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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

イエロストーン公園のコヨーテとオオカミに思う

2012-01-16 | 色々な仮説や疑問
私は日曜日夜のテレビ番組7時半「ダーウインが来た!」が好きだ。

昨日の主役はイエロストーン公園のコヨーテだった。以前は、オオカミが北米大陸全体に分布していたが、今はコヨーテにとって代わられオオカミは北の方に追いやられているようだ。

勿論、オオカミが肉食獣の生態系トップにいるのだが、少なくなってきたのは、人間に恐れられて捕られてきたのと大型動物の餌が段々少なくなってきたためだ。

しかし、コヨーテはオオカミの2/3位の大きさだが、頭が良くて、また家族や集団で生き延びる戦略を取ってきて、オオカミより広い範囲の小型動物を餌とし、今ではグループでオオカミに立ち向かい、オオカミが狩りをした大型動物(鹿など)を横取りする位である。いやー小型コヨーテが大型オオカミの鼻をあかすのは気持ちが良い。

ところで、このイエロストーン公園はアメリカの広大な国立公園だが、一時、鹿が「大発生」し、植物が食べつくされて危機になったことがある。それは、「天敵」のオオカミがいなくなったためだった。そこでカナダから「輸入」して試しに放たれたのだ。

で、鹿もオオカミに食べられて数が減って、今では植物も増えてきて「元々の姿」に近づいているようだ。オオカミもそこそこ増えてバランスを保っているらしい。

日本でも山奥にオオカミを放てば、急増している鹿や猪はオオカミに食べられて減って良い(里まで出てこない)、と言っている人もいる。面白い考えと思う。元々オオカミは狼で獣偏に良いではないか。中国では「良い獣」と考えられてきたのではないか。また大神に通じ、神社に祭られている場合もある。一度やってみたら・・・。

それにしても、イエロストーン公園でコヨーテが増えすぎるとどうなるのだろうか。


写真はイエロストーン公園のコヨーテ(検索写真)

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