西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「健康調理教室」実践報告

2008-06-19 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
最近、毎週木曜日に通っている「健康調理教室」へ出かけた。
最近は、お客さんから半分近く「賄い人」の方になっている。

今日のお客は、小さい子供もちのお母さん4人(+それぞれの子供4人)と関係の女性2人、音楽関係2人、癌の闘病中の婦人1人の「9人」だった。

他方、賄い人は、先生の調理師一人のほか私も入って男性4人の計5人だった。

今日のメニューは、前にも一度やったものである。レシピに若干の変化はある。じゃがいも豆乳ポタージュスープ、豆腐ハンバーグ、玄米ご飯等である。

11時前から準備、私は11時半前に行った。客用に出来上がったのは12時過ぎ、メニュー、レシピの説明を調理師の「感性の料理人」さんがやられた。

皆さんが満足されて、一人千五百円払って退出の後、賄い人のための調理もやって、13時半頃からのやや遅い食事、今日は私も「マイ・箸」持参である。

食事中は、色々の話で面白い。やはり、皆さん、健康食追及人なので色々な話が聞けてよかった。アメリカのマクガバン・レポートのことなど初めてやや詳しく聞いた。マクガバンとはアメリカ上院議員で、当時のアメリカ人の心臓病や癌の原因がアメリカ人の極端な肉食にあり、理想とする食事は日本の元禄以前の食事である、というレポートをまとめた人だ。元禄以前の日本の食事というと、勿論、玄米や雑穀、小魚や野菜を中心としたものだ。一度、きっちり読んでみたい。
話では、アメリカの癌患者は少しづつ減っているのは食事の改善によるのでは、とのこと。逆に、食事との関連性をきちんと指摘しない、日本では癌患者は増えていると言う。とにかく汎食事主義ではないが、健康食は大事である。それを支えるのは無農薬の有機農業だろうし、医学的には免疫理論、自律神経の重要性ということらしい。呼吸には吸気と呼気があるが、お喋りや笑いは呼気で、副交感神経が活性化しリラックスに良いと言うことだ。(秋葉原の事件の犯人の行動は、リストラ不安もあったかも知れないが、毎日の食事の内容にもよるのでは・・・、という仮説も出された。)

日本茶は、農薬まみれだから飲む気がしない、とて、今日は皆さんが作られた自家製の柿の葉茶とどくだみ茶を飲ませてもらった。確かに「お茶」らしさはないが、無農薬でビタミンCも多く体に効く、という感じだ。私は14時半に退出、来週の木曜日は「露天風呂(6.26)の日」で、私の誕生日である。どういう調理をやるのか、今から楽しみである。

地理学は基本的教養の一つだ

2008-06-18 | 地域居住学
今日、帰りに『日経・夕刊』(大阪本社版)を買って24面(裏面)を見ると、千田 稔さん(立命館大学大学院客員教授、前・国際日本文化研究センター教授、元・奈良女子大学教授、京大文学部地理学科卒)の「深刻化する若者の地理離れ」というインタビュー記事があって興味を惹いた。

千田さんとは、奈良女子大で一時同僚だった。千田さんは奈良の御出身で、古代史と若い頃から触れており、地理をやるなら自然と「歴史地理」になったのではないか。奈良女時代、色々と議論していただいた。

さて、今日の『日経』インタビューでは、最近の地震情報に関連して、地理を災害や環境の問題を通じて若者に親しみを持たせたら、と言っている。それには、賛成だ。

他に考えてみると、自分が住んでいる居住地の「草の根地理」、世界や日本の各地に関心をもって出かける「観光地理」も興味をもって取り組めるテーマではないか。(イギリスでは、別のことだが地理学者が都市計画を論じている、日本でも最近ようやくそういう気運だ)

とにかく歴史も地理も住民全体の基本的教養の一つに違いない。


千田 稔さん関連ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/c1ca2a63b3e2752bfb729be7e3ae0110

隣人祭り

2008-06-18 | 地域居住学
昨日NHKTV「クローズアップ現代」でやっていた。

「18年前、パリの片隅で、お年寄りの孤独死をきっかけに1人の青年が始めた小さなパーティーが今、世界28ヶ国750万人が参加する一大イベントとなっている。「隣人祭り」と名付けられたこのパーティーは年1回、同じアパートや地域に住む隣人が集い、食事をしながら語り合うシンプルなもの。

しかしこの祭りから生まれた信頼関係や連帯感は、国境を越えて、生活する上での小さな問題から、「高齢化」「育児」といった様々な社会問題までをも解決する礎となり始めている。そして今年、日本にも上陸…。」と言う。

パリからスタートと言うと「パリ・コミューン」を思い出してしまう。

隣人祭りなら、どこでも、やろうと思えば出来ますね。形や呼び方は違っても、多くのところで実質やっていると言えるかもしれませんね。

地域支援の一つー災害予防ー

2008-06-17 | 地域居住学
今日の『毎日新聞』(大阪本社版)によると、24面で室崎益輝さん(関西学院大学災害復興制度研究所長、元神戸大教授、京大建築3年後輩)が、岩手・宮城内陸地震について、「林業衰退で被害拡大」と言っている。

私も「けいはんな地域SNS」で、山地で地盤が大きく崩れていて道路も寸断しているのをテレビで見て、「杉檜の人工造林ばかりという林相が問題かも・・・、もっと大地をしっかり掴む樹木を植えていくべし」と指摘した。実際、もう少し突っ込んで検討していくべきだろう。

他に、まあ、今後、家庭で、地域で災害予防行動を種々展開していくべきだ、と思った。それを支援するのが喫緊の「地域支援」であるだろう。

私の住む「けいはんな学研都市」地域でも鋭意、展開していきたいものだなあ。

奈良に行く(県庁県政記者クラブ、奈良女子大学)

2008-06-17 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日は、21日(土)の14時から高の原のイオン4階「こすもすホール」で行われる「けいはんな市民雑学大学」第四回講座:「うましところよ そのみかの原ー恭仁山荘の内藤湖南先生ー」(市民教授:兎本恵宥さん)のPRに奈良県庁の「県政記者室」に行った。たまたま先月PRして頂いた『毎日新聞』の記者の方がおられたので直接手渡し再度のPRをお願いした。他の15社はPR紙を配ってもらうことにした。

帰りに奈良女子大に寄った。保健管理センターの所長室の灯りが点いていたので寄ってみた。高橋裕子教授である。先だってNHKラジオの早朝に「禁煙の話」をしておられて、たまたま聞いたので、そのことを話題にした。今は、煙草=千円賛成のキャンペーンをしておられるようだ。「千円になると、禁煙者は増えるし、税金が増えて消費税上げなくてもいいかも・・・」と言われた。私は「しかし、禁煙したら反動で飲酒量が増えて今度はアル中が増えるのでは・・・」と言うと「良く分かっていらっしゃる」と言われた。実は、アル中までいっていないが、私の場合、10年前に禁煙に成功したが節酒がなかなか進まないのである。

古巣の住環境学科の「事務室」でM.さんに挨拶して、次に現代GP「事務室」に行き、別のM.さんと一寸駄弁った。今は「生活観光」がテーマで受験雑誌の『蛍雪時代』にも載ったようだ。この文部科学省の「現代GP」(類似のもの含む)は大体3年のプロジェクト研究で、ぶつ切れの問題点がある。しかし、奈良女では次々と繋いで当たっているようだ。助教のS.さんにも久し振りに会った。彼女等は私のブログの愛読者で、今日着て行った娘に父の日に貰ったTシャツにすぐ気がついてくれた。「現代GP」で開発した生協売店でも売っていると言う「奈良のご当地アイス(奈良漬入りの最中アイスなど)」を買うのを忘れてしまった。是非、次回に。皆さんもどうぞ。

最後に学部事務のカウンターに行き、N.さんらと一寸駄弁った。BMI(Body Mass Index)が話題となった。今日は、時々の奈良散歩であった。

(写真は、植村牧場、JA奈良支店朝市組合、奈良女子大共同開発の「奈良ご当地アイスの一つ・・奈良漬入り)

日本語、日本人そして日本列島のあり方論を

2008-06-16 | 教育論・研究論
昨日、今日と2回にわたりラジオ深夜便「こころの時代」で阿辻哲次さん(京大教授、中国語、漢字論等の専攻)の「漢字と生きる」を聞いて、面白かったし、色々考えることもあった。

話を聞いて、こんな表意文字の漢字を中国から輸入するとともに、自ら表音文字の平仮名、片仮名を発明し、それに加えてアルファベットまで使って文章を作り言いたいことをこまやかに伝えられる日本って「言語最先端国」ではないか、と誇らしく思った。

で、阿辻さんは、今問題になっている「常用漢字」のあり方(昔は「当用漢字」と言っていた)議論に国民全体が参加したら良い、それによって自分達の言語生活が見直され豊かになるのでは・・・、と言われたが、そうだな、と思った。
関連新聞記事および関連記事参照:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000942-san-soci

ここで日本語は、使い方は千差万別であれ日本人(というか、日本国内)全体が使っているから、全体で議論したらよい、という論法をフト考えてみた。

ならば、日本人は何たるものであるかは、日本人全体で考えたら良い。

さらに、日本語を使う日本人が住む日本列島のあり方も、日本語を使って日本人全体で考えたら良い・・・、ということになるだろう。

日本語論、日本人論そして日本列島論の勧めである。

こう言ってみて、考えてみると、最近では司馬遼太郎さんあたりが、そのあたりを考え出していたのでは、と思い当たったが・・・。

思わざる父の日プレゼント

2008-06-15 | 生活描写と読書・観劇等の文化
午前中、食後、妻は外出、一人新聞を見る、岩手・宮城内陸地震、凄いなあ、と思う。そして、やがて、南海地震、東南海地震も来るのでは・・・、早く耐震診断、改修、しなければとも思う。

ピンポーン、ベルが鳴った。「宅配便です」玄関先に出て受け取る。

名古屋の娘からの「父の日プレゼント」だ。開けてみると、綿100%のTシャツ、一寸「若い」感じ。予想もしていなかったので嬉しくてすぐに電話をした。

家族一同(夫婦に子供3人)元気に暮らしているようだ。それこそ何よりの「プレゼント」と思う。


ボディー・メンテ・・・歯医者と玄米菜食「こころ」

2008-06-14 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
月に何回か「ボディ・メンテ」の日があって、歯医者、眼科、耳鼻咽喉科そして鍼灸整骨院に平均月一で行っている。

今日は、午前に奈良の歯医者に行き、本屋経由で、昼食は「な・ら・ら」の玄米菜食「こころ」で食べた。

歯医者は、義歯の点検・調整と在来歯の掃除・点検である。前に来た時に「義歯は寝るときも(装着)してください。大地震の時、見失うと大変ですから・・・」と言われており、今日も「今朝も岩手で大きな地震があったでしょう」と付け加えられた。

しかし、義歯には、上部半分以上なので、どうしても異物感があり、とくに真ん中で全体をつないでいる金属部が口内上部に接触し続けるのに違和感があって、食べる時、人前で喋るとき以外は外している。寝るときには、綺麗に洗った義歯を小さなビニール箱に入れていざという時のため枕元に置いている、と報告した。

やはり歯科医は、自分が最高にフィットしていると思う義歯が頻繁に外されるのをよしとはしないのか、色々と「説得」にかかってきたが、私は「自分流」でいくと宣言しておいた。

11時過ぎに「治療」が終わったので、小西通りの本屋「啓林堂」に行きぶらぶら見てまわり4冊本を買った。その一冊が、榊原英資著『食がわかれば世界経済がわかる』(文春文庫、500円)である。

それらを持って向かいの飲食街「な・ら・ら」の玄米菜食「こころ」に行った。先日、下見をしており、一度入りたいと思っていた店だ。

注文したのは「玄米カレー」で590円(462kcal表示)で安くてヘルシーだ。聞くと肉は入っていない、やはり豆類と野菜・じゃがいも、人参、オクラ等だ。人参と大根千切りの生野菜サラダがついている。食後に「有機栽培コーヒー」を注文した。単品では190円でそれでも安いのだが、食後にセットで頼むと100円で、計690円。コーヒーに入れる砂糖も「甜菜糖(てんさいとう)」だったのはよかった。サービスお嬢さんに「こりゃ天才になりますね」と言ったら、「無理に」笑ってくれた。

11時半過ぎからボチボチ混み出す。中年の婦人グループが多いが、私のような単身男性も見える。

横の方に座った、私ぐらいの年恰好の人が「娘が帝○ホテル辞めて、吹田で玄米レストランやりたいと言うので噂のここに見にきた。今後、複数展開していきたいが、世界へ出て行くとしたら何処でしょうね」と言う。私が食事しながら『食がわかれば世界経済がわかる』を読んでいるのを見透かしているように・・・。私は「いい加減なことは言えないが、東アジアの米食圏(経済力が上がっている)か日本食ブームのアメリカか」などと言ってみた。

私はまた、「玄米は黒く、白米は白い」というのは間違いで「玄米は黄金色で、白米は白い」が本当、「米偏に健康の康でぬか(糠)、つまり玄米、米偏に白米の白でカス(粕)、つまり白米」、「玄米は米食の王様」などと受け売りも含めて言ってみたら、その小父さんは感心した顔で一心にメモしていた。短くても心に残る言葉かな、と秘かに思った。土曜日午前の「ボディ・メンテ」報告です。

写真は「こころ」の玄米カレー

今日の昼食ー一昨日の改良ー

2008-06-13 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
一昨日の昼食内容を「地域SNS」で書いたら、友人から「注意」のあったことは書いた。それで、はちみつ黒酢ダイエット(甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)含む)を止めることにした。替わりにりんごジュースと調整豆乳にした。以下がそれら。

・海苔巻きお握り2個(たらこ、梅干し)

・ごぼうサラダ・・・ごぼう、マヨネーズ、人参、玉葱、蒸し鶏、醸造酢、五穀、枝豆、コーン、紫玉葱、醤油、砂糖、黒ゴマ、胡椒、(原材料の一部に小麦、大豆、卵を含む)、ph調整剤、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、香辛料(内容量80g)

・りんごジュース100(濃縮還元、りんご、酸化防止剤(ビタミンC)、香料、200ml)

・調整豆乳(大豆・・カナダ産・・遺伝子組み換えでない、砂糖、米油、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料(カラギナン)、香料、200ml)

以上で469円。緑茶は別途買う。

一昨日より少しは改良されたかな。


月水金の昼食の工夫

2008-06-12 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
月水金は高槻に通っている。

で、昼食は、以前はJR高槻駅を降りて北口に行く途中にあるパン屋「神戸屋」でハムサンドイッチと牛乳パックを買っていた。500円を少し超える位。

ところが、最近、木曜に「健康調理教室」に通うことになって、ハムや牛乳は、少しにした方が良いと思って、大学生協売店で次のものを買うことにした。


・海苔巻きお握り2個(たらこ、梅干し)

・ごぼうサラダ・・・ごぼう、マヨネーズ、人参、玉葱、蒸し鶏、醸造酢、五穀、枝豆、コーン、紫玉葱、醤油、砂糖、黒ゴマ、胡椒、(原材料の一部に小麦、大豆、卵を含む)、ph調整剤、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、香辛料(内容量80g)

・はちみつ黒酢ダイエット(原料:国産玄米+りんご、はちみつ、エリスリトール、食物繊維含有デキストリン、V.C、酸味料、炭酸カルシューム、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、香料、卵殻カルシュウム、ナイアシン、V.B6、V.E、V.B2、V.D、V.B12 )(内容量125ml、10%りんご果汁)

・緑茶500ml(これは午後にわたって飲む)

まあ妻の「野菜をとらなくちゃ!」に応えた変更。計510円。

成分を細かく検討すると、嫌だなというのも若干含まれるが、総体としてこんなところか。何時まで続くか・・・。


で、この内容を「地域SNS」に書いたら友人の「木のみ木のまま」さんがコメントを寄せて、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)を含む食べ物は、止めたほうがよい、との忠告、ネットで調べると「安全説」「危険説」さまざまある。うーん、専門家でもないので、製造元に電話して確認、「厚生労働省が安全と認定している、本社だけでなく他社も多く使っている、でもまあそういう意見があったこと伝えます、ありがとうございました」とのことだった。

で、その飲み物止めても他に安全な飲み物はあるので甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)を含む食べ物は止めることにした。

その後の「木のみ木のまま」さんとの議論で、世の中、昔の「四大公害」のように原因が特定される訳ではない「じわじわ」「ひそひそ」の進行が多い、こういう甘味料や食品添加物の静かな普及がそうだ。それに対抗するには、はっきりものを言う「わいわい」「がやがや」が大事ということになった。皆さーん、良いことは「わいわい」「がやがや」議論していきましょう。

自然の摂理に従う農林漁業は「第一義産業」だ!

2008-06-12 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
木曜日は、在宅日で、最近は主に近所の「健康調理教室」に行っている。今日も出かけた。

で、この記事の分類カテゴリーを「健康・医療・食物栄養・農業」とくくっているのは、「  」内のそれぞれは関係が強いと考えているからだ。

つまり「医食同源」と考えられ、食は農のあり方と強い関係があるのは明白だ。

ところが、農業(林業、水産業も含む)を「第一次産業」、工業を「第二次産業」そしてサービス業を「第三次業」として、一次から二次、三次と人口が移動するのが社会の発展である、と小学校・中学校等の教育で叩き込まれた結果、「農民は遅れており、サラリーマンが進んでいる」と思い込まされてきたのである。

確かに、現在の経済枠組みでの「生産性」を比較すると、農業は低く、いわば「稼ぎが少ない」のである。

しかし、「医食同源」と考え、「身土不二」と考えるならば、農林漁業は、「第一次産業」ではなくて、社会の基幹の「第一義産業」と考えるべきなのである。このことは「私の考えた言葉」にも分類できることだ。

勿論、農薬、化学肥料漬けじゃぶじゃぶの「農業」ではなく、自然の摂理に依存する自然農業、有機農業を追求すべきなのは論を待たない。

今日行った「健康調理教室」で、私がこの発言をしたら、H.さんが「是非ブログに書いておいてください」と言われたので、昔言ったこの言葉を再度、皆さんに発信しておきたい。

地域で「生活支援学校」をー家政学会での私の発言ー「家政学会(2)」-

2008-06-10 | 地域居住学
今回の家政学会の「フォーラム」は、「家政学のさらなる社会貢献に向けて」だった。「自治体・企業との連携」という報告では、小西雅子さんが主に他の学会や学術団体と企業との連携について報告し、家政学会は「遅れているのでは・・・」と苦言を呈された。その企業提携は勿論、自治体提携も重要である。

しかし、もう少し「草の根」の地域住民との提携も基本的に重要と考えた私は挙手してフロアから発言した。

「私は、現在、半分は職場(大学)人間、後の半分は地域(居住地)人間である。地域人間では、高齢者は、ある意味で(とくに男性は)”生活力欠陥人間”の面を持つ。私は、地域における基礎的生活力として、炊事・洗濯・掃除・育児・お洒落・買い物・近所づきあいの七つが出来る事だ、と言っているが、実際は中々難しい。そこで、それらの専門家ともいえる家政学者が地域において協力して、”生活支援学校”をつくって、家政学会”お墨付き”で活動したらどうか。

若手も勿論、将来のため重要だが、第一職場を定年でリタイアした高齢者の力も活用すべきだ。そういう視点に立ってこそ、定年リタイアと同時に家政学会もリタイアする流れを食い止めることができる。支部と協力してやっていきたい。

そのため、家政学会に対して三つのお願いがある。一つは、研究として、高齢者の自立的ライフスタイルのあり方をさらに追求してほしい。第二は、雑誌に高齢者向きの記事も意識的に掲載して欲しい。そして第三に、特に各支部で、「地域生活支援学校」をつくる手助けをして欲しい。」と。

皆さん、どうですか。差し当たり、関西支部でやりませんか。

最近の朝食と昼食(少食と和食、生野菜)、牛乳対応

2008-06-09 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
まあ甲田光雄さんの本も読んでみて、食事は全体として、少し少食にして内容も変えても良いと思い出している。

そこで若干、朝食と昼食を変えてみようかと思い実行を始めた。

朝食は、月水金は6時半頃から準備して7時過ぎに食べ始める。7時半に朝ドラ「瞳」見る。
朝食は、米の飯が主食であるが、最近は、玄米、十五穀米混ぜ、白米を日によって違えて食べている。段々、玄米に傾くのではないか。良く噛んで食べると美味しい。勿論、ミネラルやビタミンなど白米より玄米に圧倒的に多い。
「一汁」は、主に菜の味噌汁である。最近は緑の小松菜と白い玉葱を混ぜている。若布を入れたり前夜の湯豆腐が残った時、その豆腐を入れる。小松菜や玉葱を前のように4、5分も煮込むのではなく、最近は、なるべく生に近いように「熱湯殺菌」風に1、2分茹でて火を止め味噌を入れる。味噌は国内大豆による。野菜がシャキシャキして歯ざわりが良く、味も野菜そのものの甘みを感じる。他に生野菜として色んなトマトを食べる。キムチ漬物もあるが食べたり食べなかったり。
「一菜」は、納豆40gの大根おろし混ぜである。大根おろしが余ると酢醤油で食べる。食後にヨーグルト小カップとコーヒー(ブラック)だ。以上の朝食は、他の日にもほぼ変わらない。準備時間が若干遅くなる。

昼食は、月水金は主に職場で、今まではサンドイッチ(ハムや卵)に牛乳パックだったが、主に米食に変えた。海苔巻きお握り2個(ツナと梅)、黒酢飲み物、小さい葡萄入りパンとミルクコーヒー1箱だ。これで約500円だ。火木土日は主に在宅、木曜日は原則「健康調理教室」での「健康ランチ」、他は今までインンスタントのラーメンとかうどんとかも多かったが、今後、米食中心に切り替える積りだ。

ところで、牛乳は、悩ましいところ、少しだけ岩手県の中洞牧場の「四季むかしの牛乳」を在宅日の昼食後に飲むことにしている。近くに同じような牛乳生産があれば切り替える積り。

夕食も、変革が必要だが、当面は妻任せ、自分の出番はもう少し先である。

現在のデーター:身長171cm、体重67kg、BMI:22.9

奈良県立図書情報館に行く-利用者登録とトイレ-

2008-06-08 | 訪問場所・調査地
妻が「調べ物」のため奈良県立図書情報館に行きたいという。私は出来上がる3年以上前に一度見に行ったことがあるので、ナビゲーターで一緒に行った。

行きは、国道24号線で南下、「柏木」交差点まで行って左折、最初の信号で再び左折、大安寺西小学校の北隣が、奈良県立図書情報館である。昔「大池」という溜め池があった所を埋め立てた敷地だ。

2階のカウンターで聞くと、別に奈良県民でなくとも利用者になれるというので、たまたま「保険証」があって身分証明できたので、京都府民の私は利用者カードを作ってもらった。この「図書情報館」には50万冊の蔵書、様々な「電子情報」も蓄積しつつあり、ネットで接続して検索等もできるらしい。

ちょっと開架部を見て回って「戦争体験記」関連が5万冊あると聞いて、それがここの一つの「売り物」だな、と思った。今日は時間がなく、ゆっくり回れなかったが、今度ゆっくり見て回りたい。

もう一つ気付いたのは、トイレについて、である。昨日だか、個人住宅のトイレにおける手洗い空間について書いて、便器のすぐそばになければならない、と論じた。トイレットペーパー24枚をも貫く大腸菌をすぐに洗い流すには、その必要があるからだ。で、そのことが頭にあって、この施設の公共トイレに入ってみて、大便器のすぐそばに手洗いがあるべきだと、思ったが、実際は、トイレ個室を出てから少し離れて手洗いが並んでいるのであった。これでは、大腸菌(単なる大腸菌ではなくO-157菌が恐い)がパンツやズボンについてしまう。こういうことまで考えた公共トイレは未だ皆無ではなかろうか。

帰りは、前の道を北上して、奈良市役所前に出て、帰った。バスで行くなら、近鉄・新大宮から、「エヌシーバス」で行くことができる。

欲望のコントロール、清貧の思想こそ

2008-06-07 | 文化論、科学・技術論
人間の「幸福度」を、(得られるモノやコト)/(欲望の程度)で表すとすると、これを大きくするためには、分子を大きくするか分母を小さくするか、だ。

一般的には、分母の欲望は絶えず大きくなっており、分子がそれに追いつけないというのが実情だ。

発想を変えるには、分母を小さくすることこそ重要だ。もし、これが可能になるならば、分子も自然と小さくなる。

これを追求するには想像力が重要だ。実際にモノを最大限にすることは、不可能だから、である。

Simple is rich! と絶えず叫んでいく必要が未だあるのだ。