西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

皺、しみ、薄毛、白髪

2005-08-19 | 生活描写と読書・観劇等の文化
年をとると、自分としては目、歯、足の衰えが気になるが、他人から見て気になるのでは、と思うことは、上記のことである。子供の頃、顔の黒子(ほくろ)や腕の毛など外部に対して気になった。最近、電車で見ていると若い女性が手鏡をよく見ているのに出くわす。ナルシズム、自愛と言ってしまえば終いだが、気になるのは良く分かる。
で、還暦を過ぎた私として気になるのは、同じく上記のことだ。幸い毛に関しては海苔や昆布を若い頃からよく食べていることもあり、まずまずの状態であると思っている。問題は皮膚で、特に喉の皺が気になる。テレビで山本富士子さんが夏の暑いのに首にマフラーして出ているのに出くわしたが、あれも首の皺を気にしてのことに違いない。で、太ったままなら首の皺も目立たないが痩せようとすると目立ってくる。皺に重点をおくのか、体重管理に重点をおくのか一寸迷う此の頃だ。
まあ、プロフィールの写真を見て判断下さい。

金沢市電の思い出(4)終点の様子

2005-08-19 | 金沢の思い出
終点で折り返し運転するのであるが、電車には四輪車と八輪車があって、前者はポール式、後者はパンタグラフ式で、折り返しの仕方が違った。寺町一丁目の終点で観察していた様子を述べる。ポール式の場合は、ポールにばねが付いていて上の架線にポールの先の回転車で接していて、そこから電気を取り入れる。車の進行方向に対して、後ろになびく形でポールがある。だから終点で折り返す時は、そのポールをぐるりと180度「後ろ」に持っていくことになる。車掌が、ポールの先から垂れている紐を引っ張って一旦ポールを引き下げ、ぐるりと180度回転して、回転車を架線にセットしていた。その紐は、走るときには車掌の窓にセットされていた。パンタグラフの車は特に何もしなくて良い形である。
四輪車は、走るときに前後左右に揺れて不安定なのと、ポール操作が面倒なので段々減らされていたと思う。

通過交通ー質問と答えー

2005-08-19 | 地域居住学
質問(Iさん):私は、大阪と名古屋の中間ぐらいに住んでいます。また、その間を通る国道も通っています。そのせいか、通過交通がかなり多い気がします。トラックなどは、市街にもかかわらず一日中走り抜けたり、場所に似合わず大きなトラックが走っているのは変な感じがしますし、かなりの騒音も発生しています。それに、私の住んでいるところは、まぁまぁ田舎です。そのため、ほとんどの人の交通手段は車になります。そのため、渋滞などが起こったりもしています。そういった、通過交通を防ぐ方法というのはあるんでしょうか??やはり、無理なのでしょうか。

一応の答え:今まで田舎の道は一般に狭く曲がりくねったものが多かったので、自動車のため別にバイパスをつけたりした場合が多かったが、元々国道が通るくらいの「田舎」だったら、そのまま舗装・拡幅して自動車化に対応した所もあった。貴女の所はこれに該当するのではないか。この場合も通り抜け交通を締め出そうとすると、別にバイパスをつくるしかないのでは・・。

Re-tire

2005-08-19 | 私の考え出した言葉
良く遊園地などに、古いタイヤを半分に切って土中に埋め、その上で遊ぶようにしたのがある。又、今、高校野球を甲子園でやっているが、足腰を鍛える練習に古タイヤを幾つか繋いで、それらを引っ張るのもある。
これらの古タイヤのことを「Re-tire」というのである。一旦引退したと同時に再びタイヤとして活躍しているという訳だ。
我々も、Re-tireでありたい。

Stand on the right!

2005-08-19 | ロンドンの思い出(LSE時代など)
最近のロンドンの地下鉄はどうなっているのか知らない。色々事件もあったので、色々変わったこともあると思う。今度、確かめてみるのも「楽しみ」だ。覚えている一つは、エスカレータの乗り口に「Stand on the right」と書かれていたことだ。右側に立て!である。英語と同時にフランス語「テネヴ・アデウロワ」ドイツ語「レヒッツ・シュテーエン」も書かれていた。中国語や日本語はなかったが、その後「増設」されたであろうか。
日本に帰っても関西では、大体は右側に立って左側を先を急ぐ人のために空けているので、何処でも同じかな、と思っていたら、東京に出かけてみると、逆だった。
どうして地域によって違うのか定説はないようだ。行きかう場合は、自然に左側通行になる、というのは万国共通のようだが、追い越す場合は、何か違いがあるのだろうか。

食文化論ー鯨と兎

2005-08-19 | ロンドンの思い出(LSE時代など)
イギリスの世界地図では、イギリスが真ん中にあり、日本は東の端にある。ために日本はイギリスでは「far east(極東)」と呼ばれる。私は、イギリスにいた頃、イギリスの友人に「日本の世界地図では、日本が真ん中でイギリスは西の端「far west(極西)」ではないか」と言ってやったことがある。多分その時に友人は「日本人は野蛮なところがある、可愛い鯨を食べるのだから・・」と言った。すかさず私は反論した。「人間は、その土地土地で食べられるものを工夫して食べてきたのではないか。それが食文化というものだ。鯨を食べてきたのは日本の食文化で、私も子供の頃から食べてきた。確かに乱獲で絶滅させる捕り方は反省すべきだが、計画的に増えてきたら又食べても良いと思う。貴方が鯨を食べるのが野蛮と言うなら、我々の目から見て、肉屋の店先に兎を宙吊りにして売っていて、それを食べるのこそ可愛い兎の虐待で野蛮である。」と。今度行ったら、もう一回20数年ぶりに聞いてみようかな。

私の考え出した言葉(38)旅はたびたび

2005-08-19 | 私の考え出した言葉
これは一般にも流布しているので、誰が一番初めに言ったかが問題となろう。私が初めて言ったのは1987年3月である。その時、囲碁の格言を利用しながら「少なくとも同じところに二度行きたい」と言っている。囲碁の格言とは「二石(にもく)にして捨てよ」というものだ。一石なら後ひとつで取れるところ、二石に伸ばせば、取るのにあと三石も手がかかる、つまりそれだけ強くなる、ということである。同じように、同じ所に二度旅をすると、印象は格段に強くなる。一度目に見落としたことも確認できるのである。
また、旅は元気なうちに遠くへ、ということも言う。生活空間は、足の衰えや意欲の衰えで私の年代では段々縮小する傾向があるからだ。だから、今度、宇宙とまで言わないが「far east」から「far west」へ旅をしようと考えている。