西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

チッキ

2005-07-14 | 京都の思い出(学生時代)
チッキといっても今の若い人は知らないのではないか。辞書(大辞泉)によると「《checkから》鉄道などが旅客から手荷物を預かって輸送するときの引換券。手荷物預り証。転じて、手荷物として輸送すること。また、その手荷物。」とある。今は、宅配便等で簡単に送れるので、まだあるかもしれないが、殆ど使われていないのではないか。私が大学に入った1960年には、大いに使われていたと言える。私は京大に入ったが、大学キャンパスが京都と思いきや、1回生(1年生)だけは、宇治だった。黄檗山万福寺のある黄檗にあった京大宇治分校である。昔の陸軍弾薬庫は戦後廃止されて半分が自衛隊宇治駐屯地、半分が京大宇治分校になったのだ。私は最初の1ヶ月だけ京阪電車宇治終点のすぐ先の「橋寺放生院」に同じ金大付属高校から京大工学部に進学の中村武君や小原邦夫君と入ったが、やがて私は京大宇治寮に転じた。その時に金沢から布団や何やを送ったが、多分5月の連休の時に私が一旦金沢に帰って「チッキ」で送ったのだ。そして国鉄の木幡駅まで宇治寮からリヤカーを借りて荷物を取りに行ったのだ。その宇治寮も宇治分校も今はない。宇治分校は我々の時代が最後で、次の年から吉田分校(旧制三高)に統合された。宇治分校は、研究所ゾーンになり現在に至っている。

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