生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信898 ・「脱原発」を明確に打ち出した朝日新聞

2011-05-23 06:26:50 | 日記
おはようございます。「募金箱にこころを入れるとき人は祈る形に頭垂れゆく」(本日の読売花壇より)
生き生き箕面通信898(110523)をお届けします。

・「脱原発」を明確に打ち出した朝日新聞

 今朝の朝日新聞3面に掲載された若宮啓文・主筆のコラムには、久しぶりにほっとするものを感じました。「脱原発で東北ビジョンを語れ」という見出しで、主要国首脳会議(G8)に出席する菅首相に対して「世界有数の地震国として『脱原発』の国造りを鮮明にするがよい」と、「脱原発」を明確に主張しました。

 こうも指摘しています。「太陽光や風力を軸に『東北を新たな自然エネルギーの供給の場に』と語った菅首相は、そんな『東北ビジョン』を世界の実験とすべく、技術や資金の投入を呼びかけてはどうか。内向きにも弱気にもならず、外国と結んで災いを福に転じる気概を示すこと。それが首相の役目に違いない」と。

 新聞の論調はこうであるべき、と思いました。朝日の社論を仕切る主筆のコラムで主張を明確にしたのですから、この若宮主筆のもとでなら、当分、朝日の論調がぶれることはないと見ていいのではないでしょうか。

 日本が立ち直るためには、新聞の論調の立ち直りが不可欠だと思っていました。だから、少し明るさを感じます。あとは、私たちのいわゆる「世論」です。結局、世論で日本を立ち直らせる以外にない。本当の歴史はそう示しています。