フランク・ロイド・ライト設計のジョンソン・ワックス社は1939年に建設された。私は、この建物の外観、内部、家具等を見て、統一したコンセプトをライトは持っていたと感ずる。大体、ビジネス・ビルは四角く高いものという概念に一石を投じたと思う。外観を見ても、建物の隅にはR(アール)がついている。内部の柱も円柱で柱頭は広く開いて蓮の葉のようだ。私の考えでは、柱と柱頭は印象派のクロード・モネの睡蓮であり、建物内部を睡蓮の池の内部と想定することが出来る。机や椅子も丸みをもったもので首尾一貫している。四角を崩すため○を配するというのは、私の仮説である。(写真は、ジョンソン・ワックス社内部)
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