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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信885 ・日本再生の希望はらむ孫正義氏の挑戦

2011-05-10 06:31:49 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信885(110510)をお届けします。

・日本再生の希望はらむ孫正義氏の挑戦

 ソフトバンクの孫正義さんが「脱原発」をめざし、近く「自然エネルギー財団」を設立すると報じられました。その孫さん自身による記者会見が「自由報道協会」の主催で行われ、会見の模様を伝える動画をSさんが送信してくれました。

 「自然エネルギー財団」は、孫さんが寄付する10億円をもとに設立され、世界トップの科学者100人からの政策提言により、原発のない社会をめざそうとするものです。「原発ムラ」に真っ向から挑戦するものです。

 会見では、「佐藤栄佐久・前福島県知事がやられたように、原発ムラからのあらゆる手立てを使った孫つぶしが予想される」との質問が出されました。これには「人間には時として正義を貫き通さなければならないときがある」と、覚悟を語りました。「私が倒れたときには、よろしくお願いします」と冗談めかして。

 孫さんは「私はつい先ごろまで何も分かっていなかった。が、原発の危険を知ってしまった以上、『知って行動せざるは罪』だと思うようになった。私たちの子どもたち、孫たち、後々に来る人たちのために、避けて通れない重大な、責任のあるテーマだと思う」とも。

 被災地には、個人として100億円を寄付。発売中の月刊誌「世界」6月号では、「東日本にソーラーベルト地帯を」と具体的な提言をしています。「東日本はソーラーばかりでなく、風力利用も含め自然エネルギーの活用による一大産業を起こす。それが雇用の創出にもつながるのではないか」と、構想を語っています。

 「政府は奇しくも大震災が起きたその3月11日午前に『1kWhあたり40円で、全量を20年間買い取り』する制度を閣議決定しました。歴史の不思議さを感じます。いまはこの閣議決定の内容を1日も早く、最優先で国会を通し成立させることが必要だと思う」とも主張していました。

 「金持ちの道楽と言われたり、そんな暇があれば本業の事業をちゃんとやれ、と言われたりする。それはその通りという面があり、毎日悩んでいる。しかし、自分の一生は一回限り。生まれてきた使命を果たせるのか。できるか、できないか、分からないが、やらなきゃならん時がある、と思う」と、率直に心情を話していました。

 原発ムラからは、本腰を入れた「孫つぶし」「ソフトバンクつぶし」の策略がはじまるでしょう。その策略には、日本の大手のメディアが総動員されるとも予想できます。まずは「孫の売名行為にすぎない」と、過小評価してやり過ごすところからスタートし、次はお決まりの「カネと女」にからむネガティブ・キャンペーン。この場合、事実はどうあれ、でっちあげも含めて行われます。

 ぼくは、孫さんの実行力を応援したいと思っています。