西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

三村浩史先生に聞いた話(聞き書きメモ)より

2014-06-22 | 京都の思い出(学生時代)
昨日、NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫の総会・同懇親会で久しぶりに三村浩史先生(京大名誉教授、僕の京大建築学科7年先輩)とお話しした。たまたま、西山夘三先生は自伝で「建築家=三男説」にふれている話に及んだ。西山夘三先生も三男である。他に丹下健三、坂倉準三さん等がすぐ思い浮かぶ。で、やはり京大建築大先輩の東畑謙三さん(故人、東畑建築事務所創立者)から三村先生が聞いた話をしていただき「へー」と思った。東畑先輩は東畑兄弟の一員、長男の東畑精一さんは、日本農業経済学の泰斗で東大教授を歴任した。

東畑謙三さんは京都帝大・建築学科を大正15年(1925年)卒業、西山夘三先生は東畑さんの後輩の昭和8年(1933年)卒だ。東畑さんは三村浩史先生らに(昭和30年代以降と思うが)西山夘三批評をして「西山君は、庶民住宅の研究で研究の道に入って成功したと言えるが、もし設計事務所など建築家の道に入っても大成しただろう」と言われたと言う。


まあ東畑謙三さんは、京大建築学科卒の建築家の「走り」とも言えるので、西山先生がそうなったかもしれないが、わからない。西山先生自身は、「建築家」と称することもあった。西山先生の四部作の一つに確かに『建築論』(勁草書房)がある。もう一回見直してみたい。

東畑さんの作品として思い起こすのは、京大人文科学研究所で武田五一先生(京大建築学科初代教授)との共同設計ということになっているようだ。

東畑謙三さんについては僕の親戚筋とも「知り合い」だったことが最近分かった。

「建築計画学」「都市計画学」を生き生きと捉えるため先輩たちに対して「聞き書き」が必要と思うが、どうでしょうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿