。

私:何人も憲法により表現の自由は保障されている。したがって、何を発言されてもかまわない。がだ、ここは区役所の庁舎用地だ。公道でやりなさいよ。ところで、許可したの?(大田区庁舎管理の担当者を向いて)

庁舎管理担当:首を横に振り、許可していないと表現。

 押し問答が続き、次の予定があったので、立ち去ったが、この演説の趣旨は、11月12日に区民ホ-ルで開催される「大田区の工場集積と労働者の雇用を守る危機突破緊急大会」のアピ-ルらしい。しかし「危機」のわりには、平日の午前中から、よくぞ演説などしていられるものだ。さては「専従」か、公務員の「時間休」か?

 会議で離席しているという経営管理部長には、①誰であってもル-ルを守らせる毅然とした庁舎管理②守れない方々には、法治国家として取るべき手段を躊躇なく行え、という点を申し入れ、部長からは後刻「そのとおりである」旨の伝言を頂いた。傍観はダメよ!「暗黙の了解」などと都合よく解釈されちゃうから。

 勿論、ご主張の大田区の工場が大変な危機にあることは理解するし、そのとおりである。しかし、その処方箋は、チラシに書かれているような「工場維持費を支援しろ」「従業員の賃金を補助せよ」「税、健保、公共料金を減免しろ」「派遣義理をやめろ」というような事ではないはずだ。

 お口を開いて、お国や自治体からの補助や給付で食いつなぐ経営は、遅かれ早かれ破綻する。企業が万一存続したとしたら、国家が破綻するだろう。いずれにせよ抜本的な解決法ではない。日本の中小零細工業の生き残りは、労働集約型の経営ではない、人件費の多寡で競争することのない業態への転換しかあるまい。

 そのための、支援こそ、未来につなぐ中小企業政策であろう。そのためには、従業員が赤旗をあげて経営陣と対立していては、決して成し遂げられるものではない。経営者、従業員一丸となって、経営と雇用を守り抜き気概と絆こそ求められよう。

がんばれ!大田のものづくり!

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