西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

日本語、日本人そして日本列島のあり方論を

2008-06-16 | 教育論・研究論
昨日、今日と2回にわたりラジオ深夜便「こころの時代」で阿辻哲次さん(京大教授、中国語、漢字論等の専攻)の「漢字と生きる」を聞いて、面白かったし、色々考えることもあった。

話を聞いて、こんな表意文字の漢字を中国から輸入するとともに、自ら表音文字の平仮名、片仮名を発明し、それに加えてアルファベットまで使って文章を作り言いたいことをこまやかに伝えられる日本って「言語最先端国」ではないか、と誇らしく思った。

で、阿辻さんは、今問題になっている「常用漢字」のあり方(昔は「当用漢字」と言っていた)議論に国民全体が参加したら良い、それによって自分達の言語生活が見直され豊かになるのでは・・・、と言われたが、そうだな、と思った。
関連新聞記事および関連記事参照:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000942-san-soci

ここで日本語は、使い方は千差万別であれ日本人(というか、日本国内)全体が使っているから、全体で議論したらよい、という論法をフト考えてみた。

ならば、日本人は何たるものであるかは、日本人全体で考えたら良い。

さらに、日本語を使う日本人が住む日本列島のあり方も、日本語を使って日本人全体で考えたら良い・・・、ということになるだろう。

日本語論、日本人論そして日本列島論の勧めである。

こう言ってみて、考えてみると、最近では司馬遼太郎さんあたりが、そのあたりを考え出していたのでは、と思い当たったが・・・。

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